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2009年12月16日

攻略本の読み方

表紙

 俺は攻略本スキーなので「持ってないけど興味のあるゲーム」の本もたまに買うんですが、『Demon's Souls 独占公式パーフェクトガイド』(エンターブレイン刊)読んでみて、久々に攻略本でフイタ。

データページ2

 いわゆるアイテムデータなどを表組みで掲載しているデータページで、表組みの右と下の両方に大胆な謎の空白。これは神経質なデザイナーが見たら発狂するレベル。スゲェ。せめて下地に絵があれば雰囲気的にやわらいだのに。もうこれ、余白に「攻略ワンポイント☆」とか自分でコラム書き込むしかない。さらに他のページでは……

データページ

 前ページから続いているデータ表がこのページの上部で終わってしまい、そのままこのページはこれで終わりという投げっぱなしジャーマンがこれ以上ない角度で炸裂。ページの半分以上が空白のままという、絵もコラムも用意できなかった大人の事情をビリビリ感じさせるページ。こういう本が存在するということは、制作段階でこれで OK を出した人間がいたというわけで。一体どんなスケジュールだったのか背筋が凍る。しかもデータページの一番終わりならまだしも、この次のページも、まだまだデータページは続くし、これ以外にも似たような空白がそこかしこに。な、なぜ詰めなかった……。しかもこの本、192 ページ中 128 ページがデータページという。ウイイレの攻略本かお前は。

 Amazon のカスタマーレビュー見てみると、なるほどフルボッコ。このゲームやってないから内容の良し悪しについてはワカランけど、一件だけ、☆5をつけてるレビューが。一部、引用。

不足分をペンで直接書き込んで、オリジナル・ノートの様に愛用しています。
で、マップの空白部分もアイデア一つのカキコミでどのサイトよりも見やすくなりますし、
基本的なデータも数値もアイテムも全部載っていますよ。
このゲーム自体がゲーマーを突き放した挑戦的な作品ですから、
その雰囲気と作業?を壊す事無く作られたこの攻略本は
まさしくデモンズソウルらしくて良いんではないかと。

 ま、負けた……。そんな風に考えられるなんて。世界が君のような人ばかりなら平和なのに。

 ……ふと、画面写真やマップだけ載せて、肝心の攻略や宝箱の位置などを全部自分で書き込む「攻略ノート」みたいなのを作ったら面白いかもしれん、とか思ってしまった。魔王をにらみつけてる主人公の画面写真の下に「  」が書いてあって、自分で「がっぺむかつく!」とかセリフ書き込んだり。

 で、プロのイラストレーターや攻略本制作スタッフが挿絵とか攻略情報を書き込んだ本がヤフオクで高値つけたりすんの。まともに攻略本として通用する本もあれば、完全に笑わせるために作られたネタ満載の本とか。元が同じ本なのに、こうも違う! みたいな。攻略本の未来キタコレ! ただしこれが流行ると攻略本制作スタッフが軒並み職を失う諸刃の剣。まったくオススメできない。

 と、ここまで書いて、これは雑誌の付録レベルだなと気付いた。時期的に「FF13 攻略ノート」とか、Vジャンプあたりについてそうじゃん?(偏見)

 あと全然話の流れに関係ないけどこのスレは大変面白いので、FF13 に興味ある人もない人もオススメ。「この場所もなんとコクーン!」という、ジャンプに掲載された FF13 記事のアオリ文の響きが妙におかしくて生まれたスレで、「玄関開けたら2分でコクーン!」とか「このお弁当もなんと温めますか?」「姉ちゃん! コクーンってここさ!」とか、みんな言いたい放題。PS3 持ってないから FF13 は諦めてたのに、今から本体ごと欲しくなってくる。

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| コメント (1)

コメント

このゲームは、自分も遊びましたが、攻略本は買っていないので、ある意味参考になりました。
本、要らない・・・(-_-;)

攻略ノートは、自分で進めたい人には、結構重宝するのかも。
データとかをしっかり見て、楽に進めたい人は従来の攻略本、自分でノートを作りたい人には攻略ノート、と住み分けが出来るかもですね。

まぁ、wikiとかが充実している今の環境では、そもそも攻略本自体が売れにくいのでしょうけれど・・・。


投稿者 Anonymous : 2009年12月16日 12:02

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