2025年1月21日

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PS クラシックスカタログ版『バイオハザード ディレクターズカット』、やはりトロフィーはナシ

 本日から配信開始となった、PS クラシックスカタログ版『バイオハザード ディレクターズカット』。2022 年に配信されたときから本体内に残してあったのだが、そのデータにアップデートはあったものの、トロフィーは相変わらずナシ。無念。あと、『ディノクライシス』もだが、1,000 円で単品購入が可能になっている。

 他に気になった点としては、ストアデータの発売日が「2025/01/21」になっている。つい先日までは「2022/06/13」だったのだが……。やはり 2022 年の配信は誤配信だったということなのだろうか。ちなみに海外では同時期に配信済みで、普通にラインナップに加わっている。日本だけ 3 年近く寝かせた理由は謎。

 本日同時に配信開始となった PS2 の『Indiana Jones and the Staff of Kings』(※英語版のみ)もトロフィーはナシ。 (※後日追記:『Indiana Jones and the Staff of Kings』はトロフィー有りに。配信日になかったことは確認していたのだが、1 日遅れで反映されたようだ)


2025年1月20日

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『DreadOut 2』の攻略ページをアップしました

 先日配信された『1』のほうではなく、『2』のほう。PS4 / PS5 版が 2023 年 10 月、Nintendo Switch 版が 2024 年 1 月に発売されたタイトルなので今更ではあるけど、驚いたことに、未だに日本語の攻略サイトがないっぽいので作った。

 このゲームは不可解な点が多く、クリアした人も多分「もう 1 回やれと言われたら勘弁」という感想の人が多いと思うのだけど、根気よくこのゲームに付き合った結果、だいぶ攻略しやすくなったので、忘れないうちに書き残しておきたかった。クロスバイ仕様だったので、自分で作ったこのページを見ながら PS4 版もクリアして再びトロフィーコンプリートを目指してみよう……。


2025年1月18日

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Polymega、アップデート v.1.1.33 を配信開始

 繋がらないのにどうアプデせえっちゅーねんという感じだったが、以前に使っていたノート PC をモバイルホットスポットにすることで奇跡的に接続に成功したので、なんとかアプデ完了。バンドルソフトの復元もできた。公式のアプデ情報では「Polymega が特定の Wifi ルーターに接続できない問題を修正しました」とあるので、Polymega と特定のルーターの間に問題があったようだ。

 今回の問題、繋がる人と繋がらない人で分かれていたのが不思議だったのだが、別のルーターを使ったり、ルーターを介さずにネット回線直繋ぎとかなら問題なく繋げていたということなのかな。

 とりあえず今回はなんとかなったけど、Polymega 先輩、ネット接続関連はマジで気を付けてくださいよ……。アプデできなくなるとかシャレにならん。こういうときのために、いつでも前のバージョンに戻せる仕組みとかはできないもんなのか。


2025年1月16日

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Nintendo Switch 2 が正式発表

 やっと発表へ。詳細の発表は 4 月 2 日のニンダイらしいけど、となると、発売は早くても夏以降だろうか。何気に、任天堂のハード名で前機種名に「2」が付いた後継機種は初めて。

 今回驚いたのは、数日前からネットに出回っていたリーク情報の数々が、だいたい全部当たっていたこと。形状、ロゴ、ジョイコンがマウスみたいになる等。ゲームショウ前とかでも事前にそれっぽいリークが出回るけど、あんまりバシッと当たらないのよね。数撃ちゃ当たるで、いっぱい挙げられてたタイトルの内のいくつかが当たってたみたいなことはあるけど。

 ジョイコンマウスはまだ正式に発表されたわけではないけど、動画の 1 分 13 秒あたりからジョイコンにわざわざそれっぽい動きをさせているので、多分本当なんだろう。

