2017年11月 8日

X! 感じてみろ X! 叫んでみろ X!

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 ……と、X JAPAN の代表曲『X』のサビが似合う感じの新ハード、Xbox One X。叫ぶ必要はないけど。
 昨日は、その発売日でござんした。

 しかし、マイクロソフトは金持ってるんだから、ホントに X JAPAN を起用して、ハデに宣伝すればいいのに。
 最近の YOSHIKI はサービス精神旺盛だから、やってくれそうな気がする。
 「さめきった街に別れを告げ 荒れ狂う刺激に身をさらせ」って、
 そのまま 4K とか HDR のスゴさを表したキャッチコピーになりそうだし。


 さて、PS4 Pro、PS VR、ニンテンドースイッチ、ミニスーファミと、最近は転売屋のせいで新ハード=品薄というイメージが強いが、
 その魔の手は、まさかの One X にまで及んだ。ホント見境ないな、転売屋。どんだけ狭いターゲット狙ってるんだ。

 転売屋の横行によってAmazon はもう絶望的だったので、10月からマイクロソフトストアのこのページを度々チェックしていたのだが、
 あるとき、注文が可能になった瞬間があって、急いで手続きしたところ、購入完了。
 しかし購入履歴をチェックすると、何やら11月下旬くらいの日付が書かれていて、
 「あー、二次出荷以降の分かー。残念」と思っていたのだが、一昨日、普通に発送されて焦った。
 買おうと思っている人は、マイクロソフトストアのマメなチェックをオススメ。

 というわけで、手に入れてしまったので、レビューというほどではないけど、
 現在の Xbox One X というハードについて、チョロッと書いておきたい。


 ・ ・ ・

 まず、PS4 Pro と同様、これでしか遊べないゲームというのは存在しないし、
 目玉となる 4K や HDR についても、そもそも対応した液晶モニタを持っていないと、そのスゴさが充分に味わえない。

 さらに、今現在、4K と HDR に両対応した手頃なゲーム用液晶ディスプレイというのは思った以上に存在しておらず、
 「やたら高い」 or 「価格はいいけど、レビューを見る限りでは何かしら欠点がある」の二択。
 4K と HDR 自体がそもそもまだ普及していないものなので、仕方ないといえば仕方ないが、
 モニタごと環境を揃えようとすると、どうにもまだ適していない時期なのだろう。
 リビングに 4K テレビを置いている家庭とかならそれで遊べばいいと思うが、
 ゲーム用と PC の液晶ディスプレイを並べてキャプチャ環境を作っている身からすると、たいへん難しい問題。

 それでも、4K ディスプレイを買うとしたら……とイロイロ調べたところ、現時点ではこれがいいんじゃないかという結論に至ったが、
 レビューを見る限りでは画面の焼き付きが気になるのと、半光沢らしいので、映り込みと、目が疲れやすそうというのも気になる。
 ただ、NTT-X store にて 11月13日まで12,000円くらい値引きされるらしく、悩みどころ。
 「43インチで 4K で HDR 対応で5万円だぜ? 絶対お得だよなー」と思う反面、ならばなぜ安値で売り急ぐのかという疑問も。
 店側としても早く売り抜けたい理由……何か欠点があるんじゃないか、と勘繰ってしまう。


 ・ ・ ・

 4K 環境はそんな感じなので、Xbox One X 自体、ハッキリ言って今すぐに買う必要性は低いのだが、
 発売前の情報で、単純に性能が上がったことによる読み込み時間のスピードアップや、
 「Xbox One X Enhanced」に対応したタイトルの画質向上が気になっていた。
 これらは、4K 環境でなくとも多少の恩恵はある。
 今年を振り返ってみると、個人的に Xbox One の酷使度は高かったので、読み込み時間短縮が望めることを考えると、
 先行投資と「時間を買う」という意味では良かったのかもしれない。

 「Xbox One X Enhanced」は、Xbox360 の互換タイトルでも有効なタイトルがいくつかあり、↓この動画を見ると、たしかにスゴい。
 (※ PC 上で、動画を全画面に拡大しないと分かりづらいと思うので注意。)

