2017年6月 3日

NS『聖剣伝説コレクション』レビュー

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 ゲームボーイ版の『1』、スーパーファミコン版の『2』と『3』の計3作を収録したソフト。
 スーパーファミコン版の『2』以外は初の復刻で、今までバーチャルコンソールにもなかったので、復刻の価値は高い。

 実際に買ってみて初めて知ったことといえば、クイックセーブ/ロードが可能ということ。
 昔のゲームを今の時代に遊ぶにあたって、これの有無は非常に大事なことだと思うのだが、
 なんで、もっと大々的に宣伝しないかなぁ。あってホントに良かった。
 公式サイトAmazonの商品ページに載せておくべき、重要な情報だと思う。
(※後日、公式サイトにてクイックセーブデータについての解説や、当時の取扱説明書などが掲載された模様。)

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クイックセーブは1作ごとに3か所ずつ保存しておける。


 その他、サウンドテストも搭載。ここのインタビュー記事を読む限りでは、実機で聴こえる音を徹底的に再現したらしいので、
 サントラを持っている人でも、価値の高い機能となっている。

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あの名曲『Powell』も聴き放題。
欲を言えば、曲ごとに、その曲が流れる場面の画面写真 or 動画を映し出してほしかった気もするが、
終盤の曲だとネタバレにもなってしまうのでダメか……。


 バーチャルコンソールの平均価格を考えると、3作で税抜4,800円という価格は高く感じるが、
 『セガ3D復刻アーカイブス』シリーズを手掛けたM2によるものなので、丁寧な復刻には絶大な安心感がある。
 画面モードも豊富で、大きめ・小さめ・ドットクッキリ・ドットぼかしに加え、ゲームボーイ版は色味の変化も多彩。
 Amazonの商品ページにある画面写真は、一体どこから引っ張ってきた画像なんだという画質の悪さなので、スゴい損してる気がする。
 「実際は、こんなにキレイなんだぜ」という意味も込めて、実際に使えるすべての画面モードの写真を以下に載せておきたい。


 ※↓の画面写真は、実際のフルサイズ(1920×1080)でキャプチャーしたものを掲載している。
 クリックすると巨大な画像になるので、閲覧環境によっては注意。


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ゲームボーイ版・画面グレー

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ゲームボーイ版・画面赤(スーパーゲームボーイ時の再現)

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ゲームボーイ版・画面緑(ゲームボーイ時の再現)

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スーパーファミコン版・ドットクッキリ

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スーパーファミコン版・ドットぼやけ


 欲を言えば当時の資料や、パッケージ・説明書、広告なども収録してくれると嬉しかったが、
 その辺りはまったくなかったのが残念といえば残念か。


 基本的にベタ移植だし、移植具合は関しては完璧なので、何の文句もないデキ。
 ただ、『2』に関しては、当時からそうだったのだが、デフォルトの決定ボタンがBなのが、ちょっと厄介。
 クイックセーブの画面を開いたときの決定ボタンはAなので、ゲーム中にクイックセーブ/ロードをするとき、感覚が狂う。
 幸い、『2』にはキーコンフィグ機能があるので、↓の画面のように設定すると、Aで決定、Bでキャンセルにできる。

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個人的なオススメ設定だけど、人によっては余計に混乱するかもしれないので、お好みで。


●総括

 3作とも軽くプレイしてみたが、どれもストレスなく、快適に遊ぶことができた。
 据え置きモードでやるときはNintendo Switch Proコントローラーでのプレイをオススメしたい。
 このコントローラは価格がお高いが、手に持ったときのシックリ感や、コードレス状態での充電池の持ちが長く、
 これまでの個人的ベストコントローラだったXbox360のコントローラを超えていると感じる。
 『ゼルダ』でも、このコントローラにお世話になっている。……中盤で止まってるけど。

 どれも古いゲームだが、今遊んでも古さを感じさせず、特に『2』と『3』を比較してみると、
 当時のスクウェアのドット絵黄金期時代のこだわりというか執念が感じられる。
 『2』はバーチャルコンソールでも配信されているが、このスイッチ版はバーチャルコンソール版特有の画面の暗さやぼやけもなく、
 明るくクッキリとした画面で楽しめる。聖剣シリーズを遊ぶなら、現時点での決定版といえる。