 で、本当だとしたら、上手くいけば一部の Steam 層を取り込める可能性が出て来る。なんだかんだでエイムが必要な系統のゲームってマウスには敵わないので、そういうゲームで PC を使っている層を引き込める。……って、USB マウスへの対応もそんなに難しくはないだろうし、USB マウスなんて安いんだから、わざわざ形状的に扱いづらそうなジョイコンでやらなくてもいいだろうと言われると、そうなんだけども。

 ただ、持ち歩くことを考えると、スイッチ2本体だけで OK で、マウスを持ち歩く必要がないのはメリットじゃないだろうか。マウスって結構かさばるし。ハードスペックは当然上がるだろうし、USB キーボードの対応も難しくはないだろうし、とりあえず EGG コンソールはこの先、安泰かもしれん。

 その他、価格とか転売対策とか気になることはいっぱいあるけど、とりあえず 4 月まで持ち越しか。

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1 月 21 日より、PS クラシックスカタログに『BIOHAZARD Director’s Cut』が追加

 2022 年の 6 月頃に配信され、その後いつの間にかヒッソリと配信停止して音沙汰がなかった、PS クラシックスカタログの『BIOHAZARD Director’s Cut』。何か問題があったのかと思ったが、にしては問題解決して再配信される気配がまったくないし、一体、何があったんだ……と謎に包まれていたのだが、ついに正式配信になる様子。いやホント、一体、何があったんだ……。

 前回配信されたときはトロフィーが付いてなくて残念だったけど、先日配信された『ディノクライシス』を見る限りでは、今回も付かなさそうかな……。頼む、後付けでもいいから付けてくれ、カプコン……。

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PS5 / Nintendo Switch『DreadOut Remastered Collection』配信開始

 地味に楽しみにしていたので速攻買ったのだが、4,950 円て。収録されている『DreadOut』と『DreadOut : Keepers of the Dark』の Steam 版はそれぞれ 1,700 円と 800 円だぞ。セール時期だと数百円になっていることもある。

 でも「Remastered」って付いてるしな……! と期待を込めてプレイするも、どのへんをリマスターしたのか真顔で問い詰めたいレベル。Steam 版のベタ移植にしか見えねえ……。メニュー画面の操作で十字キーが機能せず、スティック操作のみなのも Steam 版そのまんま。地形ハメで倒されて、ロードしてもオートセーブ方式なもんだから、さっきハメ殺された位置から再開してまたハメ殺しが始まるのも、そのまんま。

 素材は良いゲームなんだから、こういう機会にちょっとでもいいから手を入れてほしかった……。


2025年1月 4日

謎だった『トワイライトシンドローム 攻略ガイド』

 昨年中に更新するはずだったネタを正月中に急いでアップしてしまう系記事の第 4 弾。世の中、検索してもなかなか分からないことは結構あるもので……。

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『トワイライトシンドローム 攻略ガイド』。64 ページの本で、裏に「NOT FOR SALE」の文字がある。

『トワイライトシンドローム』は好きなゲームなので、関連品を調べていたときにたまたま駿河屋で見つけて手に入れた物だが、何かに付属した物なのか、配布された物なのか、どういう経緯で世に出た本なのかが分からなかった。

 何かで配布された物にしては攻略本としてガチな内容で、後から気づいたが、基本的に双葉社から発売された攻略本の流用。そのまま使われているページもある。奥付には双葉社から発売された攻略本と同じ編プロが記載されているので、違法なブツというわけではない。『究明編』の内容も含まれているため、『探索編』が発売された後に作られた物であることは確か。

 検索すれば、誰かが「これは●●の特典で付いてきた物で~」みたいな話をブログにでも書いているだろうと思っていたのだが、検索してもまったく出てこない。品自体はメルカリに出ているのも見かけるので、死ぬほどレアというわけでもない。そもそもが双葉社から発売された攻略本の下位互換みたいな内容なので、双葉社から発売された攻略本以上の価値はない。

