« ドラクエ10、迫る | メイン | ドラクエ10、ひとりでできるもん? »

2012年9月 6日

ドラクエ10、1か月経ってみて……

 ドラクエ発売日から、もう1か月。光陰矢の如しというか何というか……。このままズルズルと時が過ぎ行く前に、レビューというほどではないけど、所感を書いておきたい。……え、遅い? 今まで何してたかって? うるせぇ、防具鍛冶で必死だったんだよ。今を逃したら稼げないからな!

 というわけで、ちょっと長いけど、「ドラクエ10 が気になってるけど、ネットの情報はどれがホントでどれが嘘かワカラン」という人は、参考にでも。

■DQ10 の荒れてる評価、実際どうなの?

 ドラクエの評価については『9』のときも荒れていたが、今回の荒れる理由は、なんとなく分からんでもない。といってもゲームのデキではなく、オンライン RPG の持つ負の面による低評価が9割以上を占めてると思う。Amazon レビューを見てみても、

「ゴールドと経験値をためるのに時間がかかりすぎ」
「ストーリー進行に対して必要な戦闘量のバランスがドラクエではない」

 というような意見が多く、「そりゃそうだよ、オンライン RPG なんだから」と言いたくなるが、これは、オンライン RPG を知る者の感覚。決して、それが常識・当たり前だと思ってはいけない。

 月額課金形式のオンライン RPG である以上、長期間に渡って遊んでもらわなければ採算がとれないわけだが、それは作る側の勝手な事情であり、遊ぶ側は払った金額と時間に対して満足な楽しさを得られたかどうかで判断を下す。「オンラインゲームだから何だ。レベル上げやお金稼ぎに長時間を費やすのは、つまらん」という意見はごもっともだし、過去、多くのオンライン RPG が言われ続けた部分について、これだけ後発なのにノーアイディアというのは反省点だろう。ドラクエなら「オンライン RPG はレベルを上げるのもお金を稼ぐのも時間がかかって当たり前だよ」という常識を打ち砕いて新たな境地を見せてくれるのではないかと、ちょっと期待したのだが……。

 ただ、DQ10 のレベルアップ速度は、従来のドラクエシリーズと比べると時間はかかるが、FF11 よりは遥かにヌルい。この程度ならば短期間で全職業レベル MAX なんてのはゴロゴロ出てくると思われるし、どうせならフィールドをもっと広くして、初期スタート地点から出会う敵すべてを倒しながら進んでいれば、皆が集う中心となる街に着く頃には自然に Lv 20 になっている……というバランスにもできたんじゃないかと思う。

 現在『10』に寄せられている批判・苦言は、『9』のときのような、根拠のない叩きではない。「オンライン RPG というものを知らない、無知な人たちによる的外れな意見」と一刀両断するのはカンタンだが、開発側には「だって、これはオンライン RPG なんだから……」という理由を免罪符にしてほしくない気持ちもある。今までに築き上げた「だって、ドラクエじゃん?」という絶対的な信頼によるところも大きいが、厳しいことを言うなら、レベル上げもお金稼ぎもまったく苦痛でなく、それでいて長期間に渡って楽しく遊んでもらえるゲームを作るのがプロだろう、とも思うからだ。

 ……とはいえ、他のオンライン RPG がそうであるように、上記のような理由ですぐにやめてしまう人もいれば、レベルが上がりにくく、お金を稼ぐのに時間がかかっても、割とスンナリと馴染んでしまう人もいる。私は FF11 をやっていたこともあって後者なのだが、個人的には、ほぼ理想的な形でドラクエをオンライン化できているように感じた。

 特に FF11 と比較した場合、細かい部分まで改良されており、非常に遊びやすくなっている。エリアチェンジで会話が飛ばなかったり、地図を半透明で表示したまま移動できたりと、細かいことを言い出すとキリがないが、中でも大きいのは、戦闘システム。

