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2017年10月30日

初代 Xbox 互換対応スタート

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 Xbox One が、ついに初代 Xbox ソフトの互換対応を開始。一度に全部というわけではなく、まずは13タイトルだが、権利関係の問題やタイトルごとの検証がある以上、仕方のないことだろう。

 今回の互換対応は決して「当時のディスクをまだ持っている人向けの酔狂なサービス」ではなく、互換対応したソフトはダウンロード版を新たに購入することもできるようになっている。ゲームアーカイブスやバーチャルコンソールの Xbox 版……の立ち位置に加え、当時のディスクを持っている人は無料でそのまま楽しめるというわけだ。

 さらに、データはすべて HDD にダウンロードするようなので、おそらくディスクは起動時のチェックにのみ使われ、ゲーム中もずっとディスクが回転するようなことはない。単純な復刻ではなく、今のハード性能とエミュレーション技術によって高画質化・高フレームレート化もされており、HDD から読み込むことでロード時間も短縮。当時よりも良い環境で遊ぶことができる点は、純粋にすばらしい。

 ちなみに今回の互換タイトルは Xbox360 上で見るストアでも確認できていて、Xbox One と Xbox360 の両方で、初代 Xbox 互換ができていることになる。Xbox360 は元々、結構な数の初代 Xbox タイトルの互換に対応していたので、この辺の説明が難しいというか語弊があるというかなのだが、たとえば海外では『STAR WARS: Knight of the Old Republic』や『BloodRayne 2』など、Xbox One での対応に加え、「元々、Xbox360 にディスクを入れれば動いてはいたが、今回新たにマーケットプレイスでダウンロード版の販売も始まった」という感じ。

 というわけで互換対応記念に『NINJA GAIDEN Black』を買ってみたのだが、画面が恐ろしく綺麗でビビッた。

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画像だと分からないが、フレームレートも高い。

 全タイトルでこのレベルが実現できているわけではなさそうで、『NINJA GAIDEN Black』の場合は特に元々の素材が良かったみたいなのだが、もはや HD リマスター。これを、ソフト側をいじらずにハード側の技術だけで実現しているのがスゴい。


分かりやすい比較動画。まさか、ここまで変わるとは……。


 ただ、ダウンロード版だと説明書がなくて困るのだが、Xbox.comで落とせるはずの取扱説明書の PDF が、なんかおかしくなってて読めない。うーむ、せっかく互換対応したのだから、こういう細かいところもちゃんとしてほしいものだ。
(※後日追記:ウェブアーカイブで見つかったので URL を載せておきます)

 あと個人的に気になっていたのは、海外のラインナップを日本でダウンロード可能かという点。Xbox One では海外のマイクロソフトポイントさえ入手できれば、それをアカウントにチャージして海外ストアからソフトの購入もできるので、正直期待していた……のだが、今回の互換タイトルについては、海外でしか配信されていないタイトルは、日本からだと購入できない。購入確認画面まではいけるが、日本からは買えない旨の表示がされる。地域制限である。VPN をかませばいけるのかもしれないが、ウチの環境だと VPN が上手くいかないので、ひとまず保留。

 Xbox One は今でこそリージョンフリーだが、リージョンロックがかかっていた時代のソフトを復刻となると、さすがにその辺まではフリーにできない事情というか法律的なものがあるのだろう。

 そうなると次に気になってくるのは、海外版のディスクがあればいけるのか? という点。データをダウンロードする形式なので、地域制限がかかっているならダメかなー……と思っていたのだが、試しに『BloodRayne 2』のディスクを入れてみたらダウンロードが始まり、無事にプレイすることができた。対応タイトルの、海外版ディスク相場が上がるのか、これは……。

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さすがに画面は『NINJA GAIDEN Black』ほどの美麗さではないが、遊べるだけで充分。
このシリーズの主人公・レインは、海外では人気のゲームヒロインなんだぜ……。
ちなみに海外でしか出ていないだけあって、敵の首やら腕やらがマネキンの如く飛び散ります

 この調子でどんどん互換対応していってほしいなァとは思うものの、こういう過去作品の復刻系の常、すでになくなってしまったメーカーのソフトや、どこが権利を持っているか分からないソフト、ゲーム開発会社以外の版権が関わっていてロイヤリティーがクソ高そうな作品などは難しいだろうなぁと思わされる。

 特に『Fatal Frame』の1作目と2作目は Xbox360 の時点で互換に対応していたし、Xbox One でもなんとかしてほしいところだが、『零』シリーズは Wii の『月蝕の仮面』以降、任天堂が権利を持っているかのようなリリースの仕方なので、なんとなくイヤーなヨカンがする。ただ、PS3 のときに、3作目の『刺青の聲』が海外で PS2 アーカイブスとして配信されたこともあるので、あきらめずに期待したい。ユーザーの声としては、海外で大きく動いてもらわないと難しいと思うので、海外の『零』ファン、がんばってくれ!

 クラウドファンディングじゃないけど、メーカー側やマイクロソフト側で「これくらいのお金が集まったら互換できます」みたいな企画をやってくれたら、ユーザー側も動きやすいのになぁ。投資してくれた人には、互換対応の暁にダウンロード版が無料でもらえる、とかで。先払い形式なら、メーカーも取りっぱぐれなかろう。

 ちなみに今回のラインナップのダウンロード版は税込 1,029 円~1,620 円と良心的価格。互換が実現するなら、これの倍の価格を出してもいいソフトはあるので、実現に向けてがんばってほしいなぁと思う。『NINJA GAIDEN Black』も、Amazon だと中古価格 4,000 円台だが、1,029 円でダウンロード版が買える。

 PS3 で止まってしまったゲームアーカイブスや、Nintendo Switch がバーチャルコンソールをなかなかスタートしなかったりと、過去作の復活は思ったより利益出てないのかなぁとも思うが、「実際に今すぐそれで遊ぶかどうか」ではなく、「いつでもそれが遊べることの安心感」というのは大事だと思う。もちろん、コストは回収できないと続かないので、「買わせる施策」も大事になってくるとは思うが……。

 そのひとつの形が、バカ売れしているミニスーファミだと思うので、早く普通に買えるようにしてくれ。なんだよ、Amazon の出品数 470 超えって……。

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