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2018年3月30日

『PCエンジンコンプリートガイド』(主婦の友社)

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 ついに出たかという感じの、おそらく国産では初となるPCエンジンカタログ本。本日3月30日発売。ただし、ハッカー系の怪しいブツは一切載っていない(※オマケ的に『CD麻雀 美少女中心派』のみ、パッケージの表裏が掲載)。そのへんを求める人はLa Bible PC ENGINEで。『La Bible PC ENGINE』は、その後、無事に CD-ROM 編も発売されたのだが、紹介できないまま月日が経ってしまった。PCエンジンネタがたまってきているので、近いうちに記事にしたい。

 2016年に同社から発売された『ファミコン コンプリートガイド』では、1ページあたり6タイトルという詰め込み様からか、せっかく箱パッケージとカセットの画像まで収録しているのに、誌面での実寸が縦1×横2センチ、モノによっては縦1×横1.5センチという、異常な小ささでの掲載が残念だった。

 ■関連記事:山崎 功『ファミコン コンプリートガイド』(主婦の友社)

 その反省からか、今回は1ページ4タイトル構成。Huカード・CD-ROM 共に「パッケージ画像」と「カード・CD 画像」で2.5×2.5センチのスペースを2つ確保。画面写真も1タイトルにつき4枚掲載されているので、格段に絵素材が見やすくなった。ただ、タイトルごとの解説文が90文字程度なため、最低限の説明をするのがやっとという文章スペース。どういうジャンルのゲームであるかの説明や、他機種で出たものの移植作であるということを説明した時点で文字数の限界に達しているタイトルも多く、「個々のゲームについて詳しく知りたい」という人には向かない、完全なカタログ本。

 『ファミコン コンプリートガイド』もそうだったが、特に大きく取り上げるタイトルに関しては1ページ2タイトル構成。個人的には全タイトルを1ページ2タイトル構成でちょうど良いんじゃないかと思うが、そうなると必然的に文章スペースが増えるので、「そんなに書くことがないよ……」というタイトルの場合に困るのだろう。

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 オールカラーで全タイトル、発売日・価格も掲載しており、非売品の類や周辺機器も押さえている。本体や周辺機器などもすべて箱付きで載っているので、ザッと見たところでは、特に不満のないデキ。強いて言うならば、非売品に関してはさすがに現物を確保できない物も多かったのか、レア度の高い物はリストに留まっている。このあたりの画像を求める人は『La Bible PC ENGINE』や、先日発売された『非売品ゲームソフトガイドブック』を。

 そういえば、『妖怪道中記』のゴールドバージョンは「配布経路が不明」としてリストから除外している旨が記載されていた。てっきりプレミアソフトとして認知されている物だと思っていたが、謎だったのか……。
 軽く検索してみると、こんな話が引っ掛かった。当時の関係者への記念品の類ということでよさそう……? しかし、カトケンのゴールドはしばらく前にヤフオクに出ていたことがあったが、ちゃんとした物だったのか……。金目当ての輩が超塗装技術で金色に塗っただけの物かと思ってたよ。

 あと、比較的最近、幻の未発売ソフト『スペースファンタジーゾーン』が、謎のパチモン業者によって見事なパッケージをこさえられてヤフオクに出品されているのも目撃した。数年前に『銀河婦警伝説サファイア』の偽物も出回っていたので、ここは一発、今後のPCエンジン関連本で、「PCエンジン ギャラリーフェイク」みたいなコーナーを作って紹介してほしいものだ。

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 Amazonレビューによると、周辺機器に関しては未掲載の物がまだまだあるらしいが、まあ、そこまで求めるのは酷だろう。とりあえず、やっと国産でPCエンジンの本が、このクオリティで出ただけで拍手喝采ものだと思う。

 『ファミコン コンプリート』は 320 ページで税別 2,300 円だったことを考えると、224 ページで税別 2,100 円の本書は若干割高感はあるが、まったく問題ない。むしろこのテの本は、内容のクオリティが上がるなら値段も上げてくれて全然構わない。

 ちょっとでも気になる人は、見かけたら絶対に買っておいたほうがいい1冊だと思う。特に、紙の本で持っておきたい人は。現時点でも Amazon では売り切れているようだが、このままギリギリ重版かからなかったら、幻の本と化すぞ。『ファミコン コンプリートガイド』は Kindle 版も出ているので、品切れの悪夢から解放されるべく、この本も Kindle 版が発売されることを祈りたい。



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