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2022年1月 2日

Polymega v1.1.18……と、v1.1.19

 昨年中にアップしておきたかった記事に追われる正月。

 昨年の日本時間 12 月 30 日の AM 1 時に、v1.1.18 アップデートが配信。不具合があったのか、その後すぐに v1.1.19 も配信された模様。

 このアップデートで、データベースにないゲームのインストールが可能になり、任意で特定のゲームに紐付けることも可能になったため、雑誌の付録等にあった「強力なセーブデータが収録されていたディスク」も使えるようになった。
 あと、撮ったスクリーンショットの画像サイズが大型化&正常化(1440×1080)した。これまではなぜか(330×240)だった(※ 320×240 ならまだしも、横に 10 ピクセル長いという謎)。また、一部のゲームでは撮ったスクリーンショットがひしゃげていたが、それも正常化したのを確認。

野々村病院の人々 野々村病院の人々

クロックタワー2 クロックタワー2
左が以前の画像、右が今回の物


 データベースにないゲームのインストールは、まったく新規のタイトルとして新たに登録する。この手段で登録したゲームは「EXTENDED SET」という欄に仕分けされる。

EXTENDED SET
「コレクション」の右端に追加されている


 登録タイトル名に漢字が使えないのが難点だが、とりあえずはどれがどれか分かればいいので、さほど問題でもない……と思っていたのだが、「メモリーカードデータブック」と入れたところ、「ッ」が「?」になり、これを再編集しようと「?」の部分を消そうとすると、本体の再起動がかかる。明らかに不具合なので、修正してほしいところ。v1.1.18 から間を空けずにすぐ v1.1.19 配信と聞いて、これの修正かと思っていたのだが、違うようだ。

「ッ」
この末尾の「?」を消そうとすると再起動がかかる


 自分で登録したタイトルはそのままだとノイズのようなサムネイルになるが、これは自分でサムネイルを設定することもできる。ただ、「そのゲーム中にスクリーンショットを撮ろうとする画面」でしか画像の設定ができず、撮った画像を保存しておいて、後からはめ込むことはできない。将来的に、オリジナルの画像を割り当てられるといいのだが……。

サムネイル指定
これはゲーム中にスクリーンショットを撮る画面だが、ここで X ボタンを押すことで、そのスクリーンショットをゲームのサムネイルに指定できる


 んで、セーブデータが収録されたディスクの使用法なのだが……これが、ちょっとめんどい。

 たとえば「スクウェア メモリーカードデータ コレクション」のディスクを使って、FF8 のセーブデータを使いたいとする。その場合、まず「スクウェア メモリーカードデータ コレクション」を「管理」→「ゲームデータの編集」→「データベースを使って解決する」と選ぶ。これで FF8 を探して決定すると、「アイコンが FF8 で、中身はスクウェア メモリーカードデータ コレクション」ができあがる。こうすることで、「スクウェア メモリーカードデータ コレクション」でセーブしたデータを FF8 の共有仮想メモリーカード内に保存できる。

FF8
使用可能確認


 めんどいのが、じゃあ次は『パラサイト・イヴ』のセーブデータを……というとき、先程の手順を繰り返して、今度は「スクウェア メモリーカードデータ コレクション」を『パラサイト・イヴ』と紐付けなければならない。動かないよりは断然マシなので、これでもありがたいが、やはり仮想メモリーカード単体でデータのコピーやバックアップができる手段は追加してほしい……。

パラサイト・イヴ
使用可能確認


 あと、厄介なのが、メモリーカードデータが収録されたディスクからセーブするときは、指定のセーブ番号を空けておく必要があること。たとえば FF8 の強力なデータが 1 番指定で収録されていたとしたら、そのデータを使う前に、FF8 側で仮想メモリーカードのセーブの 1 番は空けておかなければマズい。実機の場合、上書きされてしまう旨の注意文か、保存できない旨の注意文のどちらかが表示されるのだが、Polymega の場合、別々に保存されて、メモリーカードが共有でない状態になったりする。こうなると、一旦セーブを全部消して紐付けからやり直すことになる。

 他の手持ちのメモリーカードデータ系雑誌のディスクを試したところ、『メモリーカードデータブック Vol.2』『10th Anniversary PlayStation & PlayStation2 全ソフトカタログ スペシャルセーブデータコレクション』は動作。『広技苑 2000 年夏版』のディスクは読み込めず。『広技苑 2000 年夏版』のディスクを吸い出した物は PC 上のエミュレータで読み込めたので、ディスクの問題ではなく、Polymega 側の問題と思われる。

 また、『オフィシャル やるドラ ファンブック』という物もある。設定資料集に CD-ROM が付いた物で、グッドエンドのセーブデータを保存することができる。これも動作可能。

ダブルキャスト ダブルキャスト

 あとは、ゲームそのものに付いているおまけディスク系。『バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン』の DISC 2 には『バイオハザード』『バイオハザード ディレクターズカット』『バイオハザード2』『バイオハザード2 デュアルショックバージョン』で使用可能なセーブデータが収録されている。

バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン
バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン
なぜか未だにデータベースにない『バイオハザード ディレクターズカット デュアルショックバージョン』。このセーブデータを使えば、最初から大暴れできる


『チョコボの不思議なダンジョン』の「不思議なデータディスク」もいける……はずだが、『トバル2』で試したところ、どうしても仮想メモリーカードの共有がうまくいかない。何だろう、不具合だろうか……。

チョコボの不思議なダンジョン チョコボの不思議なダンジョン


 セーブデータ系ではないが、『R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』のボーナスディスクだった『リッジレーサー ハイスペック Ver.』もインストール可能になった。これ、「データベースにはあるのに、それと認識されない」という厄介なものだったのだが、そういうデータベースと手動で紐付けることもできるようになった。

リッジレーサー ハイスペック Ver. リッジレーサー ハイスペック Ver.
他作品の体験版なども入っている


 とりあえず、まだ不具合は多いが、できることの幅が広がって良い感じに。メモリーカードまわりはもちろんだが、Polymega の BIOS が起因のバグ修正、対応コントローラの増加とキーコンフィグあたりもお願いしたいところだ。

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