 「Xbox One X Enhanced」を試すにあたり、旬のソフトでいうと『アサシン クリード オリジンズ』あたりなのだろうが、
 とりあえず手持ちのタイトルで今すぐ恩恵を受けられそうなタイトルは FF15 くらいしかなかったので、テストがてら、これで確認。
 以前の記事では、PS4 版と比べて明らかに画質が低かった Xbox One 版だが……。

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左から、Xbox One、PS4、Xbox One X。
なるべく同じアングルにしてみたけど、ノクトが常にフラフラと動くので、ポーズの違いはカンベン。

 確実に、PS4 は超えている。地面のアスファルトが一番分かりやすいが、
 拡大してみると、後ろのタイヤの溝がクッキリしているのも、差が分かりやすい。

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 ※クリックすると大きな画像になります


 ついでに、シドニーちゃんの接写比較。

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 ※クリックすると大きな画像になります


 上が PS4、下が Xbox One X。これは、撮影した写真をさらに拡大してみたもの。
 元画像は1920×1080で、PS4 がこれで、Xbox One X が、これ。

 PS4 のほうの画面右端の髪の毛を見ると分かるが、Xbox One X のほうが、より精細に表現できている。
 とはいえ、さすがにここまでくると、普通にゲームをやっている分には気付けないレベルだし、
 比較するなら PS4 Pro なので、むしろノーマル PS4 の性能の高さを再認識する結果といえる。

 あと、シドニーもフラフラとよく動くので、まったく同じ位置・条件での比較撮影は難しい。
 時間経過で太陽の位置も変わるため、顔にできる陰影も異なってくる。
 なので、あまり細かすぎる部分については、参考程度に。


 俺は PS4 Pro を持っていないので、それも混ぜての比較はできないのが無念だが、YouTube でそれらしき比較を見つけてきた。


 (※ PC 上で、動画を全画面に拡大しないと分かりづらいと思うので注意。)

 ほんのわずかながら、Xbox One X が上回ったというところだろうか。
 一応、Xbox One X はスペック上では PS4 Pro を上回っていたはずなので、順当な結果といえる。


 あと、合わせて SSD も買ってみたので、ロード時間チェック。
 セーブデータを選択後、ロード画面開始からキャラを動かせるようになるまでを計測。

 ・One で外付け HDD……1分46秒
 ・One で外付け SSD……28秒
 ・X で外付け SSD……24秒

 X がどうこう以前に、SSD 効果がハンパねぇ……。というか、前々から長いとは思ってたけど、1分46秒もかかっていたことに驚き。
 「X で外付け HDD」も計測すべきなんだろうけど、Xbox One X でのFF15は71ギガもありやがるので、
 あまり大きなファイルを頻繁に書き込んで SSD の寿命を早めたくないでござるの巻。許せ。
 多分、ググッたらもっと詳しい検証結果が出てくるよ(ひどい)。
 ちなみに、X は画質が上がった分、読み込むデータ量は増えているはずだが、それでも4秒速くなっている。

 SSD はTranscend の240GBをチョイス。Crucial の525GBと随分悩んだが、PC 用ではなくゲーム用であることを考えると、
 そのときそのときで重点的に遊んでいるソフトだけを SSD に移せばいいなと思い、節約。
 しかしメチャクチャ軽いのね、SSD って……。


 あと、多分年末までには配信されるとは思うのだが、ググッても正確な配信日時が出てこない、
 『マインクラフト』の DLC "スーパーデューパーグラフィックパック"。
 PC 版で大幅な画質向上をさせて話題になった、いわゆる "影MOD" に似た効果をもたらす DLC で、
 ↓これを見ると、マイクラ好きとしては、さすがにやってみたくなる。

 これは X でなくとも、普通の One や Windows 10 でも遊べるらしいのだが、やはり処理的には相当重くなるだろうし、
 高性能 PC もしくは X が好ましいだろう。
 この DLC を同梱した『Minecraft: スーパー プラス パック』というパッケージ版が12月7日発売になっているので、
 配信時期もその頃なのかなぁ……。(※延期になった模様。Amazonを見る限りでは、来年5月1日?)