 シンボルエンカウント形式で、接触した時点でその敵に対する占有権が生まれる。戦闘はフィールド上でそのまま行われ、他者からは自分が戦っている様子も見えるし、また、こちらからも周囲の状況が見えているのだが、両者はある意味、別世界扱い。付近をうろつくモンスターも半透明になり、まったく戦闘に関わらない。すぐ近くをモンスターが通っても加勢して来ないし、そもそも当たり判定もなくなる。他のモンスターは “見えているだけ” なので、今の戦闘に専念できる。

ピクシー戦
左の半透明のピクシーは、現在の戦闘と無関係。

 FF11 では、アクティブな(感知範囲に入ると襲って来る)敵や、リンク(1匹の敵に感知されると、連鎖的にその周囲の敵も襲って来る状態)の危険を常に考えなければいけなかった。周囲の状況に注意を払いつつ戦うというのは、それはそれでおもしろい部分もあるのだが、FF11 の場合は敵の配置が嫌がらせレベルに達しているエリアもあり、そういう場所ではまともに経験値を稼げる状態ではなく、結果的に狩場として機能しない “死にエリア” が多かった。

 その点、DQ10 は戦闘に入ってしまえば、周囲に危険なモンスターがうろついていようが無関係。見事な死にエリア対策! ……と言いたいところだが、敵とのレベル差による経験値の増減がないため、Lv 25 であろうと 45 であろうと “ラクに倒せて、倒すまでの時間効率が良い” 、同一の敵に大勢が集中してしまうという問題が発生している。ほぼ無傷で 30 秒で倒せて経験値 100 の敵と、ボロボロになりながら2分以上かかって経験値 300 の敵がいたら、どう考えても前者に人が群がるのはしょうがない。これは単純に、未熟な設計としか言いようがない。

 この点に関しては、すでに開発側から「強敵に挑みたくなる仕組みを考えている」とのことなので、今後、改善はされるだろう。

■10 作目にして大きく変わった戦闘

 さて、その戦闘だが……これまでのドラクエの戦闘はターン制で、キャラや敵の見た目が 3D に進化していったとはいえ、ゲーム的には実質 2D であり、所詮は眺めるだけのシロモノだった。しかし今回はリアルタイムで進行し、戦闘中に自由に動き回れるようになった。

 中でも特徴的なのが、前衛がモンスターの進路を阻み、如何に後衛のほうに行かさず攻撃するか……という部分。戦闘中、プレイヤーは敵を “押す” ことができ、押すキャラの重さが敵の重さを上回っていれば、ちょっとずつ押していくことができる。逆に敵のほうが重いと動かすことができず、こちらがジリジリと押される。ステータスには新たに「おもさ」というパラメータが加わり、重さを増幅する “ズッシード” という魔法も登場した。久々にドラクエらしいネーミングでイイネ! 「マジックバリア」は見習え。

押す!
イオラを詠唱中の魔法使いに向かう山賊ウルフ……を力ずくで押し戻す図。

 この押し・押されは、FF11 をはじめとするオンライン RPG におけるヘイト・敵対心の要素を物理的にした感じで、ネット上では「相撲」などと揶揄されているが、これ自体は意外とおもしろい。ただ、敵がターゲットを変更する基準が分からず、どうも完全ランダムの様子。前衛と後衛が敵対心を意識して行動するのもゲームの内だと思うが、そこをあえてイージーにして、「攻撃されたくない仲間のほうへ敵が行ったら、物理的に遮れ!」という分かりやすさを重視したのかな、と思う。

 あと、この肉壁戦闘のポイントは必ずしも後衛が守られる側でもないということ。敵を攻撃すると “怒り” 状態になることがあり、こうなると、敵は決まった1人を一定時間狙い続ける。この場合、痛い範囲攻撃を連発してくる敵でない限り、後衛は下がっている必要はない。狙われている仲間へ敵を近づけさせなければ、怒り状態の間は敵は無力化するわけで、後衛も総出で、狙われている仲間の進路を阻むべきなのだ。

