Xbox360版『DARK SOULS』女盗賊冒険記 page:3
井戸の中も違うということで完全に八方塞がりとなってしまい、スタート地点の焚き火で途方に暮れる。もしかしてAmazing ringって、「とってもアメージングな指輪があるぜ!」という嘘と、ホラー映画の『リング』をかけていたのだろうか……。いや、でも海外の『リング』って井戸出てきたっけ……と、焚き火から井戸を眺めていると、何やら坂道が視界に入る。

こ、こんなところに階段が……! なぜ今までこれに気付かなかったのか……とりあえず昇ってみることにする。

ガイコツが出てきたが、コイツらは墓地のスケルトンより遥かに弱い! 間違いない! 次に進むべき道はこっちだ!

さっきから頻繁に体が燃え上がると思ったら、頭上から火炎瓶を投げるガイコツがいた。てっきりファイアの魔法でも使うガイコツが紛れ込んでいるのかと思ったら、おもいッきり物理攻撃だったとは……。

どうでもいいけど、この火炎瓶、燃えすぎじゃないか……。

階段を昇り切ると、元は市街地だったっぽい場所に辿り着いた。Undead Burg……死者の街といったところか。バーグといえば『ドラクエ3』の、商人の町を思い出す。連れて行く商人の名前を「すぴる」とか「はん」にしてたヤツ、手を挙げなさい。先生、怒らないから。

ハッハー! しかし弱いぜガイコツども……この疾風のナイフさばきに目が追いついてこないようだな! いや、目は元々ないか……でもまあ見えてるんだろうし、いいか。ハッハー! 突然、血しぶきの花が咲いたように見えたか! お前の血だよ! いや、ガイコツから血が出るのは如何なものかと思うな……。
そんな感じで煮え切らない殺戮を繰り返していると、

何の前触れもなくズドォーン! という轟音とともに赤竜降臨。ま、また死ぬの? なんでこのゲームは人が有頂天になってるときに全力で叩き潰そうとするの? 天狗の鼻折りマシーンなの?
もう……終わりだね……君が……小さく見える……

……と思ったら飛び去っていった。ビビらせるためだけに橋にヒビ入れてまで登場する赤竜さん、マジパネェッス。しかしこのゲーム、アリアハンの通常エンカウントでボストロール投入してプレイヤーの反応楽しむみたいなの多すぎ。
そんなこんなで、やっと2つ目の焚き火(セーブポイント)に到達。近くに弱めのガイコツがウロウロしてるので、サクッと殺しては戻っての繰り返しで安全にソウル(経験値)が稼げちゃう。
「2つめのセーブポイントにしてこんな良心設計でいいのかい? ええ、フロムさんよぉ!」とニヤケ顔でガイコツを倒しまくっていると、何やら防具をドロップ。形状からするとブレストプレートのようで、初期装備よりは防御力が高いようだ。
ブレストプレートは、その名の通り、胸部のみをプレートで覆う防具。もしかして……ヘソ出しチャンス来たんじゃないの! 微エロ装備を着せて、本来の目的である「イヤーン何これヤダァー」的欲求を満たす瞬間が来たのか!

イヤーン何これヤダァー……。ヘソ……は、うん、まあ、出てる……かな。骨も浮き出てるけど。なんかもう、その辺で斬り殺してたスケルトンにソックリだよ。
しかし壮絶な死亡回数ですっかり忘れてたけど、いつになったら生気溢れる姿に戻れるのか……そんなことを考えながら焚き火メニューの英語と格闘していると、以前は何も起こらなかった項目に変化が。どうやら、ここに来る過程で条件を満たしていたようだ。焚き火の前で祈りのポーズになり、光が降り注ぐ……!

これが……私……?
嗚呼……肉が付いた!一気に違うゲームに見えてきたよ! 肉があるっていいよね!

でも1回死んだら、また干からびました。画面右下のソウル数も「2929」って肉を欲してるよ。でも死ぬのが代名詞みたいなこのゲームで、美しい体を維持できるものなのだろうか……。
とりあえず美貌維持はあとで考えるとして、まずは強くならなければならない……。2つめのセーブポイントを拠点に、しつこいくらいにガイコツを倒しまくり、順調にレベルアップ。アイテム画面も観察を重ね、武器防具には耐久度があることと、店で買えるアイテムで修理できることも確認。武器も、熟練度ではなく、ステータスの腕力が高くないと満足に振り回せないものがあることも分かった。以前に墓地で拾ったヤリが攻撃力的にも間合い的にも強かったので、ひたすらヤリを振り回しては修理。店で売っていたチェーンメイル一式も揃えた。ここへ来たときよりは遥かに強くなったが……もはや全然盗賊ではない気がするのが難点だ。
周辺のガイコツにも遅れをとることはなくなったので、ちょっと遠出してみることに。

チェーンメイルを身にまとい、ヤリを手に疾走する盗賊。アイデンティティーの崩壊とともに手に入れた攻撃力と防御力の前に、もはや怖いものなど……


いやいやいや……。フロムちゃんさぁ、僕らももういい大人なんだし、この、0か 100 かみたいな敵設定やめようよ。ガイコツ戦士の次にこれっておかしいでしょ。コイツ、もはや肩幅イコール道幅じゃん。どう好意的に見ても薙ぎ払われるか振り下ろしで潰されるかの二択でしょ。死 or dieじゃん。
と、言いたいところだが……ここへ来たとき、いきなり背後の頭上から矢を射ってきたガイコツがいたんだよなァ~。振り向いたらハシゴがあったので、昇って倒しといたけど……このシチュエーション、前にもあったよなァ~。落下攻撃には並々ならぬ攻撃力があるんだろ!? あのおにこんぼうの HP を1回の落下で半分削ったくらいだから、多分ウォーズマンのベアクロー的な計算法がされてるとは思うが……。
とにかくハシゴに昇ってるときに攻撃されないように逆方向に引き付けて……そこからハシゴにダッシュ! すれ違うときに上手く回避できなくてブッ叩かれて何回か死んだけど、ハシゴ昇って落下しながらヤリ突き刺す! 逆方向に走る! 引き付けたらハシゴにUターン! ブッ叩かれる! ハシゴ昇る!

Yes! 高須クリニック! レベル上げといて良かったー……ていうか推奨レベルを上回ってる自信あったけど、全然ラクになってねぇ。ポーションはスタッフが美味しく全部使い切りました。
何はともあれ、ボスをひとつ乗り越えたわけで、そろそろ次のセーブポイントが見えてきてもいいような……と通路を進んでいると、

……これは……。地面の焦げ跡がやたらめったら気になるお年頃だけど、その焦げ跡にあるメッセージも気になる。でも散々、だまされてきたからなぁ……。どうせ英語で「ここで仁王立ちすべき」とか書いてあるんだろ? しかし、道はここしかない……。

どりゃあああ!

(BGM:Get Wild)
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