 4K に関しては、とりあえず HDR を諦めればそこそこの価格でモニタが買えるので心が揺らぐが、
 結局のところ、4K や HDR が反映された画像をキャプチャできないのなら、このブログで伝えることもできない。
 これは来年の課題ということにしよう。お手頃価格の 4K キャプチャ機器、早く出ないかな……。

 現行機の 4K 環境という意味では、PS4 も PS4 Pro に買い換える必要があるし、
 4K 映像は HDMI ケーブルも変えないと電力不足に陥って映像が切れたりするらしいので、
 PS4 Pro と Xbox One X の HDMI セレクタも変える必要が出てくる。

 ゲームは時間に対してお金のかからない、コストパフォーマンスが良い部類の娯楽だったはずだが、
 それも昔の話なんだなぁと思い知らされる……。


●ハードの所感

 静音。これに尽きる。サイズも、かなり小さい。
 特にサイズに関しては、One S からの移行な人はそれほどでもないのかもしれないが、
 初期型 One からだと、かなり違う。スマートになったなぁという印象。

 唯一、気になるのは、本体後方から出る排熱。
 かなり熱いので、後方には充分なスペースが必要なことと、
 ケーブル類が後ろなので、ケーブルがこの熱風にさらされ続けて大丈夫なんかな、という不安はある。
 まあ、これは PS4 も同じではあるが……。


 あと、すでに One を持っている人向けの話になるが、外付け HDD・SSDは、One から X に繋ぎ変えるだけでそのまま遊べる。
 膨大な量の積みゲーの移動をどうしようと思っていた人は、ホッと一安心。

 しかし、問題は内蔵 HDD の中にあるデータ。
 外付け HDD に、内蔵 HDD で使っている量を上回る空き容量がある場合は、
 単に全部のデータを外付け HDD に移動してから繋ぎ換えるだけでいい。

 だが俺の場合は、すでに外付け HDD もいっぱいいっぱいの状態。
 丸ごと別の HDD にバックアップしてから X に繋いで戻すという方法もあるようだが、別の HDD を用意するのも手間なので、
 One の内蔵 HDD →外付け HDD →( X に繋ぎ変え)→ X の内蔵 HDD……という流れで、
 バケツリレーのようにデータを移動させていった。これが結構時間かかった。
 外付け HDD も、思い切って 4TB くらいのを買うべきなのかもしれん。調べてみたら、4TB でも1万円を切っていて驚いた。

 ……とりあえず本体の内蔵 HDD も 1TB になったことだし、あと 500GB の猶予があるうちは、だましだましやっていこう。



2017年10月30日

初代Xbox互換対応スタート

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 Xbox One が、ついに初代 Xbox ソフトの互換対応を開始。
 一度に全部というわけではなく、まずは13タイトルだが、権利関係の問題やタイトルごとの検証がある以上、仕方のないことだろう。

 今回の互換対応は決して「当時のディスクをまだ持っている人向けの酔狂なサービス」ではなく、
 互換対応したソフトはダウンロード版を新たに購入することもできるようになっている。
 ゲームアーカイブスやバーチャルコンソールの Xbox 版……の立ち位置に加え、
 当時のディスクを持っている人は無料でそのまま楽しめる。

 さらに、データはすべてHDDにダウンロードするようなので、おそらくディスクは起動時のチェックにのみ使われ、
 ゲーム中もずっとディスクが回転するようなことはない。
 単純な復刻ではなく、今のハード性能とエミュレーション技術によって高画質化・高フレームレート化もされており、
 HDDから読み込むことで、ロード時間も短縮。当時よりも良い環境で遊ぶことができる点は、純粋に素晴らしい。

 ちなみに今回の互換タイトルは Xbox360 上で見るストアでも確認できていて、
 Xbox One と Xbox360 の両方で、初代 Xbox 互換ができていることになる。
 Xbox360は元々、結構な数の初代 Xbox タイトルの互換に対応していたので、この辺の説明が難しいというか語弊があるというかなのだが、
 たとえば海外では『STAR WARS: Knight of the Old Republic』や『BloodRayne 2』など、Xbox One での対応に加え、
 「元々、Xbox360 にディスクを入れれば動いてはいたが、今回新たにマーケットプレイスでダウンロード版の販売も始まった」という感じ。

