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2023年1月 7日

2023

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 2022 年は、これまでで最も時間の流れが早い一年だった……。2023 年はもっと早くなる予感。だって、もう 1 月 7 日なのだから……。

 今年の目標は物を減らすこと。目標というか、必須。このままではエアコンが交換できない。エアコンの下だけ空ければいいわけでもないので、相当量の断捨離を求められる。夏までに達成しないと、この夏、俺は確実に死んでしまう……。

 ちなみに、この冬も暖房が使えないのでそれなりに地獄なのだが、暑いより遥かにマシ。PS5 購入後はあまり使っていなかった PS4 Pro をあえて起動し、処理が重いゲームを起動したまま放置しておくことで温風を出させるという手段で、貴重な暖房として機能している。なんかスマン、PS4 Pro……。

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 というわけで、年末までに記事にできなかったあれこれを。


●PC-9801パーフェクトカタログ(上巻 一般ゲーム編)
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 昨年 12 月末に発売された本。上巻は全年齢タイトルで、今月末発売の下巻はアダルト編。予約済み。

 基本的にカタログなので、どういうソフトが出ていたかの確認や、発売年月のチェックに便利な資料としての購入。といっても、このパーフェクトカタログシリーズは結構間違いも多いので、盲信するのは禁物。複数の資料を用意しておいて、比較しながら自分なりに正しいデータを作っていくしかない。

 PC-98 の全タイトル収集は家庭用ゲーム機の比ではないほど難しいと思うが、さすがに無理だったのか、ソフトによっては「NO IMAGE」になっている。

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気になるぜ、『真面目な麻雀』……。

 1 ページ 8 タイトル構成のため、パッケージ画像も画面写真もかなり小さいのは残念。どうせこんな本はマニアしか買わないんだから、本の価格を倍にしてでも 1 ページ 4 タイトルにして画像は大きめにしてほしかったところ。パッケージも画面写真も、もはや何が何だか見えんレベルだし……。

 あと、索引ページだけは上巻・下巻両方のものが掲載されているのだが、Amazon レビューで早速 “ゲームソフト索引で「男の名はDiamond」が「お」に書かれているが正確には「男(ヤツ)の名はDiamond」なので正確には「や」に書くのが正しい” というツッコミが入っていた。あったなぁ、「男(ヤツ)の名はDiamond」。

 重箱の隅をつつくような指摘に聞こえるかもしれないが、こういうカタログ本を作るなら結構大事な点だと思う。こんな本を作るからには、当時バリバリ PC-98 ユーザーだった者を集めると思うのだが、「男(ヤツ)の名はDiamond」を間違えるとは……。マンガカタログみたいな本があったとして、原 秀則先生の『部屋においでよ』が「へ」の項目に入ってたら、少なからず心がザワつく人もいるだろうて。


●イーグレットツー ミニ 追加メモリーカード「アーケードメモリーズ VOL.1」
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 昨年 12 月 22 日に発売となった、イーグレットツー ミニ初の追加メモリーカード。たしか完全受注生産だったはずだが、まだ普通に Amazon で買える。イーグレットツー ミニ本体をまだ持っていない人は、本体とのセットが断然オススメ。単体で買う場合と比べて 7,000 円ほど安い。

 収録タイトルは昔の作品かつアーケードということで、やったことのないものばかり。個人的にはアーケード版『クレオパトラフォーチュン』のためだけに買ったようなものだったのだが、意外な収穫がいろいろとあった。

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 まずは、クォータービューのベルトスクロールアクション『ライトブリンガー』。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の『タワー オブ ドゥーム』と『シャドーオーバーミスタラ』好きとしてはこの作品だけはちょっと気になっていたのだが、なかなか期待通りでいい感じだった。

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「ファンタジー RPG の世界観でのベルトスクロールアクション」という貴重さ、丁寧に描き込まれたドット、魔法発動時にさりげなく揺れる乳、「やられたら、どんどん硬貨を入れてコンティニューしやがれ」といった荒々しさを感じる、大味なゲームデザイン。いい。実にいい。

