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2016年10月18日

部屋と河津氏と私

『倉庫番』ではないが、物事にはどうしても手順というものがある。
 これをするためにはまずこれをして、でもそれをするためにはこっちを……と辿っていくと、部屋の整理をするしかなくなった。
 調べものをしようとして、確か持っていたはずの本を探そうとするのだが、収納ケースを山積みにしていて、
 その向こうにある本棚の中の本が取れない……どころか、本当に本がそこにあるのかどうかの確認すらできない。
 ケースを一時的にどける床スペースもないという。このままでは、持っているはずの本やゲームをまた買うハメになりかねない。

 整理の基本は捨てることであり、パッと見、もっとも捨てやすそうなのは雑誌のスクラップだった。
 これをドキュメントスキャナでスキャンしていけば、雑誌・スクラップを大量に処分できる。
 1枚1枚はペラペラの紙だが、集まるとクソ重いし、中途半端に場所をとるものだ。

 ……と、この煮え切らない前置きは何のためかというと、突然こんな画像を出しても説明に困るからである。

 『サガフロンティア』発売当時のファミ通のインタビュー記事なのだが、この頃のファミ通はいい感じにわけわからんことをしていて好き。
 ご丁寧にキリトリ点線付きである。いい笑顔だけど、どう使うんだよ。財布に入れたりするのかよ。

 んで、比較的最近のファミ通のスクラップもあったのだが……

 熊本県……出身……だと……。
 ヤ、ヤクーツクじゃなかったのかよォ!


「Sa・Ga秘宝伝説 完全クリア編」94ページより。


 ゴッチ道場とか書いてあるからそのへんはジョークとしても、出身は割と有り得るんじゃ……と思っていた。
 出身って要は生まれた場所だから、たまたま両親がロシア旅行に来ていて陣痛が始まったら……
 と考えたけど、そんなヤバい時期にロシア旅行はないな。ピュアだった小学生の頃の俺……。

 その後、調べてみると、御本人のツイッターでも言及されていた。


 まあ冷静に見てみると1920年生まれとか書いてあるし、おかしいよね、うん……。


 そんな感じで「ヤクーツク出身の得体の知れない人」から、まさかの熊本出身に親近感を覚えていたのだが、
 ジワジワと年末も近付き、発売も迫っている『サガ スカーレット グレイス』が良い作品に仕上がっていることを期待……
 ……っと、「今どんだけ情報出てんのかな?」とググッてみたところ、9月のTGSでの実機映像が不評という話が出てきて「えっ……」
「ダンジョンがない」「えっ……」「ロード時間が長い」「えっ……」と不安材料が次から次へと。

 「い、いやまあどんなヤバくても買うけど」と思いつつ、TGSの動画があったので見てみたら、なるほどこれはイヤな予感。
 ロード時間は現在高速化をがんばっているらしいのでそこに期待するとして、マップ移動が苦肉の策に見えた。

 実際にキャラクターがマップ上を走っているが、これはRPGでいう "フィールド" ではなく "行き先選択画面" であり、
 そもそも、ここを走る意味を大して感じない。このインタビュー記事では、

「キャラクターをプレイヤーが操作できないとおもしろくない、というのは『アンリミテッド:サガ』の反省点としてありましたので、ワールドマップを探索できるようにしたんです。」

 ……とある。この動画を見る限りでは、たしかにキャラクターは動かせるが、操作する意味を作っていないように見える。
 動かせれば何でもいいというわけではないだろう。これなら、マップ上でカーソルで選ぶのと変わらないどころか、
 遠い場所に行くには、実際に走る時間分、待たなければいけないことになる。ヘタすると悪化している。

 もし、このマップが本当に「ただ移動するためだけのもの」だとしたら、
 従来のRPGのフィールドで感じる景色や世界の広がりをバッサリとカットしただけのものということになる。
 インタビューでは「新しいRPGのフォーマット」とまで言っているが、少々リップサービスが過ぎる気も……。

 キャラクターを動かす楽しさというのは、そこにフィールドマップが実際にあって、
 フィールド・町・ダンジョンなどを自分の意志で行ったり来たりできる自由度とセットのものだと思う。
 たとえばそれがゲーム的には特に意味のない移動・行動だったとしても、
 結果としてそれがそのRPGの世界を肌で感じる "ゲーム体験" になる。


 次に気になるのは町とダンジョンの消滅。
 これだけ聞くとモロにFF13の悪夢再来だが、町は簡略化されているだけで一応存在はしているし、
「RPGにダンジョンは必須ではない」という考え方も否定はしない。
 しかしそれは、代わりに別の要素で同等の楽しさを提供できている場合のこと。
 動画を見る限り、「ワールドマップをジョギング」「会話イベント」「戦闘」の3つしかないように見えるのが気になる。
 じっくり考えてそうしたというよりも、予算、スタッフ、ハード、技術といった制約的な問題で「そうせざるを得なかった」雰囲気がスゴい。
 後々、全部スマホに移植できるようにしておけと言われたか、スタッフが新人まみれか、PS4で作るほどの予算がもらえなかったか……?


 ……と、まあ、まだ発売していないものを、製作途中の動画だけで判断するのもフェアではない。
 ↑のTGS動画にしても、マイナスに見る意見が過剰すぎる印象があるので、コメントはOFFにして見たほうがいい。
 ……でも、ロード時間の存在は百害あって一利なしなので、がんばってほしいなぁ。

 そして、部屋の整理が全然進んでいないことに気付いて溜息をつくのであった。



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