 そんなわけでしばらく謎だったのだが、「トワイライトシンドローム Memorize」で検索すると出てくるサイトに情報が。本についてはこのページ、どういう経緯で配布されたものなのかはこのページで確認できる。こんなキャンペーンがあったのか……。期間が約 3 か月間しかなく、この間に『探索編』と『究明編』のどちらかを買った人しか手に入れるチャンスがないという、なかなかシビアなキャンペーンだったようだ。

 ……という経緯で判明したのだが、URL を記録しておくのって結構大事で、リンク先のサイトが突然消えたとしても、URL さえ分かっていれば Web archive でなんとかなることも多い。そう、これはリンク先のサイトが消えたときのための記事……。

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 お返しに、ネットで検索できる情報に貢献……というわけではないが、ちょっと気になる情報を書き残しておきたい。

 このサイトのおかげでキャンペーンの期日が「96 年 12 月 15 日 ~ 97 年 2 月 28 日」だったことが判明したのだが、双葉社から発売された攻略本は 96 年の 9 月 10 日に第 1 刷発行。本の発売からわずか 3 か月後に、近い内容の本を新たに作って配布しちゃうのか? と思わなくもない。一応、500 円切手を同封する必要はあるが……。

 もう 1 つ。双葉社の攻略本の奥付には、98 年の 9 月に「新訂発行」とあるのだ。1 刷の本に何か致命的な間違いがあったのか、需要がまだあって増刷することになったのかは分からないが、発売から 2 年後に増刷してるってスゴくないだろうか。大手メーカーの有名ロングセラータイトルのゲームの攻略本ならまだしも、『トワイライトシンドローム』がそんなだったとは……。


2025年1月 3日

映画『リング/らせん』サウンドトラック

 昨年中に更新するはずだったネタを正月中に急いでアップしてしまう系記事の第 3 弾。

映画『リング/らせん』サウンドトラック


 映画『リング』で貞子が迫ってくるときの BGM が久々に聴きたくて、サントラを探したらお手頃価格だったので購入。あんな怖い曲を聴きたいなんて頭おかしいんじゃないのと思われるかもしれないが、この曲はスゴいんだ。昔、映画を観ているときは単に「怖い曲」という印象しかなかったが、改めて聴いてみると、そのスゴさがよく分かる。

 サントラの 4 曲目にある「遺伝子」という曲なのだが、この曲は、真田広之が演じる高山竜司と、松嶋菜々子が演じる浅川玲子の 2 人が呪いのビデオの最後に映る井戸の位置を突き止め、呪いのビデオのタイムリミットに追われているシーンから、その後の高山に迫るクライマックスまでのシーンで流れる複数の曲が組み合わさった形になっている。

 聴きたかったのは、この曲の 2 分 37 秒からの、貞子が “出て” くる例のシーンに流れる曲。高山竜司の心臓が停止するまでの間に流れる BGM なのだが、特徴的な ドンデンデンデン、 ドンデンデンデン……という低音の繰り返しによる「何かが迫ってくる」感にあふれたパートが続き、間にキィィ……という擦過音、そして高山の心臓停止直前には、まるで振り子時計のような音も入ってくる。

 個人的なうろ覚えなうえ、大昔の伝承の類だが、「幽霊の出現時には擦過音が鳴る」と言われていた。後年、「ラップ音」という表現が多くなったように思うが、これは擦過音に限らず、何かを叩くような、いろんなタイプの音も含む。
 ……まあ、ラップ音は聴いたことがないのでなんとも言えないのだが、この話を知っていたので、『リング』の劇中に時々流れる「キィィ」という音が余計に怖かった覚えがある。

 振り子時計のような音はラップ音のようにも聴こえるし、高山が死ぬ間際にのみ聴こえるため、これは高山の死まで残り数秒であるという意味のカウントダウンも表しているのだろう。聴けば聴くほど、あのシーンに強烈にマッチした内容の曲で、「完璧」としか言いようがない。「恐ろしいものが徐々に迫ってきて、最後には心臓を止められるシーンでかかる曲をお願いします」と発注して、こんな完璧な曲が納品されてきたらどうするよ。俺が発注する側だったら「誰がここまでやれって言ったよ!」って逆ギレするかもしれん。