 このソフトは、スクエニ的にはニンテンドースイッチにまだソフトが不足しているこの時期に出すという "スピード" も重要だったはずで、
 そこを守りつつ、手を抜かない丁寧な移植を両立したという点でも、グッジョブな品。

 ただ、リメイク版の『聖剣伝説』も一緒に入れちゃって良かったんじゃないかなーという気もする。
 価格的には、そこまで入っていれば文句ないし、リメイク版の『聖剣』はまだやっていないという人や、
 「この3作のベタ移植だけじゃなぁ……」という人にも、最後の一押しになるし。
 でも、今回の収録タイトルはすべて過去に任天堂ハードで発売されたものなので、なんかそのへんの制約もあるのかなぁと思ったり。


 そういえば、『2』が記憶以上に難しくて驚いた。「こんなんだったっけ!?」と。
 敵の攻撃を受けるとダウンするのだが、ダウン中にもダメージ判定があるため、軽いハメ状態になって嬲り殺しにされることも多い。
 最初のボスのマンティスアントも、やたら気絶状態にさせられる攻撃が多く、「最初のボスがこんなことしてきたらダメだろ……」というレベル。
 この戦闘では死んでもいくらでも復活できるが、正直、何回復活したか分からんほど。


 とりあえず、『1』でレベル99になったときに無限レベルアップを繰り返すバグと、
 『2』のマナの剣が作れる裏技は潰されているのかの確認をしたいけど、どっちも、終盤までやらないと確認できないんだよな……。
 インタビュー記事を読む限りではでは致命的なバグは潰したらしいから多分できないとは思うけど、
 マナの剣に関しては、何らかの方法で作れてしまったほうがロマンがあるな……。

 あと、ポプテピピックでもネタにされている「ヘルサザンクロス」でクスッとするためにも、みんなもっと『聖剣伝説3』をやるといいと思います。



[ニンテンドースイッチ] | コメント (2)

2017年3月 4日

ニンテンドースイッチ レビュー

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 昨日は、ニンテンドースイッチ(以下、NS)の発売日。
 実は運良く予約に成功していたので、軽くレビューをしておきたい。

 ちなみに、すでに海外で異常なまでの高評価を叩き出している『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の手触りを
 合わせてお伝えしたかったのだが、『ゼルダ』とNintendo Switch ProコントローラーはAmazonで予約していて、見事にkonozama。
 最近のAmazonは、プライム会員以外は露骨なまでに発売日に到着しないようにしている気がする……。


 さて、事前情報では「Wii U に毛が生えた程度の性能ではないか」と言われていたが、思っていたよりは性能あるな、という印象。
 NSの性能を把握するためのベンチマークソフト的に購入した『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』だったが、
 静止画ではPS4版と遜色ないレベルで、実際にプレイしてみても、ほぼPS4に迫るレベルのデキ。


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 PS4版


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 NS版


 というか、PS4版と比較して、具体的にどのへんが及んでいないのかを挙げるのが難しい。
 まったく同じ場面に調整するのもメンドイし……(本音)。
 混戦時にカメラ回したときの動きのスムーズさとか、敵の数とかだろうか……?
 実際に数えたわけではないので、現時点ではなんとも言えない。

 短いが、動画も撮ってみた。エンコードとYoutubeへのアップロードの過程で若干画質が劣化しているが、なんとなく伝われば。


 
 PS4版を起動して、同じシーンを録画して敵の数の比較などをしてみたかったが、
 面倒なうえに、ウチはADSLでアップに時間がかかるのでカンベン願いたい……。


 あと、これはNSというかソフト側の問題だと思うが、アーケードアーカイブス(以下、アケアカ)の『わくわく7』を買ってみたところ、
 音が遅れている。攻撃のヒット音が明らかに遅い。
 俺の録画環境がおかしいのかと思ったが、ドックから外して携帯モードで遊んでみても遅れていた。


 
 NS版


 サターン版の動画と比較してみたが、サターン版は特に遅れていなかったので、やはりこれはアケアカ版に何か問題があると思われる。
 発売日に間に合わせるために無茶したのかな……。さすがにアップデートで直ると思いたいけど。


