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全攻略本ガイド

『クロックタワー』の攻略本は、スーパーファミコン版で 1 冊、プレイステーション版で 4 冊、Windows 95 版で 1 冊、計 6 冊が発売されている。酔狂なことにすべて持っている筆者が、主観を交えて各本に一言コメントしておきたい。これから手に入れようとしている人の参考になれば。

 各攻略本には間違いや誤植もあったりするのだが、検証作業も含めて、まだすべてまとめきれていない。

双葉社

スーパーファミコン完璧攻略シリーズ 137
クロックタワー
必勝攻略法

850 円(本体 825 円)
1996 年 6 月 10 日 第 1 刷発行
双葉社
80 ページ(巻末折込マップ除く)/B6 判

 唯一の、スーパーファミコン版の攻略本。判型が B6 と小さめではあるが、充分な内容が見やすく詰まっている。巻末には、バロウズ邸の全体図を把握するための折込マップも。

 とにかくスーパーファミコン版の攻略本はこれ 1 冊しかないため、他機種版との差を調べるのに重宝した本。また、登場人物紹介のページで描かれているイラストが公式のものではなく、オリジナルのものになっているのも味わい深い。

双葉社

プレイステーション完璧攻略シリーズ57
クロックタワー<ザ ファースト フィアー>
必勝攻略法

900円(税抜)
1997 年 8 月 10 日 第 1 刷 発行
双葉社
80 ページ(巻末折込マップ除く)/A5 判

 プレイステーション版の攻略本の中では唯一、公式のイメージイラストを担当した貴山由妃 氏(現・七重正基 氏)による導入コミックが掲載されている。この存在は長らくこの本の大きなアドバンテージだったが、リワインド版に「スペシャルコンテンツ」の 1 つとして収録された。

 その他の特徴としては、ランダム系のイベントの確率に言及があること。他の攻略本にはないので、この確率が正しいのであれば、非常に有益な情報が掲載されていることになる。

 レイアウトも洗練されており、各マップは全体のどの位置なのかが分かりやすく、巻末にはバロウズ邸の見取り図も載っており、全体図が把握しやすい。プレイステーション版の攻略本としては、この本が個人的にトップクラスになる。

毎日コミュニケーションズ

毎日コミュニケーションズ Game Fan Books 50
クロックタワー ~The First Fear~
攻略ガイドブック

950円(税抜)
1997 年 7 月 31 日 初版 第 1 刷 発行
株式会社毎日コミュニケーションズ
80 ページ/A5 判

 硬めで指が滑りにくい紙質なので、ページがめくりやすい印象がある。個人的に、双葉社の攻略本との二大巨頭で、よく読んでいた本。難点を上げるとすれば、横長のマップは見開きに渡って掲載していたりするので、ちょっと見づらい箇所もある。また、見出しなどの文字の下地に使われている画像のせいで、肝心の文字が若干見づらくなっている箇所も見受けられる。この画像の上に赤文字は視認性悪いでしょ、みたいな。

 各エンディングへの分岐を解説するフローチャートが分かりやすい……のだが、エンディング D と F の説明が入れ替わっているような……?

ケイブンシャ

プレイステーション必勝法スペシャル
CLOCK TOWER -The First Fear-

950 円(税抜)
平成 9 年 8 月 15 日 初版
ケイブンシャ
80 ページ/A5 判

 ページの見開きにマップ画像がまたがっていることが一切なく、全マップのレイアウトが統一されているので読みやすい。このマップが全体でどの位置にあたるかに配慮した現在位置図も常に併記されている。

 難点を上げるとすれば、情報量の少なさだろうか。全体の文章量もかなり少なく、各マップ、攻略に必要な最低限のことしか書かれていない。いや、攻略本なんだからそれでいいじゃんと言われそうだが、双葉社の攻略本はランダムイベントの確率を表記していたり、鍵がかかっている状態での秘密の部屋 A・B の見分け方なども書かれていたので、サービス精神が旺盛だった印象がある。

パーフェクトガイド

ローカスナビブックシリーズ
クロックタワー -The First Fear-
パーフェクトガイド

1,000 円(税抜)
1997 年 7 月 17 日 初版発行
発行/ローカス
発売/主婦の友社
80 ページ/A5 判

 人物紹介のページでは他の攻略本より一歩踏み込んでおり、シザーマンの具体的な正体にも触れている。ある意味、ネタバレな気もするので、初めてこのゲームに触れる人が「さあ、これから始めよう」というときに読むとマズそう。後半のページでは、スーパーファミコン版や Windows 95版、プレイステーションの『クロックタワー2』にも言及していて、おまけページ的なものがそこそこ充実している印象の本。

 難点を挙げるとすれば、文字数稼ぎなのか、文章がやや大仰というか、もっとコンパクトにまとめられそうな内容をわざと長々と書いているような箇所が見受けられる。

発行:株式会社ローカス/発売:株式会社星雲社

クロックタワー
クルーブック

1,600 円(税抜)
1997 年 3 月 28 日 第一版 第一刷 初版発行
発行 株式会社ローカス
発売 株式会社星雲社
96 ページ/A5 判

 唯一の、Windows 95 版の攻略本。開幕 16 ページ以外は白黒で、『クロックタワー』の攻略本はこの本以外すべてフルカラーなので、見やすさ的には一段劣る。大きく見せようとした結果なのか、多くのマップが見開きにまたがっていることが多く、見やすさという点ではとにかく微妙にアレな本。

 価格も高めだが、この時代の PC ゲーム攻略本はだいたい高かったので、やむを得ない部分はある。攻略本は、想定される購入層が少なければ少ないほど定価が高く設定され、そうしないと、そもそも出版できない。

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コンテンツ

はじめに

┃エリアガイド

┃各エンディングへの道

アイテムリスト

全攻略本ガイド

リワインド版の違い

トロフィー/実績ガイド



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