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 ちなみに、確実に影響を受けているというか、あえて意識したオマージュだと思うが、ゲームの『パラサイト・イヴ』のラスボスを倒した後の逃げるシーンで流れる曲が、非常にこれと似ている。

 ただ、映画『リング』の公開は 1998 年 1 月末で、『パラサイト・イヴ』は同年 3 月末発売。時期的にちょっとギリギリすぎるか……? という気もする。発売のだいたい 1 か月前には、ソフトはもう完成しているはず。マスターアップまであと約 1 か月という段階で、まだできていない曲があるというのはちょっと考えにくい気もする。ただ、スゴく短い曲だし、予定にはなかったけど後から頼まれて追加制作したと考えるなら可能性はあるのか……? 逆に、まったくの偶然で似たのだとしたら、それはそれで怖すぎるけども……。

 このサントラには「きっと来る~」で有名な例の主題歌「feels like “HEAVEN”」も収録されているので、久々に聴きたい人にはオススメ。元の「feels like “HEAVEN”」は明るい曲なのだが、「この曲のイメージを逆に暗くアレンジして、クソ怖い映画のエンディングスタッフロールに流そう」と考えた人は紛れもなく天才だと思う。


2025年1月 2日

Nintendo Switch のアーケードアーカイブス『奇々怪界』は仕様がアップデートされている

 昨年中に更新するはずだったネタを正月中に急いでアップしてしまう系記事の第 2 弾。

 アーケードアーカイブスの『奇々怪界』は、PS4 版だと「御祓い棒」に連射の設定ができないのだが、Nintendo Switch のアーケードアーカイブス『奇々怪界』はできるようになっている。『タイトーマイルストーン2』に収録の『奇々怪界』も同様にできる。

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PS4 版のボタン設定画面


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Nintendo Switch 版のボタン設定画面


「どういうことだよコンチクショー」と思ったが、PS4 版は 2016 年リリースで、Nintendo Switch 版は 2020 年リリース。同じアケアカだが、Nintendo Switch 版のほうが後発なのである。とはいえ、このくらい、PS4 版もアプデで対応してくれよと思うが……。
 ちなみに、「御祓い棒」の連射設定はイーグレットツーミニに収録の『奇々怪界』にもある。

 じゃあとにかく『タイトーマイルストーン2』が最終バージョンだから、これを買っておけば安心なんだな……というわけでもない。『影の伝説』の話になるが、音源が「YM2203(FM音源)」「MSM5232」の 2 パターンあり、アケアカの単品版だと両方選べるのだが、『タイトーマイルストーン2』に収録の『影の伝説』では「MSM5232」版のみとなっている。なんでこんなことしたのかサッパリ分からんのだけど、とりあえず仕様を統一するなり、後発のバージョンで改良したなら既発のものにもアプデで修正かけるなりしてほしいところ。

 ちなみにアケアカ版の『影の伝説』は PS4 と Nintendo Switch でリリース日が結構空いていて、こちらも Nintendo Switch 版が後発なのだが、音源についてはどちらのバージョンも収録されているようだ。ストアページの解説文に、わざわざ記載がある。つまり『タイトーマイルストーン2』に収録の『影の伝説』のみ、音源が削られていることになる。

Nintendo Switch ストアページ
Nintendo Switch 版のストアページ解説。音源について書かれている


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PS4 版のタイトルメニュー。Nintendo Switch 版も同じだと思われる

 ・ ・ ・

 というわけで、御祓い棒連射設定アリの『奇々怪界』で遊びたいなら Nintendo Switch 版のアケアカか、『タイトーマイルストーン2』か、イーグレットツーミニ
 音源を 2 種類から選べる『影の伝説』で遊びたいなら PS4 / Nintendo Switch のアケアカ版。

 ……という、お話でござんした。


2025年1月 1日

攻略同人誌『かまいたちの夜 超完全攻略本』

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 昨年中に更新しきれなかったネタが溜まっているので、正月中に急いでアップしてしまいたい。