 性能はこの辺りにしておいて、その他、気になった点、気付いた点を。


■microSDカードは必須ではない

 本体には約26GBほどの空きストレージ(32GBということだが、実際に使えるのは26GBほど)があるので、
 すぐにmicroSDカードが必要になることはなさそう。ゲームを全部ダウンロードで買い揃えていくなら話は別だが、
 媒体がディスクではなくカードなので、読み込み速度も大して変わらんだろう、タブン。
 複数のダウンロードゲームをヘビーに遊ぶようになってきたら、64GBのmicroSDカードも視野に入れることになるだろう。
 ……けど、しばらくはソフト不足なので、その心配もなさそう。『スプラトゥーン2』が出る夏頃が実質的なローンチというイメージ。


■本体にLAN端子がなく、インターネットを有線接続するにはUSB接続式のLANアダプタを使うしかない

 Wii、Wii Uの頃と同じ。多分、本体の価格を抑えるためには仕方なかったんだろうなぁという部分。
 Wi-fiメインで設計されているのかもしれないし、最近はネット環境はWi-fiしかないという人も居そうなので、
 これはある意味、正しい判断なのかもしれない。Wii、Wii Uから使っている人は、
 その頃に使っているLANアダプタがそのまま使えるしね……。


■携帯型だけでしばらく遊ぶ場合などに、ドックとの接続部へのホコリが気になる

 ドックは凹の字型になっていて、何も挿していない場合は内側にホコリが直で入り込む。
 せめてニンテンドウ64本体のカセット挿入口みたいに、ホコリよけのフタがあれば……と思ったが、
 ドック内部をよく見てみると、端子に何かを差し込んでガチャッとハメ込むタイプではなく、
 どうやって充電してるんだこれという作りなので、多少のホコリはものともしない感じ。

 ……だけど、なんとなく、布か何かを被せておきたくなる。


■Joy-Conも充電式で、本体にセットした状態で本体ごと充電しないと充電できない

 左右のJoy-Conはそれぞれ独立して内部に充電池を持っているようで、意外と重い。
 初期状態だと本体にセットして、本体の充電時にしか充電できないため、
 ドックに本体をセットしてモニタに映す+Joy-Conグリップを使って遊んでいる場合にJoy-Conのバッテリーが切れると、
 「ドックから本体を外してJoy-Conをセットして、本体をドックに挿して充電(ゲームはそこで止める)」か、
 「ドックから本体を外してJoy-Conをセットして、ドックの電源に使用しているACアダプタ(先端がUSBのType-3になっている)を
 本体に直接挿して給電し、携帯モードで引き続き遊ぶ」しかない。

 こういった場合のためにJoy-Con充電グリップという周辺機器があり、
 これならば、PS4やXbox Oneのコントローラのように、プレイ中でもUSBケーブルで充電しながら遊べる。
 本体にも「Joy-Conグリップ」というのが同梱されているのだが、これは形は同じなものの、充電機能はない。
 「本体に同梱されているJoy-Conグリップを、Joy-Con充電グリップにしておいてくれよ」と思わなくもないが、
 Joy-Con充電グリップは税別2,480円なので、これも本体価格を抑えるためなんだろうなぁ。


■スクリーンショット撮影機能で撮った画像は1280×720で、画質も若干落ちる

 左のJoy-Conにはスクリーンショット撮影用のボタンがあり、ゲーム中、それを押せばすぐに画面写真が保存できる。
 ただ、1920×1080の解像度であっても、この機能で撮影した写真は強制的に1280×720になり、jpg形式固定。
 文字の部分をアップにしてみると分かるが、jpg特有の画質劣化が見られる。


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 jpgあるある。


 ただ、この機能はツイッターやフェイスブックなどにアップしたりして、友人・知人同士で写真をやり取りするような用途なので、
 ここまで神経質になるようなものでもない。遊びながら「おっ、ここの写真撮っとこう」ということが気軽にできるのはいいことだ。

 我々ライターの場合は、仕事上、この辺りの利便性が結構大事で、もし、これの画質が良くて、
 1920×1080の無劣化でキャプチャできたら、正直、だいぶ助かったので、残念。
 できればアップデートで、スクリーンショット機能の画質設定などをいじれるようにしてもらえると嬉しい。

 PS4 Proの録画機能にしても、従来のPS4が強制的に1280×720に落とされるのに対し、Proだと1920×1080になってはいるが、
 30fpsという部分は変わっていない。もし、これが60fpsの無劣化で録画できるなら、問答無用でProを買うレベル。

