« ハムスター侍 | メイン | スマブラー »

2001年5月13日

ハトの恋

 バイト先の外レジでは、もうが出ます。早すぎです。というわけでレジの下で眠っていた、去年買った蚊取り線香が出動。懐かしい匂いが立ち込めます。そこへM田さんがやって来て「お、もうそんな季節か~」。いや、そんな季節じゃないんですけどね。おかしいんですよ、ここ。

 ゴールデンウィークも終わり、毎月恒例の1割引の日も終わったので、死ぬほどヒマな店。なんとなく、屋根をうろついているハトを眺めます。すると、もう1匹やって来て、最初にいたハトに、執拗なまでにアタック 25。

「ははぁ、あれ、オスがメスを追いかけとるんよ」

 M田さんの言う通り、メスと思われる方がしょっちゅう飛んで位置を変えるのですが、その度、後ろのハトがピッタリそれを追跡します。

「おお、嫌がっとる嫌がっとる。『来ないでよ』『ええやんか』とか言っとるんかなぁ」

 どうでもいいですがM田さん、『』内のセリフ、わざわざ声色使ってまで言わなくても。あと、なんでオスの方、関西弁?

 しばらくすると、ちょうど見えない位置に行った2匹の鳴き声だけが聞こえてきました。バタバタ、と羽根を羽ばたかせる音も聞こえます。

「おっ、いったか!?

 何故か興奮気味のM田さん。時折、屋根の上の方に2匹が見え隠れ。なんか、飛んだり跳ねたりしてる模様。

「あれはレイプなんかな?」

 そんなこと言われても。その後、双方、羽ばたきながらくっついたまま、空へ。

「空中戦!?」

 いやM田さん、空中戦て。

adbar
adbar
adbar
adbar