 見た目はクォータービューだが、キャラの動きは普通に上下左右。なので、やればやるほどクォータービューにした意味はよく分からなくなってくるのだけど、それもまた良し。ベルトスクロールというのも正確ではなくて、エリア切り替え方式だったりするのだけど、ゲーム性は紛うことなきベルスク。なので、なんとも表現に困るゲーム。

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 個人的に掘り出し物だったのが『ライディングファイト』。高速で飛ぶスケートボードのような物の上に乗って、同じようにボードに乗って襲ってくる敵を倒しながら進むアクションゲーム。キャラクターは『北斗の拳』的、疾走感は『F-ZERO』並、ゲーム体験はオンリーワン。一見、レースゲームのようだが、次々と湧いて出る敵を倒すベルトスクロールアクション的でもあり、道路上には時折、障害物も現れるので、ジャンプで飛び越えたりも。常に「何だ、このゲーム……おもしれぇ!」という感覚に支配され続ける。

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 ボス戦もチャレンジングというか、普通、この画面構成だったら、プレイヤーは左右の移動のみに絞りそうなものだが、画面奥にも行けるし、画面奥から手前に向かって攻撃もできる。

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※画面奥からボスを攻撃しています

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男だったらクローゼットに 1 着は持っておきたい、トゲ鋲付きの肩当て

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ステージ 2 は……水上! フゥー! かつてここまでワクワクするステージ開始画面があっただろうか

 あと、さすがに古い作品なのでグラフィック面は結構アレだが、『黄金の城』も斬新だった。右方向への強制スクロールの中、主人公は上・中・下段の攻撃を使い分けつつ、持っている盾で上・中・下段の防御もできる。この操作がなかなか新鮮で、頭がこんがらがるのだが、「悪くない……」と感じる自分もいる。

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 時々出てくるボス敵は、主人公と同じように上・中・下段の攻撃と盾防御を駆使してくるのだが、地味にこれ、対戦格闘の駆け引きを先取りしており、かなり先見の明があった作品だといえる。


●デッド寿司
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 Amazon プライムで無料で観れるから観たのだが、観たことを死ぬほど後悔した作品。なぜオレはあんなムダな時間を……。バカ映画は好きだし、バカ映画と知って観たけど、まさかキラートマトを超えるクソを生み出すとは。いや、こんなこと言ったらバカ映画にとって最大の賛辞になってしまう。

 女将さん役の人が芸達者すぎて、そこだけちょっとおもしろかったのだが、周りが全員ひどいから相対的に良く見えてるだけなのでは……? と、自分の感覚に疑問を持ち始める、恐ろしい映画でもある。

 しかし、松崎しげるはなんでこの映画に出たんだろう。こんなウルトラ超弩級の低予算映画が高額のギャラを出せたとも思えないし、黒歴史以外の何物でもないと思うのだが……。
 ……と思っていたら、台本が意味不明すぎて一度断ったらしく、良かった、まともな神経した人だった……とホッと胸を撫で下ろした。監督曰く「どこまで松崎さんが許してくれるかを実験する作品でもあった」らしく、視聴者のことはまったく考えていないのが清々しい。

 恐ろしいのは、ブルーレイが出ているということだろう。ブルーレイの画質で、一体この映画の何を観るんだ。終盤に出てくる、CG で描かれた空飛ぶ巨大な軍艦巻きか? やっやめろ、あの悪夢のような映像を思い出させるな……うう……。

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 ──こうして気付けばもう 1 月 7 日なわけだが、メガドライブミニ2 と SEGA Genesis Mini 2 をほとんど遊べていない……。そういえば SEGA Genesis Mini 2 は、まだ Amazon 在庫がある。国内版のメガドラミニ2 は完売したらしいので、まさかの国内版のほうがレアに。

 そんなわけで、今年も気になるニュースのメモ書いたり、時々、攻略ページを追加したりとクソマイペースなサイトになると思いますが、よろしくお願いいたします。ちなみにこのサイト、今年で 25 周年です。ワーオ。ドン引き。

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