2017年12月19日

『バイオハザード7』無料アップデートコンテンツ『Not A Hero』

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 『Not A Hero』は、『バイオハザード7』の無料アップデートによる追加コンテンツ。
 まあ、無料 DLC みたいなものだ。
 当初は「春予定」とされていたものだったが、なんだかんだで冬まで延期された。

 『バイオハザード7』は色々と謎を残しており、その中でも、ラスボス撃破後の最後の最後に登場して
 主人公に「レッドフィールドだ」と名乗る人物は、あのクリスなのか? と物議を醸した。
 というのも、外見が全然違うからである。

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クリ……ス……?

参考:Google画像検索で「クリス レッドフィールド」で出てくる写真群

 ゲーム機や映像技術の進化に合わせて、CGモデルが多少変化するのは仕方ない。
 『バイオ』シリーズは作を重ねるごとにゲーム内時間も経過し、キャラクターも歳をとるタイプのゲームなので、
 年齢による変化もある。しかし、徐々にマッチョ化していったはずのクリスが急に細くなるという、
 「骨格からして別人じゃない?」という謎と、髪の毛の色も茶~黒だった気がするのだが、見事な金髪。
 クリスもすでに40代のはずだが、まあ仕事上いろいろあったし、ちょっとイキがって染めてみたのかな?
 と考えられなくもない。ただ、その場合、眉毛や無精髭まで染めるか? という疑問が浮上するので、
 髪の色については謎が残る。

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『7』の最後のクリス登場シーンは、実は最近のアップデートで手が加えられている。
うん……画質は上がってるけど、諸々の疑問点はそのまま。

 加えて、「クリス」ではなく「レッドフィールドだ」と名乗っているため、
 「クリスの家系の、別の誰かなのでは?」など、いろいろな説が飛び交っていたものだ。
 クリスが乗ってきたヘリコプターに、滅びたはずのアンブレラ社のマークがあったことから、「クリス悪堕ち説」まで囁かれた。

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象徴的な傘のマークは、当時は青ではなく赤だった

 前置きが長くなったが、そういった謎が明かされるのでは……ということで期待が高まっていたのが、この『Not A Hero』。
 かくいう俺も『バイオ』シリーズの大ファンなので気になってはいたのだが、
 フタを開けてみれば、大して謎は解明もされず、ボリュームが大きいわけでもなく、
 こんなに延期した理由もよく分からん感じのコンテンツだった。

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本編と同様に主観視点だが、画面上にはシューターっぽいHUDが表示される。

 「PS VR に完全対応させる」ということが開発的にはかなりの手間なはずなので、
 そこにほとんどの時間をとられたのでは……という気はする。

 一応、クリスがアンブレラのマークが付いたヘリに乗っていた謎だけは明らかになる。
 プレイ開始時からアイテム欄にある書類を読むと書いてあるという、やや雑な説明なのは気になるが、
 クリスはアンブレラに所属しているわけではなく、あくまで今回はBSAAから派遣されているということのようだ。
 妙にホッソリした理由や、髪の色の変化については不明。

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そ、そうなんだ……。

 本編とは異なり、"シューター寄りのコンテンツ" という触れ込みだったが、そこまでシューターという印象は受けなかった。
 難易度設定を最低の「Casual」にしても、入手できる弾薬はかなり少なめで、
 さらに、特定の弾丸でしか倒せない敵が頻繁に出現するため、難易度「Casual」であろうと、無駄撃ちは命取りとなる。
 「この敵にはこの弾を残しておかないといけないから、ここはなくなってもいいショットガンの弾で……」
 というような、シューターのセオリーとはまた違った "撃ち分け" が必須なので、パズルゲームをやっている感覚に近い。

 もっとこう、装弾数350発くらいのマシンガンを小脇に抱えて敵を薙ぎ倒しまくって、
 不自然なくらいにいろんな場所から弾薬拾いまくって、最後はロケットランチャーでキメてくれると思っていたが、
 ビックリするほど地味な話、地味な戦い。クリスがヒーロー的な活躍をするわけでもなく、
 たしかに『Not A Hero』のタイトルが示す通りなんだけど、何だろう、このモヤモヤ感。
 このコンテンツをお金出して買ったなら、堂々と「物足りない!」とか言えるのだが、無料だしなぁ、という。

 『7』本編もそうだったが、PS VR への完全対応のためか、ボリュームはさほどではない。
 一度クリアすると難易度「Professional」が開放されるので、周回してやり込む要素はあるといえるが、
 初期装備がナイフのみになり、敵の数がやたら増えているので、
 敵の攻撃を受ける瞬間にガードする「ジャストガード」に相当慣れないとムズそう。
 ちょっとやってみたけど、敵の攻撃パターンを完全に覚えないと無理だなぁ、これ。

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最初のセーブができる部屋に着いた時点で、このザマ。無理無理無理……。


 ・ ・ ・

 『Not A Hero』は、当初の予定より内容を強化すべきと判断しての延期だったらしいが、
 正直、「強化してこれなら、当初はどんなボリュームのつもりだったんだ」と思わなくもない。
 初見で最終セーブポイントでのタイムが1時間17分だった。
 でも、VR ゲームは長時間のプレイはキツいようなので、PS VR でのプレイを想定したゲームと考えると、
 案外このくらいでちょうどいいのかもしれない。
 俺は Xbox One 版で VR なし環境でプレイしたから、よく分からんけど……。

 14日には、この『Not A Hero』と同時に、有料コンテンツ『End of Zoe』、そしてこれまでに配信されたその他の DLC すべてをブチ込んだ完全版ともいえる『GOLD EDITION』が発売されたので、年末年始、さらに PS VR も増産されたらしいこの時期、「いつかやろう」と思っていた人にとっては良いタイミングだろう。

 特に、PS VR 環境がある人はオススメ。だって、ノー VR 環境でプレイした俺でさえ、
 「あれを VR はヤバいでしょ……」というシーンが、いくつかすぐに思い当たる。
 心臓が弱い人は、ホントにやめといたほうがいいかもしれない。

 『7』は発売日に購入してクリアー済みなのだが、結局、レビューを書けないまま、年末を迎えてしまった。
 VR なし環境でも楽しかったが、やはり、PS VR ありきで作られているようなものを感じる場面が多く、
 「待望の『バイオ』シリーズ最新作」というよりは、PS VR の宣伝材料としての側面を強く感じる作品だった。
 いずれまた、ちゃんとしたレビューを書きたい。


 それはそうと、今回『Not A Hero』と同時に配信されたDLC『End of Zoe』は『7』を締めくくる内容らしい。
 ここまでの DLC をすべてプレイしてきた者としては気になっていたのだが、
 税抜 1,400 円と知って、ちょっと保留中。
 実は『GOLD EDITION』の発売に合わせて、本編単体の価格が約 3,000 円に改定されている。
 つまりこの DLC、本編の半分の価格にあたることになる。う、うーん。
 全部入りの『GOLD EDITION』も Amazon で実売 4,500 円くらいなので、
 この DLC 単体の 1,400 円という数字が、ひときわ大きく感じる。
 貧乏人と笑わば笑え。俺はセールを待つぞ、ジョジョーッ!


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