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 サークル「魔剣道」による同人攻略誌『かまいたちの夜 超完全攻略本』。60 ページの本で、スーパーファミコン版発売当時、おそらくこういう媒体で唯一、金のしおりに関する攻略を解明した本……だと思う。

 以前からその存在を知ってはいたのだが、いかんせんレアアイテムすぎて長年入手が叶わなかった一品。駿河屋の入荷通知に賭けるしかなく、何年も待ち続けた結果、一度入荷したことがあったのだが、そのときは購入手続中にタッチの差で他の人に買われて悶絶。今回はなんとか間に合って購入できた。4,800 円もしたぞ。

 あの頃は今ほど同人誌が当たり前の存在ではなかったし、ゲーム攻略同人誌となると、地方だとそんなものを取り扱っている店など見当たらず、ほぼ完全に「東京のもの」だった。そもそも、当時はこんな本があることすら知らなかった。知ったのはインターネット普及以降だ。

 知った後も入手困難すぎて、この本が手に入らなかったから結局自力で解明することになったようなものだが、それでもこれを手に入れたのは、自身が到達した金のしおりまでの道に何かミスがないか、まだ知らないことが何かあるのではないかと最後のチェックをしたかったから。
 この本が作られた当時と今で決定的に違うのは「PS1 版『かまいたちの夜』の発売」で、俺がスーパーファミコン版の金のしおりに到達できたのは、PS1 版のフローチャートがあったからこそ。この本はそれ以前に作られているので、正真正銘、スーパーファミコン版のみで到達している。すげえよ。

 この本をザッと読んでみて気付いたのは、以下の 3 点。

・「すべてのエンディングを見る」、「すべての選択肢を選ぶ」は厳密には違う
・金のしおり到達までの最短回数
・ミステリー編の犯人入力

●「すべてのエンディングを見る」、「すべての選択肢を選ぶ」は厳密には違う

 まず、金のしおりに到達する条件である「すべてのエンディングを見る」「すべての選択肢を選ぶ」だが、厳密には宝探し編のハッピーエンドは見る必要がないらしく、雪中迷路編の一部の選択肢も選ぶ必要はないとのこと。まあ例外中の例外みたいなものではあるが、これがあるゆえに、「“ほぼ” すべてのエンディングを見る」「“ほぼ” すべての選択肢を選ぶ」が、表現としては正しいことになる。

●金のしおり到達までの最短回数

 この本によると、金のしおりにするまでの最短回数は 70 回で、それ以下で金色にするのは不可能とある。

 この情報が正しいかどうかの検証は、かなり難しい。まず、できるだけ少ない回数で全選択肢を選んでいくルートの構築が尋常でなく面倒臭い。一昔前、ネット上で 69 回で達成したという人や、それ以下の 60 数回台で達成したという人も見かけたのだが、この本では断言されているので、ネット情報の信憑性は微妙なところ。もちろん、本が間違っている可能性もあるが……。

●ミステリー編の犯人入力

 3 回の犯人入力画面でどういう名前を入れるべきかも解明されているのだが、俺は PS1 版のフローチャートがあってこそ解明できたことだったので、あれなしでここまで迫ったのはスゴい。改めて、スーパーファミコン版のみでここまで解明したことは驚愕に値する。

 ・ ・ ・

 その他、読めば読むほど自分が辿ってきた足跡を見ているかのようで、謎の感動があった。

 この本を作った人は最初、よく通っていたファミコンショップの客から金のしおりの存在を聞いたそうで、「どうやって出したのか」と尋ねると、「全選択肢の画面をプリントアウトして、片っ端から選択肢を潰していった」という。それを聞いて「そこまでやらんとダメなのか~」と思ったらしいが、結局、金のしおりを出すにはその道を通る必要があるわけで、皆、やっぱり最初は「それはやりたくねぇなぁ」と思いつつ、最終的には結局そこに着手せざるを得ないんだなぁと。俺もまったく同じ思考だったもの。「それだけはやりたくねぇなぁ、もっとラクな方法ないかな」→「やるしかないか……」っていう。

