2013年6月23日

3DS『さよなら海腹川背』雑感

 気がつけばもう1か月前の出来事になっちゃってるけど、5/23に発売されたPS3の『テラリア』で、モノづくりに励む記事を書かせて頂きました。
 全5回の紹介記事で、4~5回目が私の担当。どんなゲームか気になってる人は読んでみてネ。
 ちょうど1年前の5~6月は、同じくモノづくり系ゲームである『マインクラフト』にハマッていたことを考えると、
 感慨深いやら時の流れの早さに絶望するやら……。


set


 さて3DSの『さよなら海腹川背』なのだが、当初の発売予定から7日早まっていたらしく、20日に発売。
 特典のサントラは旧曲も含めて入っているようで、ナカナカのお得感。


tracklist


 ほぼ全曲入ってるので、プレミアついてるシリーズサントラ買うほどまでは、ちょっと……という人にはちょうど良い感じ。
 プレミアサントラにしか入ってない曲は、

 01. タイトル曲
 05. 「海・磯」面BGM
 06. 「海・大海原」面BGM
 07. 「海・波止場」面BGM
 13. ときめきが目を覚ましてる(歌:小森 まなみ)
 14. 空の青さ(歌:小森 まなみ)

 だけ……かな? それ以外は網羅してることを考えると、特典としては異例の充実サントラかもしれない。


 さて、そんな『海腹川背』に合わせて、ここで、ずっと迷っていたキャプチャ可能な3DSを購入。
 画面写真を撮ると、こんな感じに。


2


 これはドットバイドット表示から2倍に拡大したもの(画像をクリックで拡大)。
 3倍までいけるのだが、よほど巨大なモニタでないと縦に2画面並べて3倍はキツいかと思われる。
 下画面を分離することもできるので、上画面だけ全画面まで最大化、なんてこともできる。


dq9cap
DSのゲームも可能。


 ただ、この特殊3DS、専用のキャプチャソフトを使うのだが、これにはスクリーンショット撮影機能も動画の録画機能もない。
 写真についてはアクティブウィンドウをボタンひとつで撮影できるソフトがゴロゴロあるので別に困らないのだが、
 動画の撮影に関しては、デスクトップの一定範囲を録画できるアマレココのようなソフトを使うしかなさそう……と思っていたら、
 ロイロゲームレコーダーというソフトが、フリーながらも超優秀。

 録音に関しては3DSのヘッドホン端子とPCのLINE IN端子を繋ぐしかないと思っていたのだが、USBで音声も送っているようで、
 上記のロイロゲームレコーダーさえあれば問題なく動画撮影できた。
 ググッてみると「このキャプチャソフトの音声入力はノイズがひどいので、ノイズキャンセラーを別途用意したほうが……」という記事もヒットしたが、
 耳を澄ますと、ごくまれに「……ん?」と気付く程度のプツッという音が入るだけで、あとはキレイなもんだった。キャプチャソフトが改良されたのだろうか。
 ともあれ、「微細な雑音も許さない! 超美麗音声の動画を撮りたい!」という人以外は、これとロイロゲームレコーダーがあれば、DSと3DSはキャプチャし放題だ。


 さて、20日に発売したのに今まで何も書いてなかったのは、このキャプチャ関連の下調べをしていたのもあるのだが、
 そんな作業の傍ら、たまたま見つけたインタビュー記事が、なかなか内容が濃かった。
 これを読むと、ステージエディットは検討されていたようだが、今作についてるのだろうか?
 全ステージクリアで出現、とかだといいなぁ……。

 キャラクターを複数用意したのはキャラ性能の違いではなく、江美子と小学生川背はステージ途中にチェックポイントを用意、
 ノッコはスローモーション能力が使えるなど、元々難易度の高いゲームであることを意識したうえでの救済措置。
 ただキャラを増やすのではなく、ちゃんとゲーム自体のハードルを下げて幅広い層に受け入れてもらおうという姿勢が見えるのは好印象。

 ステージについても、これまでの「ゲームオーバーになったらステージ1から」ではなく、
 1ステージごとのクリア形式になっているので、短時間でちょっとだけ、というプレイも可能になった。
 解法が分からないときも、お手本が見られるようになっているので、ほぼ理想的な作りだろう。


 ただ「他人のリプレイは見れないのか?」という話になったときの、

 > 近藤氏:残念ながらそこは見られないですけれど、逆に言うと最近は動画のアップ環境とか整っているというか、昔に比べると楽になっているので。

 というのは、ちょっとどうかなぁという気がする。
 据え置き機だと、キャプチャーボードも安いのがイロイロ出ているので大したアレではないが、
 3DSに関しては、上記の、私が買ったアレのように、選択肢がひとつしかない。
 それ以外はもう、ミニ三脚みたいなのを使ってデジカメなりWebカメラなりで直に撮影するしかなく、画質も手間も結構なものになってしまう。
 単純に、タイム上位の人のスーパーリプレイはゲーム内で見たかった。

 それはともかく、早速チマチマと進めよう……と思ったところ、4ステージ目で難所が。


HP


 ここは足場が氷のため、ルアーが引っかけられない。
 お手本を見る限り、普通にジャンプして落ちそうになりつつもフチに触れてよっこいしょと登る感じらしいのだが、
 ジャンプの踏み切りのタイミングが異様にシビアで、個人的に10回に1回くらいしか成功しない。
 スーパーマリオの感覚でいくと絶対ムリで、踏み切るときに
「そろそろジャンプボタン押さないと落ちるよ! 落ち……いいや! 限界だ飛ぶね!」という感じで、やっとくらい。


move
だいたいこうなる


 ただクリアするだけではなく、各ステージ、取りにくい場所に配置されたリュックをすべて回収する楽しみや、
 コスチュームやギャラリーが増えていく楽しみもあるので、なんとか挫折せずに進めていき……


f4


 ……たい。


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[さよなら海腹川背] | コメント (2)