 普段は守られている僧侶や魔法使いが必死で敵を押さえ込み、瀕死で逃げ回る戦士の時間稼ぎをする……といったことも有り得る。「後衛は前衛の為に後方から回復魔法をかけるもの」という固定観念を打ち破り、全員が全員のために戦闘フィールドを動き回る、ほぼ非の打ち所のない戦闘システムといえる。

『8』で初めて 3D になったドラクエだが、『10』は、そのゲーム性も完全に 3D ベースにした、ひとつの到達点だろう。

 3D といえば、各モンスターも丁寧に作り込まれている。モンスターの可愛らしさはドラクエシリーズの特徴のひとつだが、戦闘中の動きや、フィールドを徘徊しているときの挙動が各モンスターのイメージ通りで、初めて立体で眺めてみて「こうなっていたのか……」と感心することも。しびれだんびらを正面から見たらマジで薄っぺらかったり、ぐんたいガニが横歩きしてて「ちゃんとカニだー!」と思ったり。森の中をノソノソと歩くおばけキャンドルも、不気味やらカワイイやら。

おばけキャンドル
薄暗い森でゆっくりと二足歩行しているおばけキャンドル。2D の頃は元気にこっちに向かってくる絵だったが、『10』では頭の灯りを揺らしながらテクテクと徘徊している。

 上記で述べた戦闘での “押し” では、押されてる間にも “押されモーション” があり、グイグイと押すと、イヤそうな顔をしながら押されていくモンスターもいて、とても殺し合ってる最中には見えないあたりも、ドラクエらしい雰囲気。シリーズファン必見のデキといえる。

眠るスライムベス
フィールド上では敵シンボルと衝突すると戦闘になるが、各種モンスターの挙動は丁寧に作られていて、シリーズのファンならモンスターを眺めているだけでも楽しい。これは、スヤスヤと眠りこけているスライムベス。

歩くスライムナイト
スライムナイトは、フィールド上ではスライムから降りて普通に歩いていたりする。

倒されたスライムナイト
倒されると、スライムの上で大の字に。よく見るとスライムの絵が描かれた盾を持っている。

■では、悪い点は……?

・チャットシステム全般。

 現時点でハッキリとダメなのは、チャットシステムまわり。これはもう、とにかく色々とひどい。「ベータテストまでやっておいて、これなの?」という感じ。テスターは何も言わなかったのか。

 まず、1回の発言が 20 文字以内という、ツイッターの半分以下での会話を余儀なくされる。普通の会話なら適当なところで区切って数回に分ければいいが、ボス戦のメンバー募集など、詳細を説明するには少なすぎる。FF11 でいうサーチコメントのようなものもないため、「詳細はコメントで」ということもできない。

「ゴーレムいきます。Lv ○ 前後の僧侶募集」などと入れたらもう 18 文字なわけで、必要最低限にもほどがある。何のゴーレムだよ、などと説明する余裕はない。ゴーレムと聞いてピンと来る者だけが集えるのだ……と言いたいところだが、実際は「レベル上げですか?」「ゴーレムってストーリーのボスですか?」などの質問も飛び交い、誰が誰に話しかけてるのかも分からず、完全にカオス状態。

 漢字変換も、ひどい。変換のひどさは、ウィンドウズの初期状態の辞書と同じくらい。いろいろとユーザー辞書登録させてくれ、と思う。以前に変換した単語が一番上に来ることすらない。

 あと、俺はかな入力マンなのだが、かな入力/ローマ字入力はオプション設定でのみ変更でき、かな入力モード時は半角文字が出せないという徹底ぶりのおかげで、どうあがいてもキーボードでアルファベッドを打てないという、この仕打ち。「MP」の2文字を出すために、ソフトウェアキーボードからコントローラで打つ俺。

