はじめに

『ブランディッシュ マップ完成率 100 %への道』は、PC-98 版『ブランディッシュ』における「マップ完成率」の 100 %を目指す人のために作った攻略ページです。

 当サイトの管理人が 2001 年に制作したスーパーファミコン版『ブランディッシュ』の攻略ページを 2024 年に大規模リニューアルしたのですが、2025 年 8 月 14 日に Nintendo Switch で『EGGコンソール ブランディッシュ リニューアル PC-9801』が配信開始された(※現在は配信停止中)ことを受け、リニューアルしたスーパーファミコン版『ブランディッシュ』の攻略ページをベースに PC-98 版向けに書き換えたのが、このページになります。

 当ページの公開にあたり、EGG コンソール版でプレイし直したのですが、一度倒すと二度と出現しない系の敵を撮影し忘れていたものがいくつかあり、現在、一部の画像がスーパーファミコン版のままになっている箇所もあります。これは後でプレイし直した際に撮影して直す予定ですが、また最初からやり直すことになるので、ちょっと時期は未定です……。

●各ページのマップは、マウスカーソルを合わせることで宝箱の中身や何の鍵で開くのか等の各種情報を見ることができるようになっていて、壁や床のスイッチにカーソルを合わせると、どこの扉が開くのかが視覚的に分かるようにもなっています。javascript を使用していますので、javascript がオフになっていると使えないと思われます。

解説

● PC-98 版のマップ上の壁パーツは灰色地に赤色という変わったものですが、これを当サイトのマップ表示にすると、密集した感じがたいへん気持ち悪く見えたため、ただの灰色にしています。参考までに、こんな感じになりました……。

●謎解き部分はネタバレを好まない層向けになるべく黒塗りで伏せており、閲覧環境が PC の場合はマウスカーソルを上に乗せると内容が表示され、iOS では黒塗り部分で 1 回タップすると表示されます。こんな感じです。→あいうえお

●各エリアマップページには「マップ完成率指南」として、マップ完成率 100 %を目指すための正解図を掲載していますが、自力で解明を楽しみたい人のため、正解に辿り着くのが難しいマップはクリックすることで表示するようにしています。これは、ページを開いて攻略情報を読もうとスクロールする過程で意図せずマップの完成画像が視界に入り、全貌が見えてしまうのを防ぐためです。

 扉や落し穴、ダメージ床などはプレイヤーが描き込むことができますが、「マップ完成率指南」で載せているマップ画像は、そのへんは適当です。あくまで通路・壁・未踏地点はどう埋めるのが正解かの参考程度にしてください。

PC 上のブラウザまたはタブレット端末での閲覧を想定しているため、スマホで閲覧した場合の表示は保証できません。見れなくはないと思いますが、32×32 マスのマップの詳細を見せたい都合上、小さい画面は厳しい感じです。

画像やデータの、他サイトへの転載は禁止です。個人の攻略でのみ、お使いください。URL の掲載など、当サイトの紹介自体は歓迎です。

何か気付いた点や間違い等がありましたら、当サイトの掲示板にご一報くださるとありがたいです。


 なお、今回の執筆にあたって以下の本を参照しました。プレイ時に手元にあると心強いですが、なにぶん古い本で入手困難になりつつあるので、なくても大丈夫なように当サイトは作ったつもりです。

スーパーガイドブック(出版社:光栄)ハンドブック(出版社:BNN)

 左が光栄(※現在のコーエーテクモゲームス)から発売された「スーパーガイドブック」、右が BNN より発売された「ハンドブック」。「ハンドブック」は PC-98 版向けの唯一の本ですが、一部マップに誤植等があり、あまり信用できません。
 「スーパーガイドブック」のほうはスーパーファミコン版用の本で、ソフトと同じ光栄より発売された公式ガイドブックみたいなものです。