 あと、当時は変な噂がいろいろあったらしく、検証の過程でそれらがただの噂であることも分かっていったらしいのだが、「プレイ回数が数百回以上にならないと金にはならない」みたいな噂を確かめるためにプレイ回数 999 までやったら、999 からカウントが増えなくなったという興味深い話も。あの数字の上限、999 なのか……。

 これ以前に「必勝攻略本」というのも作られていたらしいが、この「超完全攻略本」は後から作られただけあって上位互換的な存在っぽいので、内容的に今更「必勝攻略本」のほうを探す必要性はなさそう。
 ……と言っても、「必勝攻略本」のほうはネット上で表紙画像を見たことすらない。完全に幻の存在。
『弟切草』の攻略同人誌も作られていたらしいのだが、こちらも謎。

 ・ ・ ・

 ──というわけで、この本を手に入れた意義はあったし、偉大なる先人が書き残した貴重な内容を実際に読むことができて感無量。昨年の 11 月 25 日は『かまいたちの夜』30 周年だったのだが、この本が手に入ったのは 30 周年の日から少し手前だったので、何か運命的なものを感じずにはいられない。昨年の 11 月 25 日にこの記事をアップできていればもっと良かったんだけど……。


2024年12月30日

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 アッという間に、もう年末……。ちょっと忙しくて更新できていなかったけど、12 月の気になったニュースをまとめて。たった、これだけしかないなんて……。

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X68000 / X68000Z『狂った果実』、2025年春頃発売予定(※ 12 月 27 日のニュース)

 これはスゲェよ。こんなマニアックなエロゲーを復刻するなんて……。X68000 なのが個人的には無念だけど、Windows 版の開発も予定されているらしいので、それ待ち。98 版やったけど、超絶バッドエンドというかなんというか……。

 こういうのを見ると、PC-98ミニ出してくれんかなぁと思う。

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PS4 / Nintendo Switch『ファイナルファンタジーI-VI コレクション メモリアルパッケージ』、2025 年 3 月 20 日に発売。受注販売?(※ 12 月 18 日のニュース)

 限定版に同梱物としてのみ存在していた、ピクセルリマスターのパッケージ版。それをスクエニの e-store にて受注販売するとかなんとか。

 よく分からんのが、なんで最初からそうしなかったのかっていう。コンシューマ版リリースの頃には不具合修正も落ち着いてたはずだし……。

 あと、セットもいいけど、1 作ずつをそれぞれファミコン/スーパーファミコン版のパケ絵を模したケースにすれば、もっと売れるはず。6 作セットなら、6 つのケースを DVD-BOX みたいな感じで。 もしくは、6 作分のジャケ紙だけでもセットにするとか。Nintendo Switch のソフトケースって細長いから、スーファミの箱を模すとピッタリなんだよな……。海外版だとロマサガ3リマスターとかのパッケージ版が出てたけど、あのパッケージは良かった……。

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『リンダキューブ』、復刻の兆し……?(※ 12 月 4 日のニュース)

 復刻は絶望視されていたけど、わざわざ権利譲渡を受けた発表をするあたり、可能性が見えてきた感じ……? 何にしろ、めでたい……に違いないニュース。

 ただ、内容が内容だけに、復刻できるとしても、どういう形になるだろう……という先の見えなさはある。PC で 18 禁とか……? 個人的には PCエンジン版・PS1 版・SS 版をセットにしたコレクションとか出してくれたら全力で予約するよ……。


2024年11月29日

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Nintendo Switch『ウィザードリィ外伝 五つの試練』、パッケージ版の発売日が 2 月 27 日へ延期(※ 11 月 29 日のニュース)