・特技や呪文の選択に関して、ショートカット方法がない。

 戦闘中、毎回、じゅもん→ホイミ→誰々、と選択しなければいけない。ドラクエは『9』までずっとターン制コマンド入力型 RPG だったため、何も慌てる必要はなかったのだが、『10』の戦闘はリアルタイムで進行しているため、咄嗟の回復行動など、コマンド選択の素早さが命綱となる場面がある。リアルタイムになった以上は、じゅもん→ホイミ→誰々と選択していくシステムはあまりにも旧式であり、何かしら改善する必要があるだろう。

 FF11 では、特定の行動をあらかじめ設定しておいて、ボタンひとつで実行できるマクロシステムがあったが、もう、モロパクリでいいから実装してほしい。

 あと、ゲームそのものには関係ないが、ユーザー層について。FF11 のときもいろんな人がいて、結局は人それぞれ、と思うしかなかったが、少なくとも DQ10 で周囲の会話を聞いている限り、年齢層は相当低い。年齢層というか精神年齢層というか。私は今回はなるべく周囲の人間と関わらずに進めるつもりなので別にいいが、20 歳以上で、このゲームで積極的にフレンドを作ろうと思っている人は要注意。中にはちゃんとした大人もいるとは思うが、基本的には小学校の中に飛び込んで友達を作るようなものと思ったほうがいい。

 個人的にドラクエシリーズの全盛期は『2』~『6』あたりで、必然的にユーザー層もオッサン主体になっていっているゲームだと思っていたが、『10』を見る限り、最近の子供は予想以上にドラクエやってんだなァと思い知らされた。でも、オンライン RPG は会話が成立する文章を作れるようになってからにしてくれ、とも思うが……。

 公式サイトではフォーラムが用意され、プレイヤーからの意見を広く集めているのだが、中には「俺はこんな考えを持った人と一緒のゲームを遊んでいるのか……」と愕然とすることがある。たとえば……

聞け

 一見、正しいことを言っているかのように見えるが、職人 Lv 10 を越えると他の職人に変更はできないという話はゲーム中にて、ちゃんと警告される。一体、この人はどこを見ていたんだろうか。下から3行目の「思いましす」もジワジワくる。

キッズ

 お前が5分前に酒場に行け。

高い

 これに至っては、もう小田和正の「言葉にできない」を BGM にかけるしかない。バザーというのは、プレイヤーが価格を決めて出品する、FF11 の競売システムのようなもの。これ、現実世界で買い物に行ったとして、店の人に「この値段じゃ俺が買えないから、全品1万円にすべき」ってことだろ? すげえ。どうしよう。もうダメ。

 こういうのを見てしまうと、予想以上に右も左もワカラン人がこのゲームやってるんだなァと痛感するし、「ああ、やっぱりドラクエはオンラインは避けたほうが良かったんじゃないかなァ……」という考えも頭をよぎる。

 ……と、まあイロイロ書いたが、現状、個人的にはハマッている。が、やはりコンテンツ不足は目に付く。世界各地を巡ることに意味をもたせたり、入るたびに形が変わるダンジョンでもあればいいのだが……。

 各地も、だだっ広いエリアが「ただ、ある」というだけで結構投げっぱなしというか、FF11 にあったような「町に住む NPC をより一層好きになれるような外伝クエスト」的なものが少ないこともあり、まだまだ世界そのものが未完成な印象も受ける。まあ、最初から完成しているオンライン RPG なんて聞いたことがないけど。

 ただ、運営方針に関しては、フォーラムに寄せられた意見に返答しているのを見る限り、些細なことも真剣に考え、プレイヤーに真摯に接する姿勢は好感が持てるので、今後には期待できる。

