ホーム > Games > かまいたちの夜 > 陰謀編への入り方

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!注意! この先は、新シナリオ出現に関するネタバレをしています。
自力で発見する楽しみを阻害されたくない方は、逃げて!






























画面写真

「宝探し編」において、透が暗号の種明かしをした直後の場面。
左から3行目を縦読みすると「たすけてくれ!」と読める。
そしてこの次の場面……

ここで理せっとしろ

今度も左から3行目を縦読み。「ここで理せっとしろ」と読める。
指示通りに、このままリセットボタンを押すと……。
あとは実際に見てのお楽しみ。

・ ・ ・

プレイステーション版ではフォントやハードが変わったことにより、若干変更されている。

せれくとをおせ
左から4行目を縦読みすることで「せれくとをおせ」となる。

せれくとをおせ。
ゲームボーイアドバンス版も内容は同じ。
「。」がピッタリ合わさって完成度が高まっている。

PS Vita 版『輪廻彩声』では、暗号の全文章が1画面に表示されないため分かりにくいが、以下のようになっている。

「あしでも、もう少し時間があったら、多
 分ぐ分かったでしょうね」
「負惜しみを言うんじゃないよ。素直にほめてくれた
 っいいじゃないか」
 ぼは言い返した。
「そにしたって……まあ、いいか。君は偉
 い ……これでいい?」

「…とろでその宝石やけど……」
 覗きみながら、香山さんが言う。
 にここしていて気持ち悪い。
「なんですか?」
 またロクでもないことをいいそうだ……
 一体うしてくれようか。
「…こ、わしに任せてくれへんかな?」

「たすけてくれ!」は同じとして、次が「ここに…もどれ」。
ログ画面で「ここに…もどれ」が入っている7行のうち、どれかに△ボタンで飛ぶと、陰謀編に突入する。

・ ・ ・

 この『かまいたちの夜』最後の隠しともいえる縦読みは、スーパーファミコン版発売当時、まったく話題にならなかった。「まだインターネットがなかったからだろう」とバカにしてはいけない。『FF6』で「血ぬられた盾を装備して255回戦うと英雄の盾になる」という情報ですら速攻で出回っていた時代だ。これは、この隠しがどれだけ発見困難だったかを物語っている。

 結局、筆者はインターネット普及後に知ることになるのだが、この隠しの後に「不思議のペンション編」が登場するため、「どうりで、すべての選択肢を見たはずなのに金のしおりにならなかったわけだよ」とため息を吐きつつも、ここまでの仕掛けを盛り込んだ『かまいたちの夜』というゲームに畏敬の念さえ覚えたものだ。

 縦読み自体の歴史は古く、『かまいたちの夜』が発祥というわけではない。だが、文章を読むゲームで、しかも縦読みの暗号を解くというシナリオの中でこれをやってのけたというのが、実に大胆不敵。「充分なヒントを与えつつ、読者に見つからないように巧妙に隠す」というのは推理小説の鉄則だが、やはりプロの推理小説家の成せる技だなと感心させられた。


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