 話が逸れたが……この機能で撮った写真は、ツイッターやフェイスブックなどにはアカウントをリンクさせれば直でアップできるが、
 写真をjpgとして取り出してPCなどに移動したい場合は、microSDカードが必要になる。
 NS側でDropboxなどのアプリを用意してくれれば、Wi-fiで飛ばせるのだが……。


■Joy-Conのボタンとスティックの配置は正直やりづらい

 本体にJoy-Conをセットして、実際に親指の可動域を見てみるとよく分かるのだが、
 ABXYの4つのボタンとスティックが真上・真下の位置関係というのは、地味にやりづらかったりする。
 PS4やXbox Oneのコントローラを持ってみると分かるが、4つのボタンとスティックをナナメに配置することで、
 より自然な指運びが可能になっているのだ。

 ボタンとスティックの配置に関してはWii Uのタブコンのときも思ったことだが、
 このテのプレイヤーへの配慮に関してはズバ抜けていたはずの任天堂に、詰めの甘さを感じた。
 Wii Uのタブコンも、横幅があれ以上膨れるのを嫌ったのか、ボタンとスティックの配置はナナメではあるものの、
 スティックの位置が上すぎて、微妙に操作しづらかった。
 Joy-Conは、ミニサイズであることを追求しすぎた感がある。

 あと、左右のJoy-Conがそれぞれ独立してコントローラになるように設計されているため、
 左のJoy-Conの十字キーに相当する部分も4つのボタンで代用しているわけだが、
 これは、アクション系のゲームでは致命的な操作感になると思う。
 そのうち、左のJoy-Conだけが十字キーになったJoy-Conとか出そうな気が……。

 Joy-Conの小型化は、おそらく本体にJoy-Conをセットしたトータルの大きさを極力小さくしようとした結果なのだと思うが、
 携帯モードは必ずしも "携帯" して遊ぶためのものでもない。
 なんだかんだで「自分専用のモニタ」を持てる子供というのは限られているし、大人であっても、モニタ事情無関係で
 これ単体で遊べるというのは大きい。つまり、家の中で遊ぶこと前提の、大きめのJoy-Conがあってもいいと思う。

 そういうものを今後別売りで展開していけば、Proコンのボタン・スティック配置に近付けたものも出せるだろう。
 あー、スーパーファミコンのコントローラのボタン配置やサイズを忠実に再現したJoy-Conが発売される未来が見えるわー……。


■Nintendo Switch Proコントローラーについて

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 従来の形のコントローラで遊びたいときはこれを買うしかないが、税別6,980円という価格を誇るので、
 多くの人が「えええ……」と感じるところだろう。

 ただ、Wii U のときのWii U PRO コントローラーは、バッテリーの持続時間が異常にスゴいスグレモノだった。
 説明書によると80時間持ち、正直、体感だと100時間くらい持つ。
 バーチャルコンソールで使った後、半年くらい充電せずに放置していたのだが、
 あるとき、久々に使ったら、そこから普通に数十時間機能してビビッた。

 Wii U PROコントローラーはワイヤレスコントローラの中では破格の性能であり、買って良かったと思っている一品だが、
 今回の、このNintendo Switch Proコントローラーの持続時間は40時間らしい。
 よく分からんが、半減してしまった……。それでも充分スゴいけど。
 ちなみにPS4のコントローラの持続時間は約6時間くらい。

 個人的には、このコントローラをメインで使っていくつもり。
 このコントローラーか、先述のJoy-Con充電グリップか。「どちらでいくか」という選択になると思う。両方は要らんだろう。

 なお、このProコン、Amazonでは現在売り切れになっている。
 皆、理想の操作感を求めて、値段度外視でこのコントローラに行き着いているのかもしれない……。
 フフ……早く届けっつーの……。


 ・ ・ ・

■発売日の訴求力は弱いが、最高の潜在能力

 NSは任天堂ハードの中でも、発売日の訴求力が最も弱いんじゃないかという気がする。
 もちろん、毎度の如く品薄、転売屋が横行、店には行列が、と、売れてはいるのだが、
 欲しいゲームが出たときに本体が手に入らないのが一番キツいので、「このゲームがやりたいから」ではなく、
 新しモノ好きと、「手に入るときに本体だけ買っておく」という人の需要が大半を占めていたんじゃなかろうか。

