2023年9月28日
『EGG コンソール レリクス PC-8801』で分かったこと
本日配信開始。EGG コンソールの仕様がどうしても気になったので買ってしまった。今後の EGG コンソール作品すべてがこうだとは限らないが、とりあえず現状はこんな感じ。
●画面設定は 2 種類
「1:1(ドットバイドット)」と「デフォルト」から選択可能。上の画像を見ると分かるように、「デフォルト」は大きなサイズで楽しめるものの、1 ドットおきに線を引いているデザインや、1 ドットずつの市松模様にしている画面などは表示が少々汚く見えてしまう。
これは厄介な問題で、たしか整数倍かつ偶数倍表示にしないとキレイに表示されない。本家 EGG でも、画面モードの拡大が「1.25倍」と「1.6 倍」というワケの分からんハンパな数値しかなくて、表示が汚くなって困っている。参考までに、以下に EGG(PC)版での『ブランディッシュ』での 1/1.25/1.6 倍で表示した画面を載せておく。1.25 倍と 1.6 倍は、なーんかビミョーに汚いのが分かるはずだ。
(1 倍)
(1.25 倍)(※クリックで拡大)
画面右上のショートソードの刃部分を見ると分かるが、ドットが崩れたせいでギザギザした刃に見えてしまっている。
(1.6 倍)(※クリックで拡大)
画面左右のグレーのパネル部分が、なんか質の悪い jpg みたいな感じになってきている。
画面は少し小さくなるが、正しい表示でプレイしたいなら「1:1(ドットバイドット)」をオススメしたい。
●どこでもセーブ/ロード可能
セーブスロットは 4 つまで。
●キーボードは使わない(USB キーボードを繋いでも反応なし)
これはちょっと意外だった。当時のプレイヤー以外にも、キーボード操作でやってみたい人もいるんじゃないだろうか。
●キーコンフィグあり
A・B・X・Y・L・R ボタンに操作を割り当てられる。
ただ『レリクス』の場合は「ジャンプ」と「攻撃」しかないので、A・B ボタンしか使用しない(A・B 以外のボタンにも割り当ては可能)。
このゲームでのアイテムウィンドウを開く操作は「↑・↓・↓」なのだが、欲を言えば、X なり Y なりにこの操作を丸ごと割り当てられればラクだったような気もする。
●速度変更機能あり
0.5/1/2/4 倍から選択可能。ZL ボタンを押すごとに変化するので、ゲーム中に適宜切り替えられる。
●巻き戻し機能あり
ほんの少し前に戻されるようで、直前のミスをやり直す程度にしか使えなさそう?
●ギャラリー
パッケージ画像とマニュアルを高画質で確認できる。拡大/縮小は大サイズと小サイズの切り替えのみ。
●シーンセレクト
特定のシーンからスタートできる。
・ ・ ・
使用するキーの数が少ないゲームは現状でもガンガン移植できそうだが、キー操作が 6 種類を超えると厳しい感じか。
たとえば PC-98 の『イースIII』あたりは現状でもギリいける。攻撃とジャンプは A・B でいいとして、
・F1……ロード画面を開く
・F4……セーブ画面を開く
・装備画面……I または+
・ステータス画面……S
以上の元操作 4 つを X・Y・L・R に割り振れば問題なさそう。
個人的に期待している『ブランディッシュ』はマウスの問題もあるけど、テンキーの位置にあるアイテムをダイレクトに使用する機能を活用するならキーボードも必須になってくる。Nintendo Switch は USB キーボードに反応するゲームもあるので、技術的にはそこまで難しくないとは思うが、キーボードの種類によってキー判定がおかしくなる可能性もなくはないので、EGG 謹製の Nintendo Switch 用 USB キーボードとかを発売すればなんとか……。
12 月 7 日発売予定の『夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION III』にも PC-88 版が収録されているので、発売されたら、そちらも確認したい。EGG コンソールの公式ページを見る限りでは、現在、『テグザー』と『シルフィード』が予定されているようで、まずは PC-88 オンリーなのか……?

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