 というわけで互換対応記念に『NINJA GAIDEN Black』を買ってみたのだが、画面が恐ろしく綺麗でビビッた。

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写真だと分からないけど、フレームレートも高い。

 全タイトルでこのレベルが実現できているわけではなさそうで、『NINJA GAIDEN Black』の場合は
 特に元々の素材が良かったみたいなのだが、もはやHDリマスター。
 これを、ソフト側をいじらずにハード側の技術だけで実現しているのがスゴい。


分かりやすい比較動画。まさか、ここまで変わるとは……。


 ただ、ダウンロード版だと説明書がなくて困るのだが、Xbox.comで落とせるはずの取扱説明書のPDFが、なんかおかしくなってて読めない。
 うーむ、せっかく互換対応したのだから、こういう細かいところもちゃんとしてほしいものだ。


 あと個人的に気になっていたのは、海外のラインナップを日本でダウンロード可能かという点。
 Xbox One では海外のマイクロソフトポイントさえ入手できれば、それをアカウントにチャージして海外ストアからソフトの購入もできるので、
 正直期待していた……のだが、今回の互換タイトルについては、海外でしか配信されていないタイトルは、日本からだと購入できない。
 購入確認画面まではいけるが、日本からは買えない旨の表示がされる。地域制限である。
 VPNをかませばいけるのかもしれないが、ウチの環境だとVPNが上手くいかないので、ひとまず保留。

 Xbox One は今でこそリージョンフリーだが、リージョンロックがかかっていた時代のソフトを復刻となると、
 さすがにその辺まではフリーにできない事情というか法律的なものがあるのだろう。

 そうなると次に気になってくるのは、海外版のディスクがあればいけるのか? という点。
 データをダウンロードする形式なので、地域制限がかかっているならダメかなー……と思っていたのだが、
 試しに『BloodRayne 2』のディスクを入れてみたらダウンロードが始まり、無事にプレイすることができた。
 対応タイトルの、海外版ディスク相場が上がるのか、これは……。

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さすがに画面は『NINJA GAIDEN Black』ほどの美麗さではないが、遊べるだけで充分。
このシリーズの主人公・レインは、海外では人気のゲームヒロインなんだぜ……。
ちなみに海外でしか出ていないだけあって、敵の首やら腕やらがマネキンの如く飛び散ります

 この調子でどんどん互換対応していってほしいなァとは思うものの、こういう過去作品の復刻系の常、
 すでになくなってしまったメーカーのソフトや、どこが権利を持っているか分からないソフト、
 ゲーム開発会社以外の版権が関わっていてロイヤリティーがクソ高そうな作品などは難しいだろうなぁと思わされる。

 特に『Fatal Frame』の1作目と2作目は Xbox360 の時点で互換に対応していたし、One でもなんとかしてほしいところだが、
 『零』シリーズは Wii の『月蝕の仮面』以降、任天堂が権利を持っているかのようなリリースの仕方なので、なんとなくイヤーなヨカンがする。
 ただ、PS3のときに、3作目の『刺青の聲』が海外でPS2アーカイブスとして配信されたこともあるので、あきらめずに期待したい。
 ユーザーの声としては、海外で大きく動いてもらわないと難しいと思うので、海外の『零』ファン、がんばってくれ!

