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2018年10月31日

Nintendo Switch『SEGA AGES ファンタシースター』配信開始

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 Nintendo Switch で新たに展開中の SEAG AGES シリーズ。その第3弾『ファンタシースター』が、本日配信された。

 以前の記事でもチョロッと書いてたけど、アイテム・モンスター図鑑や 3D ダンジョンのオートマッピングという、昔のゲームを復刻するにあたって理想的な機能を搭載して税別 925 円。

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ダンジョンのオートマップは本当にありがたい。『ポートピア連続殺人事件』にも付けてほしい。
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アイテム図鑑・モンスター図鑑。
アイテム図鑑はいつでも開けるが、モンスター図鑑の閲覧はスタートメニューに戻る必要がある。
アイテム図鑑の「装備できるキャラ」の情報は、ショップで買い物をするときにマジで助かる。
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「AGES モード」はゲームのテンポが良くなるのでオススメ。もちろん、オリジナルモードもある。
その他、日本語版/海外版の切り替え、フィールドを歩く速度調整、サターン版から導入されたひらがなモード、FM 音源ユニットのオン・オフ機能など、オプションは多岐に渡る。

 公式に紹介動画がアップされているので、これをザッと見るだけでも、どんな感じか掴めるはず。

 しかし、紹介動画にも出ていない要素があってな……。それが、これだ。

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 早送り機能。これ、メチャクチャ大事なポイントだろう。宣伝せんと! この機能を R ボタンに割り当てて、ほぼ押しっぱなしでプレイしている。しかもこれ、音楽だけは早送りにならないという高性能早送り機能。これは、昔のゲームを復刻する際の、今後のデフォルトにしてほしい。「どこでもセーブ」と「早送り」、この2つの機能をつけるだけで生まれ変わる昔のゲームは山ほどある。

 ただ、今回の『ファンタシースター』は、どこでもセーブ機能はない。……と言っても、基本的にどこでもセーブできるゲームだから、あまり影響はないんだけども。戦闘中やイベント中にセーブできないくらいだろうか。

 注意点としては、ゲームの仕様上、いわゆる “詰み”・“ハマリ” 状態になる危険性を秘めている要素がいくつかあるので、マニュアルの↓のページは絶対に読んでおく必要がある。

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ここだけは読むんだ!

 しかし、とりあえずサワリだけ遊ぶつもりが、あまりにもサクサク進むものだから、ついつい長時間やってしまった。この調子で『2』『3』も出してほしい。昔の RPG の復刻、かくあるべき。

 現在配信が決定している中で最も楽しみなのは『アウトラン』。見た感じでは 3DS 版とさほど変わってない気もするが、チューンナップシステムが最高だったので、あれをもっと拡張してほしい。たとえば、カーナビシステムとか。「次は左カーブです」とか教えてくれるの。

「金髪の美女を横に乗せてオープンカーでドライブするゲームなのに、カーナビって、お前……」と思われるかもしれないが、3DS 版の『アウトラン』は「路肩に突っ込んでもスピードが落ちない」「最高速アップ」などの新機能を使って、まずゲームに慣れ、最終的にはそれらの機能をオフにして当時の難度に挑むことを促していた。ここが素晴らしかったんだ。だから、軟弱な機能はあっていいのだ。

 最初は、とにかくプレイヤーがゲームを諦めないようにクリアまで導く。慣れてきたら、自発的にそれらの機能をオフにして挑戦してみたくなるようにする。カーナビが起動するたびに隣の美女に プークスクス と笑われる新要素があってもいい。なんなら、自分は後部座席に乗ってるだけで、イケメンが運転してくれる「後部座席でダラダラしてる友人モード」があってもいい。時折、運転手のイケメンと美女がイチャイチャするのを見せつけられるの。でも決して事故らないから、どこで減速すべきかや、道を覚えることができるという。どうよ。

 そして、この SEGA AGES の至れり尽くせりシステムでメガCD 版『真・女神転生』が出ることを祈って……。

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