 いずれは『9』のように、歴代シリーズのボスと戦えるようになるといいなァ。いや、ここはもう追加ディスクでいいから、『3』をそのまんま『10』仕様で再現してくれ! ロマリアで王様の格好したプレイヤーが走り回ってたり、ゾーマ城の回転床の前で人だかりができてたりするのを見てぇ~。

adbar
adbar
adbar
adbar

| コメント (6)

コメント

自分は10はスルーしていましたが、なるほど…参考になりました。他所の10レビューは子供が書いたようなものばかりで参考にする気すらおきませんでしたが、大体課題が分かりました。まだ過渡期という感じですね。ちなみにFF14の過渡期はようやく終わりを告げようとしています。

先日の日曜、10をやらない代わりに、同じくするーしてたPS2のドラクエ8でもやってみようかと中古屋を覗いてみましたが、さすがに現状ではps2ソフトを扱っている店舗自体も少なくなりつつあり、展示も隅の方にこじんまりとしていました。でも、あれだけ売れたDQ8。在庫は結構あるだろうと思いきや、GEOでは中古人気No.1で売り切れという始末。同じようなことを考える奴は自分の他にもいるんだなと痛感。まあ、こないだまで夏休みだったこともあり、10をやらせてもらえない子供たちが購入しまくった結果なのかも。ということは、もしかすると全国的に10スルー組による「8特需」という現象が起こっているのかも。まだまだPS2も現役で頑張っているということか。結局、8は5とセットでヤフオクで購入しました。わざわざ炎天下、遠くまで足を運ぶ必要はなかったという…。

あ、そうそう。先日、ようやく「ワンダと巨像」、自分もクリアーしました! 興奮して上田氏にツイッターで報告してしまいました。満足いく内容でしたが、欲を言えば、3~4体倒すごとにちょっとしたムービーを挟んで背景ストーリーが分かるような演出があってもよかったかなと。FCの「マイクタイソン パンチアウト」よろしく、ホントにボスと戦ってるだけという印象になってしまいがち。

今後も10の経過報告、楽しみにしています。

余談ですが、大女優の淡路恵子さんのドラクエ好きはご存知ですか? 今までもテレビや新聞で取り上げられていましたが、つい最近、テレビでもご立腹だったようです。http://www.youtube.com/watch?v=jPahN6H27fg


投稿者 toshi : 2012年9月 7日 13:59

ドラクエなら「MMOの常識をユーザーに押し付ける」じゃなくて、
「MMOの常識に一石を投じてくれる」かも、と期待はしてたんですけど……

なんと馬鳥が起き上がり、仲間になりたそうにこっちを見ている!!!


投稿者 作家K : 2012年9月 7日 14:15

長文お疲れサマンサ。
サマンサって誰なんですかね。

時間をかけて徐々に完成形に近付いていくオンラインゲームだから最初から過度な期待はしてなかったけど、
記事を見た限りではそんなに悪い感じでもなさげって事ですね。
しかしドラクエで、しかもナンバリングって事で今までオンラインやった事がない人がそこそこいるといった感じか。
発言が1回20文字とかボス戦で要説明のボスがいた時とか大変そうだ…。
もうちょっとFF11をいいとこどりをしたらよかったのに。

ドラクエ10が更に改良されて、やる機会があればやってみたいと思いましす。

ちなみに例の「もしかしたら(金さえあれば)最悪、酒場で仲間雇って実質ソロでクリア出来るんじゃね!?」という野望はどんな具合ですか。


投稿者 友人K : 2012年9月 7日 16:03

>toshiさん

クソ長いのに、読んで頂き、ありがとうございます。
まあ、なんだかんだ書いた割にはちゃんとハマッてるんですけどね!

