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2017年10月 6日

2冊のミニスーファミ本

 ついにミニスーファミが発売となったが、買えるメドは立っていない……。ただ、今回は多く製造したというだけはあって転売価格の低下が早いので、年内には普通に買えるようになるのでは……と楽観視している。

 というわけで寂しさを紛らわすために、同時発売された2冊の本、『スーパーファミコン通信 ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン発売記念スペシャル号』『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine ミニスーパーファミコン特集号』の、比較レビューでも。

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●DVD のファミマガ、企画のファミ通

 両誌はミニファミコンのときにもこうした本を出していて、そのときも両方とも購入して比較してみたのだが、ファミマガのほうは、当時掲載されていた雑誌の攻略情報のページなどをそのままスキャンして PDF 化。それらを大量に収録した付録 DVD の情報量・価値が高かったため、全体的にファミマガ優勢な感じだった。

 ファミ通のほうは、ペーパークラフトやら、有名クリエイターたちに「あと1本追加できるとしたら何を入れたい?」の質問、当時を回想する高橋名人と毛利名人の対談……などが目玉だったろうか。クリエイターたちへの質問は、今回の本でも同様におこなっている。

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こちらは、ミニファミコンのときの両誌。

 今回もファミマガの付録 DVD は圧巻の量だが、ファミ通側も負けていない。なんと当時の攻略本である、

・『ゼルダの伝説 神々のトライフォースのすべてがわかる本』
 ・『ファイアーエムブレム 紋章の謎 攻略の手引き』
 ・『星のカービィ スーパーデラックス ふわふわ大図鑑』

 の、3冊のデジタルデータを丸ごと付録につけている。

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どれも古い本だが、『ゼルダの伝説 神々のトライフォースのすべてがわかる本』にいたっては、
そもそも Amazon に登録されていないほど。

 DVD ではなく、BOOK WALKERで読める電子書籍のダウンロードコード形式なので、ちょいと手間ではあるが、スマホやタブレットはもちろん、PC で読めるアプリもあるので、Kindle と大差はない。なお、ダウンロードコードには期限があり、2018 年 10 月4日までとなっているので注意。

 もし収録タイトルすべての攻略本が付いていたらさすがにファミ通の完勝だったが、双方、自社の強みである過去の資産をフル活用してきたなという感じ。というか、こういう機会に過去の攻略本を電子書籍化して売ればいいのに、と思う。古い物は貴重で入手困難なものも多いから、価格次第では、ミニスーファミを買わない人も買う可能性がある。これもまた何か権利関係やら、電子化の作業の労力に対して売上が期待できないとかの問題なのかなぁ……。

 そして一番驚いたのが、このファミ通の本の宣伝がファミマガに載っていること。その逆で、ファミ通のほうにもファミマガの宣伝が載っていた。争って共倒れになってる場合じゃねーぞということなのか、お互いに宣伝し合っても「ミニスーファミが琴線に触れる層なら確実に両方買うだろう」という目論見の上でのことなのか。

●内容の比較

 ファミマガは『スターフォックス』と『スターフォックス2』の攻略を小冊子で付けているが、『2』に関しては、ファミ通も本誌内で攻略。結果的に『スターフォックス2』は両誌とも 15 ページ前後で攻略している。両誌とも全タイトルの軽い紹介記事があるが、その濃さは、ややファミマガ優勢。

 今回のファミ通はミニファミコンのときと比べると 60 ページほど増量しているが、そのほとんどは、過去のファミ通からの攻略ページの再掲載。だが、掲載している攻略ページは『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオカート』『スーパーストリートファイターII』『スーパードンキーコング』の4タイトルに絞られており、それ以外のタイトルについては、前半のページで軽く紹介するだけに留まっている。攻略内容のボリュームは良いものの、対象が4タイトルのみという点がネックだろうか。

 一方のファミマガは付録 DVD に収録の攻略ページスキャン PDF で全タイトルをカバーしてはいるが、充分とはいえないタイトルも多い。『パネルでポン』なんか、実質、当時の紹介記事2ページのみである。

 ただ、『スーパーマリオワールド』や『スーパーストリートファイターII』は当時の付録だった小冊子がそのまま全ページ収録されていて、『スーパーマリオワールド』の場合は4号に渡ってちょっとずつ攻略内容が進行していた小冊子がフル収録されているため、ラスト辺りまでのステージが完全攻略レベルで載っている。クッパ城どころかスペシャルゾーンのコースまで攻略しているので、『スーパーマリオワールド』に関しては攻略本相当の価値。当時の雑誌の力の入れ方にもよるのだろうが、当時あまり特集されていなかったタイトルに関しては素材がなかったのかなという感じ。タイトルによってデータ量が全然違うが、それでも総合的に見るとファミマガ優勢だろうか。

 ・ ・ ・

 価格はファミ通が 194 ページで税抜 925 円、ファミマガが 96 ページで税抜 1,833 円。ファミマガはほぼ倍の価格だが、さすがに DVD が付録となると価格が上がるのは仕方ないし、DVD のボリュームがスゴいので、価格に見合った……というか確実にそれ以上の価値はある。総合的には、今回もファミマガに軍配が上がる感じだろうか。参考になれば、幸い。

 ただ、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『ファイアーエムブレム 紋章の謎』『星のカービィ スーパーデラックス』の3タイトルについては、デジタル攻略本が丸々付いているファミ通の圧勝。ファミ通は Kindle 版も同時発売しているので、入手のしやすさや場所の取らなさでは強い。

 結論を言うと、どっちも買っておけ。ファミマガは言うまでもないけど、ファミ通のほうも、3冊の攻略本データだけでも 1.000 円は安い。

 ミニスーファミ買えなくても、ソフトをレトロフリークにでも突っ込んでプレイすればいいさ……。

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