『ブランディッシュ』というゲーム

『ブランディッシュ』は、1991 年に日本ファルコムより PC-98 用のゲームとしてリリースされました。当時はまだマウスというデバイスが普及し始めた頃でしたが、すべての操作をマウスで行える “フルマウスオペレーション” を謳ったシステムが話題に。その完成度は今の時代に見ても恐ろしいほど高く、アドベンチャーやシミュレーションではなく、よりによってアクションでこれをやってのけたのは驚異の一言です。

BR1
PC-98 版の画面。当時のマウスのボタンは決して耐久性が高いとは言えず、『ブランディッシュ』1 作をしゃぶり尽くすと、左クリックが効きにくくなったりしていた

 ゲームシステムの基盤にあるのは、『ダンジョン・マスター』に代表される、リアルタイム・ダンジョン RPG です。食料や空腹度の要素こそありませんが、90 度ごとの方向転換や、休息時に攻撃されると大ダメージを受けたり、それを防ぐために小部屋にこもって扉を閉めたりといったあたりは、『ダンジョン・マスター』をプレイしたことのある人なら覚えがあるでしょう。

『ブランディッシュ』が秀逸なのは “視点” です。『ダンジョン・マスター』は主観視点、いわゆる 3D ダンジョン視点だったのに対し、『ブランディッシュ』は後方見下ろし視点となっています。これにより、3D ダンジョン視点より遥かに周囲の様子を把握しやすくなり、曲がり角での待ち伏せなどはプレイヤー有利です。3D ダンジョン視点は取っ付きにくさや難度の高さがネックになることも多いのですが、『ブランディッシュ』はこれを大きく緩和した感があります。
 それでいて、後方への緊張感は健在で、場所によっては俊敏な “マウスさばき” が求められる謎解きもあり、この独特の “視点” と “フルマウスオペレーション” により、『ブランディッシュ』は唯一無二のダンジョン RPG となっています。

 そして、『ブランディッシュ』を語る際に避けて通れないのは「マップ完成率」です。ダンジョン RPG といえばマッピングであり、当時は方眼紙などにマップを自作したものですが、『ブランディッシュ』はゲーム内にオートマッピングを搭載しただけでなく、ゲーム内でマップの編集が可能(※スーパーファミコン版は不可能)でした。これは店や階段などを単に目印としてマーキングしておくにも便利でしたが、ゲームクリア後に「マップ完成率」が表示されることで、マッピングそのものに対するやり込みが生まれました。

BR3
『ブランディッシュ2』までは、マップの編集は画面左下の小さいマップに描き込むしかなかったが、『ブランディッシュ3』では、マップ編集が大きな画面で可能になった。画面左下のミニマップも、全体図ではなく周囲の拡大図に

 PC-98 版は、絶対に入れない壁の向こう側など、ゲーム中に確認できない場所のマッピングも求められ、マップ完成率 100 %の達成は困難を極めました。間違ったマップパーツを描き込んでいると完成率が落ちるため、これを利用して、“予想” するしかない箇所もあります。
 筆者も長年達成できず(その間このゲームばかりやっていたわけではありませんが)、スーパーファミコン版の攻略本に記載されていた RUINS BF の外周への入り方(B ボタンを押しながら特定の落し穴に落ちる)を知ったことがキッカケとなり、PC-98 版でも同様なのではないかと応用(キーボードで B キーを押しながら落ちる)することで、大きく前進することとなりました。

BR1
PC-98 版のリザルト画面。マップ完成率はエンディング後にしか表示されないため、試行錯誤するにも毎回エンディングを見なければならないという点もキツかった……

「マップ完成率 100 %」という、本来は隅々まで探索していれば難なく達成できてもおかしくないものを、まるでこれ単体が別のゲームであるかのような奥深さ。マップの謎が、この地底世界の謎の一端であるかのようにも見え、当攻略ページ「ブランディッシュ ~マップ完成率 100 %への道~」を作るエネルギーになったのは間違いありません。このゲームをプレイして以降、メトロイドヴァニア系など、マップのパーセンテージが表示されるゲームに対して妙に興味を惹かれるようにもなってしまいしまたが……。