 クラウドファンディングじゃないけど、メーカー側やマイクロソフト側で「これくらいのお金が集まったら互換できます」
 みたいな企画をやってくれたら、ユーザー側も動きやすいのになぁ。
 投資してくれた人には、互換対応の暁にダウンロード版が無料でもらえる、とかで。
 先払い形式なら、メーカーも取りっぱぐれなかろう。

 ちなみに今回のラインナップのダウンロード版は税込1,029~1,620円と良心的価格。
 互換が実現するなら、これの倍の価格を出してもいいソフトはあるので、実現に向けてがんばってほしいなぁと思う。
 『NINJA GAIDEN Black』も、Amazonだと中古価格4,000円台だが、1,029円でダウンロード版が買える。

 PS3で止まってしまったゲームアーカイブスや、ニンテンドースイッチがバーチャルコンソールをなかなかスタートしなかったりと、
 過去作の復活は思ったより利益出てないのかなぁとも思うが、「実際に今すぐそれで遊ぶかどうか」ではなく、
 「いつでもそれが遊べることの安心感」というのは大事だと思う。
 もちろん、コストは回収できないと続かないので、「買わせる施策」も大事になってくるとは思うが……。

 そのひとつの形が、バカ売れしているミニスーファミだと思うので、早く普通に買えるようにしてくれ。
 なんだよ、Amazonの出品数470超えって……。




2017年10月 6日

2冊のミニスーファミ本

 ついにミニスーファミが発売となったが、買えるメドは立っていない……。
 ただ、今回は多く製造したというだけはあって転売価格の低下が早いので、
 年内には普通に買えるようになるのでは……と楽観視している。

 というわけで寂しさを紛らわすために、同時発売された2冊の本、
 『スーパーファミコン通信 ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン発売記念スペシャル号』
 『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine ミニスーパーファミコン特集号』
 の、比較レビューでも。

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●DVDのファミマガ、企画のファミ通

 両誌はミニファミコンのときにもこうした本を出していて、そのときも両方とも購入して比較してみたのだが、
 ファミマガのほうは、当時掲載されていた雑誌の攻略情報のページなどをそのままスキャンしてPDF化。
 それらを大量に収録した付録DVDの情報量・価値が高かったため、全体的にファミマガ優勢な感じだった。

 ファミ通のほうは、ペーパークラフトやら、有名クリエイターたちに「あと1本追加できるとしたら何を入れたい?」の質問、
 当時を回想する高橋名人と毛利名人の対談……などが目玉だったろうか。
 クリエイターたちへの質問は、今回の本でも同様におこなっている。

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こちらは、ミニファミコンのときの両誌。

 今回もファミマガの付録DVDは圧巻の量だが、ファミ通側も負けていない。
 なんと当時の攻略本である、
 ・『ゼルダの伝説 神々のトライフォースのすべてがわかる本』
 ・『ファイアーエムブレム 紋章の謎 攻略の手引き』
 ・『星のカービィ スーパーデラックス ふわふわ大図鑑』

 の、3冊のデジタルデータを丸ごと付録につけている。

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どれも古い本だが、『ゼルダの伝説 神々のトライフォースのすべてがわかる本』にいたっては、
そもそもAmazonに登録されていないほど。

 DVDではなく、BOOK WALKERで読める電子書籍のダウンロードコード形式なので、ちょいと手間ではあるが、
 スマホやタブレットはもちろん、PCで読めるアプリもあるので、Kindle と大差はない。
 なお、ダウンロードコードには期限があり、2018年10月4日までとなっているので注意。

 もし収録タイトルすべての攻略本が付いていたらさすがにファミ通の完勝だったが、
 双方、自社の強みである過去の資産をフル活用してきたなという感じ。
 というか、こういう機会に過去の攻略本を電子書籍化して売ればいいのに、と思う。
 古い物は貴重で入手困難なものも多いから、価格次第では、ミニスーファミを買わない人も買う可能性がある。
 これもまた何か権利関係やら、電子化の作業の労力に対して売上が期待できないとかの問題なのかなぁ……。

 そして一番驚いたのが、このファミ通の本の宣伝がファミマガに載っていること。
 その逆で、ファミ通のほうにもファミマガの宣伝が載っていた。
 争って共倒れになってる場合じゃねーぞということなのか、
 お互いに宣伝し合っても「ミニスーファミが琴線に触れる層なら確実に両方買うだろう」という目論見の上でのことなのか。


●内容の比較

 ファミマガは『スターフォックス』と『スターフォックス2』の攻略を小冊子で付けているが、
 『2』に関しては、ファミ通も本誌内で攻略。結果的に『スターフォックス2』は両誌とも15ページ前後で攻略している。
 両誌とも全タイトルの軽い紹介記事があるが、その濃さは、ややファミマガ優勢。