 理由が「想定以上の予約が入ったため」らしく、ダンジョン RPG 好きにとってはむしろ良いニュースなんじゃないだろうか。「買う人、そんなにいるんだ……」っていう。ジャンルとしての未来は明るい……のか? ダウンロード版の配信開始日は 1 月 30 日で変更はないとのこと。

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Polymega アップデート v.1.1.32 が配信開始(※ 11 月 29 日のニュース)

 1 年に 1 回しか行動できない呪いにでもかかっているのかという感じの Polymega だが、今回は新たに Atari 2600 と 7800 のライブラリがデータベースに追加されたことと、前回のアプデで消えたバンドルソフトの復元、今年 1 月に書いていた「画面のチラつき問題」が解決したっぽい。ゲームを起動した状態でしばらく様子を見てみたが、チラつきは一度も発生しなかった。ロムカートリッジの読み込みミスではなかったようで、とりあえず一安心。

 ……あんまり言いたくないけど、この不具合に関しては、修正に 1 年もかかるものではなかったと思う。そもそも前回のアプデ以降で新たに発生したものみたいだから、原因の特定も難しくはなかっただろうし。問題が見つかって、ユーザーから報告されて、原因が分かって修正できたのなら、その都度こまめにアプデしてほしい……。

 んで、前回のアプデで消えた「バンドルソフトの復元」も微妙に上手くいっていない。PCエンジンの『改造町人シュビビンマン2』『ダブルダンジョン』『どらごんEGG!』『モトローダー』『モトローダーII』は復元されていたが、ファミコンとスーパーファミコンタイトルは一切復元なし。メニューの「復元」も文字がグレーになっていて実行できない。空き容量は問題なし、バンドルソフトと同じタイトルをインストールしてもいない。モジュールを付け換えて再起動もしてみたが、変わりなし。ネットを見てみると同様の症状の人は結構いるっぽい。

 バンドルソフトは元々オマケで付いてきたようなものなので、そこまでどうこう言うつもりはないものの、『美食戦隊 薔薇野郎』の日本語版は貴重な存在だったので、元に戻るなら戻してほしいところ。たしか再販されたほうのカートリッジはレトロフリークでも読み込めなかったはず。現行機にも『Gourmet Warriors』としてリリースされているけど、あれ英語なんだよな……。

 そして、ソフト個別の不具合修正は今回もなし。『キングスフィールドII』は、いつになったらメモリーカードにセーブできるんですか……?

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Steam『風来のシレン6』が 12 月 12 日に配信開始(※ 11 月 28 日のニュース)

 Nintendo Switch 版を買った身としては Steam 版自体はどうでもいいのだが、同時に配信開始されるサントラが嬉しい。「神器の海廊」の BGM 目当てに買わねば……。

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Nintendo Switch Online にメガドライブ『戦場の狼II』『トージャム&アール イン パニック・オン・ファンコトロン』『ベクターマン』が追加(※ 11 月 27 日のニュース)

 久々の追加。

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『シャンティ』1 作目が日本語化へ(※ 11 月 7 日のニュース)

 1 か月くらい前の話で申し訳ないけど、書き忘れていたので……。

 これはグッジョブとしか言いようがない。元がゲームボーイカラーのソフトだから、ゲーム内の文字=アルファベットもある意味グラフィックの一部として組み込まれているようなもんで、あのアルファベットの大きさの範囲内で日本語フォントを新たにドットで打ち直すことができるのかという問題や、日本語と英語で同じ内容の文章を表示するときの文字数の違い、会話ウィンドウのページ送りの回数などを考えると、相当いじる必要が出てきそうなので、カンタンにローカライズができなさそうな雰囲気で諦めていた。

 他のシリーズ作品も合わせて、PS5 / Nintendo Switch で 2025 年に順次リリース予定だそうな。と言っても他のシリーズ作品はほぼ全ハードでリリース済みで、『リスキィ・ブーツの逆襲』の Nintendo Switch 日本語版がまだなかったことに驚き(※海外の Nintendo Switch では出ている)。Wii U でも出ていたというのに……。


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