>PS2のドラクエ8でもやってみようかと中古屋を覗いてみましたが

世間のショップではPS2の棚は縮小され、残り物状態になっているところも多いけど、
ドラクエ8のように、まだPS2でしか遊べないゲームって結構あるから、需要はあると思うんですよね。
なんといっても、安いし。

『8』は、そんなにストーリーがスゴいというようなものでもないんですが、
3D化され、ドラクエが大きく進化した1作であることと、元々のドラクエシリーズが持つ
おとぎ話的な雰囲気があって、楽しくのんびりと遊べた作品でした。

>ワンダと巨像

やっぱ、16体は多かったと思うんですよね……。
ボスも、倒すまでの手順が結構面倒だったりで、もう一回やろうという気が起きない。
「次のボスはどこかなー」と、あの閉鎖された禁断の地を馬で走り回っているときが
一番楽しかった気がします。

>淡路恵子さんのドラクエ好き

実際にテレビで発言しているのは初めて見ました。
批判されているのは、「ゲームはひとりでやるもの」「オンラインで人と繋がるとか面倒」
「毎月の課金形式ってのが気にくわない、子供はできないでしょう」
「ゲーム以外に揃えるものが多すぎる(ネット環境のことかな?)」というあたりかな。

ドラクエは子供が遊ぶことへの配慮には非常に慎重で、
その点を考えればこれらの批判は分からなくもないんですが、
淡路さんの環境もまた、現代においてはちょっと特殊なんじゃないかなと思います。
ネット環境がない家って、さすがに現在では少ないんじゃないかな。
最近のゲーム機で遊んでいる層なら、なおさら。

「ゲームはひとりでやるもの」「オンラインで人と繋がるとか面倒」……
これも、なんとなく気持ちは分かります。ゲームって、自分のペースでのんびりと、
読書をする感じでやりたいと思うんですよ。読むのが早い人も居れば遅い人も居る。
それらは優劣ではない。早く読めても、あえてじっくりと読む人も居る。
好きなときに中断してトイレに行く。眠くなったら寝る。
それを、人を集めて読書会を開いてみんなで朗読しましょう、となると、嫌がる人は多いはず。

でも、子供の頃って、たとえドラクエであっても、友達の家に集まってワイワイやってたと思うんですよ。
その点を考えると、場所が友達の家からネット上に移っただけのこと。
淡路さんに尋ねるのもいいけど、現代の子供に尋ねるのが一番いい感想を聞けるんじゃないかな。

>なんと馬鳥が起き上がり、仲間になりたそうにこっちを見ている!!!

ハッ、もし『5』のようなモンスター仲間システムが搭載されたら……いいんじゃないかコレ。
コレクション要素や、世界各地を巡る楽しみにもなるし。新職業・魔物使い、キチャウー
馬鳥で思い出したけど、「あばれうしどり」ってどういう発想で作られたモンスターなんですかね……。

>今までオンラインやった事がない人がそこそこいる

6割以上はそんな人たちなんじゃないかという気すらする。
ドラクエだからという理由に加えて、ハードがWiiだからってのもかなり関係してるんじゃないか。
Wiiは、もう期待できる新作が出そうにもない末期ハードでもあるから、
Wii持ってない人はわざわざこのためだけに買わないだろうし、すでにWii持ってる層って、
やっぱ大人より子供のほうが多いんじゃないか、という。

>「もしかしたら(金さえあれば)最悪、酒場で仲間雇って実質ソロでクリア出来るんじゃね!?」

これは次回で書くよ。
ただ、ラスボスだけは現状、多分ムリ。ムリな理由も、できるだけ説明してみよう……。


投稿者 夢崎 : 2012年9月 7日 17:26

ちなみにFF11、いまは2時間で経験値60万ほど稼げるんだぜ・・・?


投稿者 てすたっち : 2012年9月10日 10:38

>いまは2時間で経験値60万

アビセアやGOVは知ってるし、やったこともあるが、時給30万は相当条件厳しくないか?
全レベル帯でその勢いで稼げるわけでもないし、何より、そうするのが遅すぎた。


投稿者 夢崎 : 2012年9月11日 19:10

※現在、スパム対策のため、コメント入力機能を一時停止しています。御用の方は掲示板まで……