 今回のファミ通はミニファミコンのときと比べると60ページほど増量しているが、
 そのほとんどは、過去のファミ通からの攻略ページの再掲載。
 だが、掲載している攻略ページは『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオカート』
 『スーパーストリートファイターII』『スーパードンキーコング』の4タイトルに絞られており、
 それ以外のタイトルについては、前半のページで軽く紹介するだけに留まっている。
 攻略内容のボリュームは良いものの、対象が4タイトルのみという点がネックだろうか。

 一方のファミマガは付録DVDに収録の攻略ページスキャンPDFで全タイトルをカバーしてはいるが、
 充分とはいえないタイトルも多い。『パネルでポン』なんか、実質、当時の紹介記事2ページのみである。

 ただ、『スーパーマリオワールド』や『スーパーストリートファイターII』は当時の付録だった小冊子がそのまま全ページ収録されていて、
 『スーパーマリオワールド』の場合は4号に渡ってちょっとずつ攻略内容が進行していた小冊子がフル収録されているため、
 ラスト辺りまでのステージが完全攻略レベルで載っている。
 クッパ城どころかスペシャルゾーンのコースまで攻略しているので、『スーパーマリオワールド』に関しては攻略本相当の価値。
 当時の雑誌の力の入れ方にもよるのだろうが、当時あまり特集されていなかったタイトルに関しては素材がなかったのかなという感じ。
 タイトルによってデータ量が全然違うが、それでも総合的に見るとファミマガ優勢だろうか。

 ・ ・ ・

 価格はファミ通が194ページで税抜925円、ファミマガが96ページで税抜1,833円。
 ファミマガはほぼ倍の価格だが、さすがにDVDが付録となると価格が上がるのは仕方ないし、
 DVDのボリュームがスゴいので、価格に見合った……というか確実にそれ以上の価値はある。
 総合的には、今回もファミマガに軍配が上がる感じだろうか。参考になれば、幸い。

 ただ、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『ファイアーエムブレム 紋章の謎』『星のカービィ スーパーデラックス』
 の3タイトルについては、デジタル攻略本が丸々付いているファミ通の圧勝。
 ファミ通はKindle版も同時発売しているので、入手のしやすさや場所の取らなさでは強い。

 結論を言うと、どっちも買っておけ。
 ファミマガは言うまでもないけど、ファミ通のほうも、3冊の攻略本データだけでも1,000円は安い。

 ミニスーファミ買えなくても、ソフトをレトロフリークにでも突っ込んでプレイすればいいさ……。



2017年10月 5日

読み返すために……

 気付けば、4か月も空いてしまった……。
 やっぱり、何かと書き残しておかないと、わりとマジで「この期間、何があったっけ」となったり、
 あとで自分で読み返す楽しみがなくなるので、継続的に何か書いておかないとイカンなぁと反省。
 読み返す楽しみを得るために書く、新世紀オナニー。
 イェーイ、数年後の自分、見てるー? こちらは現在、ミニスーファミの転売屋がウザいで~す。

 というわけで、書き残すというほどでもないのだけど、メモッておきたいことが。


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 ↑のリンク先は、2年ほど前に開催されたベーマガ関連トークイベントの第2弾の告知なのだが、
 登場する人たちのリストを見て驚いた。


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 つぐ美さんって実在してたのか……。ファミ通でいう森下万里子のような存在だと思ってたよ。

 ベーマガは、時代の流れに飲み込まれて消えた雑誌のひとつではあるのだけど、
 今もしKindleなどで過去のバックナンバーが安く読めたら、余裕で片っ端から買う。
 少しでも読み返したいと思える雑誌は、良い雑誌であった証拠だと思う。

 血気盛んな山下章の記事も読みたいし、読者の闘技場も読み返したい。
 見城こうじと萩の月ネタも読み返したいし、堕天使・悪キューレも読み返したい。
 プログラムのページすら読み返したいし、プログラムページの欄外に載っていた、他愛もない掛け合いですら読み返したい。
 現状、読み返せるのが『パソコン・レクチャー』だけだなんて……。