2013年4月11日

さよなら海腹川背

HP


 ヘタすると弾幕シューティングよりも人を選ぶ気がする高難度アクション『海腹川背』が、意味深に「さよなら」をつけての新作登場。
 別に弾幕繋がりではないけど、「大往生」の後に「大復活」した後に「最大往生」する作品もあるだけに、別に最終作にする気はなさそうな……。
「さよなら」と聞いて絶望先生を思い浮かべるか、青木幹治先生の「さよなら、おっぱい」を思い浮かべるかで、
 このサイトの適性が分かります。後者の方、


AA

AA


 さて、そんな『海腹川背』だが、2008年に発売されたPSP版では無数のバグが見つかり、
 どう見てもおかしいのに「仕様」と言い切る強硬手段で、悪い意味で話題になった。
 具体的にどんなバグがあったかはまとめwikiを御覧頂きたい。

 上から読んでいくと、最初は『海腹川背』の特性を把握していないとよく分からないバグが多いが、
 さすがに↓の写真を見たときは「Oh...」という感じだった。


もつれ
まとめwikiより。どう見ても川背さんNGシーン


 その1年後に発売されたDS版ではメーカーを変更し、ちゃんとしたものに。
 今でも高値を維持しており、『川背』ファン御用達の1本となっている。

 しかし、PSP版が新品680円で笑った。中古に至っては200円。そこまでして処分したいか。
 思うに、ここまでひどいバグが盛りだくさんなら、バグ前提でクリアに挑戦する新感覚ゲームとして、
 680円なら楽しめないだろうか。楽しめないか。

 そんな経緯もあってか、今回はトレーラームービーでも「シリーズ原作者による正当続編!」と、
 バグ騒ぎがあったことを知らない人が見たら正当ではない続編があったかのようなアオリ文句に笑ってしまう。
 新キャラも何人か登場するようだが、キャラ性能差はあるんだろうか?
 特徴あるゲームシステムだけに、何かしら性能差がないとキャラを追加する意味自体がなさそうな気がする。
 ゲーム自体はステージ追加していくだけでいくらでも作れそうだが、いっそステージエディット機能でもつけてくれんものか。
 それさえあれば永遠に遊べそうなゲームなんだが……。

 あと、特典にオリジナルサウンドトラックがついてくるようで、サントラが1万越えの現在の状況だと、かなり魅力的。
 何曲程度収録されるのかは分からないが、貴重なものになりそうなので、3DSを持ってないのに予約してしまった。
「新作のサントラだとしたら意味ないんじゃ……」と思われるかもしれないが、
 ステージ曲は既存のものを……よくてアレンジで使ってくると踏んだ!


 なお『海腹川背』には作者が考えた裏設定が存在し、それが結構ヘヴィーな内容なため、ファンの間では話題になることが多い。
 作者的には公式設定として作ったつもりはなく、予想以上にファンによって語られることが多くなったため、
 現在は自身のホームページから消してしまったようなのだが、ウェブアーカイブ先生に頼んでサルベージしてきた。

 ただ、これを読む限り、「あのシュールなステージ風景は川背の心象風景である」ということや、
「魚との格闘は、板前である川背の自分との戦いを表しており、また『海腹川背』のゲーム性が、まさに自分との戦いであることに通じる」
 ……といったあたりは、別に公式設定でいいんじゃないかと感じる。

 つまり本編の高難度アクションゲーム自体が川背さんの板前としての仕事中の心理そのものであり、
 ステージの攻略法がいくつもあって「ここはこうしたほうが速いな……」という工夫や気付きは、
 板前である川背の、料理中の工夫=プレイヤーの創意工夫。ステージの最後が「ドアを開けてどっかへ行く」ってのも、
 1日の仕事が終わった川背さんが自宅のドアを開けるところまでを表している……と考えると、なるほどと思わなくもない。
 ただ、姉ちゃんが無免許でフグさばいて食中毒で死んだってところはカットしよう。

 何かとシュールな世界観で、上記のような裏設定を除けば大した説明がなされていないため、非常に謎が多いゲームなのだが、
 後に作られたPS版の『旬』も「『2』というほどではないので『旬』とした」らしいので、
 今回の3DS版はスーパーファミコン版の1作目から、初といえる続編になる可能性がある。
 ゲームのほうは多分いつも通りだけど、説明書のストーリーに何て書いてあるかが気になるところだ。

 ……ハッ、まさか、あの新キャラのひとりは姉ちゃんだったりは……と思ったのだが、
 公式サイトのキャラクター紹介をよく見ると……


新キャラ


 時空警察の潜入調査員だった。しかも川背さんの子孫って……。
 心象風景に入り込んでくるスーパーテクノロジーなのか、裏設定全部なかったことにするのか……。


 とりあえず、このテのゲームはやっぱりスーパープレイを見てるとオモロイので、こういうものでも見てテンションを上げることにする。
 自分でもこんな動きができたら、さぞ気持ち良いんだろうけど……。


 


『海腹川背』やったことない人や、「久しぶりにちょっとやってみたいけど、4~5,000円出してまで3DSでは……」という人は、
ゲームアーカイブスでPS版が配信されているので、多分これが一番お手ごろ。
 同じ600円なら、こっちのほうがまともだしな……。



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