初期版とリニューアル版の主な違い

 PC-98 版『ブランディッシュ』には、大きく分けて「初期版」と「リニューアル版」が存在します。その後に廉価版が発売されており、パッケージ箱の分厚さが半分ほどになったことから、本ページでは便宜上これを「スリムパッケージ版」とします。

パッケージ
左から初期版、リニューアル版、スリムパッケージ版

 初期版は 1991 年 10 月 25 日に発売された最初のバージョンで、フロッピーディスク 3 枚組、9,800 円。セーブには、市販のフロッピーディスクを用いてユーザーディスクを作る必要があります。HDD へのインストールはできません。

 リニューアル版は 1995 年 3 月 10 日に発売された、不具合の修正や機能追加、ちょっとした仕様変更を加えたアッパーバージョンとなっています。フロッピーディスク 3 枚+CD-ROM という構成で、CD ドライブがない本体にも対応。HDD インストールにも対応しましたが、キーディスクチェックがあります。価格は 7,680 円で、当時の広告によると「限定 10,000 本」だそうな。難所の攻略情報と全マップを掲載した小冊子「古代ビトールよりの生還 呪淵の章」も付属しており、これはEGGコンソール版の「ギャラリー」内にも収録されています。

 以下に、筆者が知る限りの「リニューアル版での変更点」を挙げておきます。

  • オープニングの曲が変更。
    ロドリーゴ作曲の「アランフェス協奏曲 第二楽章」に酷似している箇所があったため、変更されたと思われる。
  • 「FM音源 3 音+SSG 3 音」→「FM音源 6 音+SSG 3 音」に。
    リニューアル版の音源は長年サントラ化されていなかったのだが、PSP 版の発売時に特典として初 CD 化された。
  • HDD へのインストールに対応。
    これにより、セーブデータが 4 つまで保存できるようになった。ただ、フロッピー版はユーザーディスクを新規に作れば実質無限にセーブを増やせるようなものだったので、どっちが良いかは微妙なところか。
  • メニュー画面が追加。
    HDD インストールが可能になったことに伴い、セーブデータの選択や、オープニングデモの再生などがメニュー化された。
  • オート移動の追加。
    『3』で導入された機能を『1』にも搭載。ただし、『3』はマップが拡大されてクリックしやすくなっているのだが、『1』と『2』のリニューアル版はマップサイズはそのままなので、マップを描き込むのもオート移動も少々やりづらいのが難点。
  • ゲーム速度に「超高速」が追加。
    通常時にこの速度は速すぎてキツいが、オート移動と組み合わせると……と言いたいところだが、アレスがそのエリアの敵を余裕で蹴散らせるくらいに強くなっていないと、超高速でゲームオーバーになり得る諸刃の剣。正直、使う機会はあまりないと思われる。
  • 操作ガイドが改良され、カーソルの形に関係なく前進が可能に。
    操作ガイドの灰色の枠線が少し変化し、アレスの前方に小さい隙間ができた。ここをクリックすると、カーソルが目だろうが手だろうが前進することができる。
  • ボス部屋にジャンプで飛び込むと、ボスが動かなくなる不具合を修正。
    ディンク戦が有名だが、扉を開けて部屋に入るとボスが起動するタイプの戦闘で、扉をジャンプで飛び越して入室すると、ボスが動かなくなる現象がある。一方的に殴り続けられるのでプレイヤー有利な不具合だったが、これは修正された。
  • ダークゾーンの穴の輪郭が、うっすらと見えるようになった。
    やはり、不評だったのだろうか。マップ画面を見ながら動けば、そんなに難しくはないのだが……。

 そしてスリムパッケージ版は 1996 年 8 月 30 日に発売された最後のバージョンで、ついにフロッピーディスクが同梱されなくなり、CD-ROM オンリーに。価格も 4,800 円と抑えられています。リニューアル版に付属していた小冊子「古代ビトールよりの生還 呪淵の章」も付属しません。