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『パソコン・レクチャー』より。嗚呼、愛すべき90年代のノリと絵柄。
一見、全然パソコンと関係ないけど、さりげなく本題と絡んでくる導入だったり、
よくよく考えたら祝日に全員出社してるって相当ブラックだけど、やってることがおかしいのでセーフ。

 今は亡き雑誌『ゲームサイド』で、私が在籍していた頃の読者ページにおける編集部員の会話文はすべて私が書いていたのだが、
 ここから受けた影響は強かったと思う。

 『ユーゲー』時代はともかく、『ゲームサイド』になってからの読者ページでの会話ときたら、事務報告みたいな平坦な会話文で、
 「つまらない」を通り越して、お通夜みたいになっていたので、「こんなんで読者がハガキを送りたくなるわけないだろう!」と
 改革を試みたのだった。編集部員の分かりやすいキャラクター性や「楽しげな雰囲気」は雑誌として絶対に大事だと思ったので。
 そういったテイストの好みは人それぞれなので、もし、当時そういうのがイヤだなーと感じた人が居たら、スマン。
 良かったと感じてくれた人が居たら、ありがとう。

 ちなみに『パソコン・レクチャー』も、いつの間にか④まで出ているので、ベーマガファンは要チェックや!(スラムダンク)
 私はもちろん全部購入済み。全部買っても400円って……。

 ……というわけで、期せずして "読み返したい"……というキーワードで冒頭と内容が繋がり、ひとりでニヤついているわけですが、
 読み返したくなるものを目指して、コツコツ書いていきたいと思います。
 ……とか書くとハードルが高くなるので、ぼやきみたいな内容でいいから書こう。
 「アマゾンって、高額の買い物のときだけ、やたら発送が早くない?」とか。


 ■関連記事:くりひろし『パソコン・レクチャー② Dr.Dとつぐ美の新パソコン・レクチャー(1)』



2017年6月 3日

NS『聖剣伝説コレクション』レビュー

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 ゲームボーイ版の『1』、スーパーファミコン版の『2』と『3』の計3作を収録したソフト。
 スーパーファミコン版の『2』以外は初の復刻で、今までバーチャルコンソールにもなかったので、復刻の価値は高い。

 実際に買ってみて初めて知ったことといえば、クイックセーブ/ロードが可能ということ。
 昔のゲームを今の時代に遊ぶにあたって、これの有無は非常に大事なことだと思うのだが、
 なんで、もっと大々的に宣伝しないかなぁ。あってホントに良かった。
 公式サイトAmazonの商品ページに載せておくべき、重要な情報だと思う。
(※後日、公式サイトにてクイックセーブデータについての解説や、当時の取扱説明書などが掲載された模様。)

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クイックセーブは1作ごとに3か所ずつ保存しておける。


 その他、サウンドテストも搭載。ここのインタビュー記事を読む限りでは、実機で聴こえる音を徹底的に再現したらしいので、
 サントラを持っている人でも、価値の高い機能となっている。

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あの名曲『Powell』も聴き放題。
欲を言えば、曲ごとに、その曲が流れる場面の画面写真 or 動画を映し出してほしかった気もするが、
終盤の曲だとネタバレにもなってしまうのでダメか……。


 バーチャルコンソールの平均価格を考えると、3作で税抜4,800円という価格は高く感じるが、
 『セガ3D復刻アーカイブス』シリーズを手掛けたM2によるものなので、丁寧な復刻には絶大な安心感がある。
 画面モードも豊富で、大きめ・小さめ・ドットクッキリ・ドットぼかしに加え、ゲームボーイ版は色味の変化も多彩。
 Amazonの商品ページにある画面写真は、一体どこから引っ張ってきた画像なんだという画質の悪さなので、スゴい損してる気がする。
 「実際は、こんなにキレイなんだぜ」という意味も込めて、実際に使えるすべての画面モードの写真を以下に載せておきたい。


