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2010年2月21日

愛が止まらない ~Turn it into love~

 YouTube で動画を観ていると、なぜか高確率で懐メロ探訪になってしまう。そういうとき、ついつい聴き入ってしまうのは洋楽のカバー曲であることが多いのだけど、元の英語の歌詞と、どういう風に日本語化されているのかの違いまで調べてみるのがクセになっている。子供の頃は、それがカバー曲であることすら知らないまま聴いてるものもあり、大人になってからこうやって調べながら聴いてみると、また新たな味わいがある。

 特に、この「愛が止まらない ~Turn it into love~」は原曲の歌詞の意味とは異なっており、日本版はトレンディドラマのワンシーンを切り取ったような歌詞。でもこれ、自分が日本人だからということを抜きにしても日本版のほうがスゲェと感じる。あらかじめ決まったメロディに言葉を乗せるだけでも難しいものだが、「あなたにドラマ始まっている」なんて、今時の歌では出てこないフレーズ。「あーなたに」の「たに」が次第に「Turn it」に聞こえてくるくらいスゴイ。

 しかし西城秀樹バージョンがあるのは知らなかった。どう見ても女声を想定した歌だから無理があるだろーと思ってたら、普通にいい曲になってるし。曲のところどころにオメガトライブ的なものと、高橋ひろの「太陽がまた輝くとき」的なものを感じるけど。

 Wink の曲として見た場合、やっぱ「あーなたに」の「ーな」の部分の、鼻にかかった声がすべてだな。CD では、あんまり鼻にかからないんだコレ。綺麗に歌いすぎないところに出る色気。ここだけ執拗にリピートした MP3 作りたい。

 当時は特になんとも思ってなかったけど、1曲を交代で歌い、片方が歌ってるときにもう片方は踊る背景と化すというのは、歌に合わせて動いてるオルゴールを表現しているようで、なんかイイ。Wink は無機質さが持つ色気というか、女性の持つ儚さ、壊れやすそうなガラス細工的な危うさのようなものを体現していたから人気があった気がする。普通、2人組というと、静と動というか対照的な2人を組ませることが多いけど、静と静を組ませて成功した稀有な例というか。

 しかし「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でもネタにされてたけど、歌の前に、ホントにどうでもいいことをコメントしててワラタ

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