 リニューアル版とスリムパッケージ版は、ゲーム内容はどちらもリニューアル版で一見同じですが、CD の中身はまったく同じというわけではないようです。

 リニューアル版をインストールしたデータのチェックディスクにスリムパッケージ版の CD を使ったりすると、最初はチェックを抜けて普通に動くものの、しばらく移動したりしていると、突然画面が変な色になったり変な文字列が出てきたりしてゲームが続行不可能になったりします。PC-98 エミュレータ用に自前で CD を吸い出して ISO データで保存している場合は、どちらがリニューアルでどちらがスリムパッケージ版かを把握できるようにしておくとよいでしょう。

 また、スリムパッケージ版に同梱されているスターティングマニュアルでは、ルートディレクトリにある「INSTALL.EXE」を使ってインストールするように書かれていますが、少なくとも筆者のエミュレータ環境では INSTALL.EXE を実行するとフリーズしてしまい、インストールができませんでした。同様の現象に困っている人のために、以下を書き残しておきます。

 PC-98 エミュレータ上で作った仮想 HDD に、CD の中にある「BR1_CD」フォルダを丸ごとコピーします。コピー後、フォルダ内の全ファイルのリードオンリー属性を解除します。あとは仮想 HDD の「BR1_CD」フォルダ内の「BR1.EXE」を実行すれば、ゲームが始まります。

 元々そうだったかどうかは正直覚えていないのですが、上記の方法でインストールした場合のスリムパッケージ版にはキーディスクチェックがありません。

マップ完成率について

 マップ完成率 100 %を目指すにあたり、注意点がいくつかあります。

まずは未踏地点をなくしていくのが基本

 アレスが歩いてオートマッピングされた部分は「踏破した」と見なされ、ワープの魔法で飛ぶことが可能になるほか、違うマップパーツに書き換えても完成率は低下しません。

 持ち切れないアイテムをその場に置いていく場合にマーキングしておいたり、階段の位置を描き込んでおきたかったり、踏み込むとワープさせられる位置をマップに記しておきたい場合など、マップに手を加えたい機会は多いと思いますが、その場合、まずはそこが未踏地点ではないことを確認してから描き込んでください。
 ヘタに未踏地点のまま、そのマスに何かを描き込んでしまうと、99.99 %止まりになった際にどこを直せばいいのか分からなくなり、苦労する可能性が出てきます。

 未踏地点に自分で何かを描き込んでしまったとして、そこが未踏地点だったかどうかを確かめるには、ワープの魔法かオート移動でそのマスを指定すると分かります。「踏破しているが、壁などでアレスが侵入できないマス」だと「その場所には入れません!」と表示され、未踏地点の場合は「未踏地点です!」と表示されます。

青で塗ると、必ず正解になる

 宝箱や水場などは青色でオートマッピングされますが、この青色で塗った場所は必ず正解と見なされます。極端な話、未踏地点をすべて青で塗り潰してしまえば、マップ完成率は容易に 100 %にななります。
 これは当時、筆者の周囲では友人間でいつの間にか共有されていた知識ですが、どうやって広まったものなのかは謎です。

 さすがに青塗り潰しではおもしろくないので、ちゃんとした正解のマップパーツは何なのかを突き止めるのが本作のマップ完成率の醍醐味なわけですが、この青色によるマップ完成率 100 %テクは重要です。

 99.99 %から 100 %を目指す場合はまだ数マスのミスが残っている可能性がありますが、100 %の状態から 1 マスでも間違うと即 99.99 %に落ち込みます。つまり、まだ判断がつかない未踏地点を青で塗ってとりあえず 100 %にした後で、1 マスずつ、違うマップパーツに描き変えてはエンディングを見てマップ完成率を確かめることで、青から塗り替えたパーツが正解かどうかを確かめることができます。根気は要りますが……。

 当ページでは全マップの正解図を掲載していますが、できれば、初回プレイはそれを見ずに、どこまで 100 %に近づけるか挑戦してみてください。

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