 ※↓の画面写真は、実際のフルサイズ(1920×1080)でキャプチャーしたものを掲載している。
 クリックすると巨大な画像になるので、閲覧環境によっては注意。


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ゲームボーイ版・画面グレー

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ゲームボーイ版・画面赤(スーパーゲームボーイ時の再現)

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ゲームボーイ版・画面緑(ゲームボーイ時の再現)

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スーパーファミコン版・ドットクッキリ

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スーパーファミコン版・ドットぼやけ


 欲を言えば当時の資料や、パッケージ・説明書、広告なども収録してくれると嬉しかったが、
 その辺りはまったくなかったのが残念といえば残念か。


 基本的にベタ移植だし、移植具合は関しては完璧なので、何の文句もないデキ。
 ただ、『2』に関しては、当時からそうだったのだが、デフォルトの決定ボタンがBなのが、ちょっと厄介。
 クイックセーブの画面を開いたときの決定ボタンはAなので、ゲーム中にクイックセーブ/ロードをするとき、感覚が狂う。
 幸い、『2』にはキーコンフィグ機能があるので、↓の画面のように設定すると、Aで決定、Bでキャンセルにできる。

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個人的なオススメ設定だけど、人によっては余計に混乱するかもしれないので、お好みで。


●総括

 3作とも軽くプレイしてみたが、どれもストレスなく、快適に遊ぶことができた。
 据え置きモードでやるときはNintendo Switch Proコントローラーでのプレイをオススメしたい。
 このコントローラは価格がお高いが、手に持ったときのシックリ感や、コードレス状態での充電池の持ちが長く、
 これまでの個人的ベストコントローラだったXbox360のコントローラを超えていると感じる。
 『ゼルダ』でも、このコントローラにお世話になっている。……中盤で止まってるけど。

 どれも古いゲームだが、今遊んでも古さを感じさせず、特に『2』と『3』を比較してみると、
 当時のスクウェアのドット絵黄金期時代のこだわりというか執念が感じられる。
 『2』はバーチャルコンソールでも配信されているが、このスイッチ版はバーチャルコンソール版特有の画面の暗さやぼやけもなく、
 明るくクッキリとした画面で楽しめる。聖剣シリーズを遊ぶなら、現時点での決定版といえる。


 このソフトは、スクエニ的にはニンテンドースイッチにまだソフトが不足しているこの時期に出すという "スピード" も重要だったはずで、
 そこを守りつつ、手を抜かない丁寧な移植を両立したという点でも、グッジョブな品。

 ただ、リメイク版の『聖剣伝説』も一緒に入れちゃって良かったんじゃないかなーという気もする。
 価格的には、そこまで入っていれば文句ないし、リメイク版の『聖剣』はまだやっていないという人や、
 「この3作のベタ移植だけじゃなぁ……」という人にも、最後の一押しになるし。
 でも、今回の収録タイトルはすべて過去に任天堂ハードで発売されたものなので、なんかそのへんの制約もあるのかなぁと思ったり。


 そういえば、『2』が記憶以上に難しくて驚いた。「こんなんだったっけ!?」と。
 敵の攻撃を受けるとダウンするのだが、ダウン中にもダメージ判定があるため、軽いハメ状態になって嬲り殺しにされることも多い。
 最初のボスのマンティスアントも、やたら気絶状態にさせられる攻撃が多く、「最初のボスがこんなことしてきたらダメだろ……」というレベル。
 この戦闘では死んでもいくらでも復活できるが、正直、何回復活したか分からんほど。


 とりあえず、『1』でレベル99になったときに無限レベルアップを繰り返すバグと、
 『2』のマナの剣が作れる裏技は潰されているのかの確認をしたいけど、どっちも、終盤までやらないと確認できないんだよな……。
 インタビュー記事を読む限りではでは致命的なバグは潰したらしいから多分できないとは思うけど、
 マナの剣に関しては、何らかの方法で作れてしまったほうがロマンがあるな……。

 あと、ポプテピピックでもネタにされている「ヘルサザンクロス」でクスッとするためにも、みんなもっと『聖剣伝説3』をやるといいと思います。



 
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