 発売日のパッケージソフトは8本で、その内、4本が移植。4本とも、すでにPS4で遊べるものばかりだ。
 単純にハード性能を考えると、NSは家庭用の現行機の中では最低のはずなので、
 「俺はどうしても移動時や外で遊びたいんだ」というケース以外は、「この4本をやるためにNSを買う」というのは考えにくい。
 PS4も今や3万円であり、ソフトの充実度を考えても、どっちを買うかと言われたらPS4に軍配が上がるだろう。

 残りの4本は『ドラゴンクエストヒーローズⅠ・Ⅱ』『スーパーボンバーマンR』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『1-2-Switch』。
 最もパワーがあるのは、やはり新作の『ゼルダ』だが、Wii Uでも発売されているため、単に『ゼルダ』をやりたいだけなら、NSは必要ない。

 『スーパーボンバーマンR』も、たとえ低年齢層であっても、今更わざわざリアルで4人集まってボンバーマンやるか?
 と考えると、微妙な感じは否めない。
 『1-2-Switch』も同様で、ハードの特性を最も味わえるのはこれだとは思うが、なにぶん、最低2人はいないと遊べないだろうし、
 ノリがパーティーゲームなので、俺のような人種には軽い拷問でしかない。

 ただ、『1-2-Switch』に入っているミニゲームにはおもしろそうなものもあり、
 特に、Joy-Conの"HD振動機能" を使った「箱の中に玉が何個入っているかを当てるゲーム」は、ちょっとやってみたい。
 そんな微妙な振動も再現できるのか、という。それだけのために5,000円出してこのゲーム買うかと言われるとアレだけど……。

 『ドラゴンクエストヒーローズⅠ・Ⅱ』は、よりによってハード性能がモノを言うゲームでもあるので、
 NSに向いているか向いていないかで言えば確実に向いていないはずなのだが、先述のように、意外なほどにPS4版に迫っている。
 追加要素もあるので、『ヒーローズ』未体験の人が2作まとめて触れるには良い機会。
 先程、俺がやっていたように、NSの性能を把握するためのベンチマークソフトみたいな使い方もできるだろう。
 むしろ誰か詳細に検証して、結果を教えてほしい。

 このハードだからこそ遊べる、というオリジナルタイトルが実質『1-2-Switch』だけなので、やはり「準備が整っていない」という印象は受ける。
 今後の期待ソフトは多いので、「とりあえず発売しました」といった感じだが、
 ようやく「これこれ」というゲームが出てきた頃にもまだ品薄、ということがないようにしてほしいものだ。


 ハード性能的にはPS4以下であることは間違いないはずなのだが、『ドラゴンクエストヒーローズ』を見る限りでは
 どの程度の差なのかがよく分からず、少なくとも、思っていたよりは性能は高い。
 まあ、そもそもハイスペックを要するゲームだったらPS4で出すだろうし、任天堂もそこと勝負しようとはしていないはずなので、
 必要十分の性能を持っているといえる。過去、WiiやWii Uを見たときは、発売日に触ってみた時点で
 「うーん、これ、すぐに性能面で厳しくなるんじゃないかな……」と感じたものだが、今回はそれがない。

 それでいて、携帯ハードとして見た場合、PS Vitaを余裕で駆逐できるだけの性能を誇る。
 ゲーム自体がハイスペック化していく中で、「そんなに性能は要らない」というゲームは3DSかVitaで発売されることが多い。
 昔の携帯ハードは「持ち歩く、外で遊ぶ」という考えがあったが、今は携帯機の携帯性は副次的なものになっていて、
 PS4ほどにはハイスペックを必要としないゲームを出す際の選択肢と化している感がある。

 そんな携帯ハードの中において、NSはおそらくトップに躍り出るわけで、
 3DSは性能面でVitaに押され、new3DSもそんなに普及しているとも言えない中、再び覇権をとる可能性は高い。
 ただ、PS陣営には "トロフィー" という強みがあるので、同じゲームがVitaとNSで発売されるなら、
 トロフィー重視の人はVita版を選ぶかもしれないが……。


■最強のバーチャルコンソール用ハード

 バーチャルコンソールは早めに対応してほしい。
 据え置きと携帯の両方が可能なNSは、個人的には「バーチャルコンソールのために生まれてきたようなハード」だと思っている。
 任天堂は変なポリシーがあるのか、携帯ゲーム機のバーチャルコンソールは3DSでしか配信しなかったが、NSなら、全部一括してイケる。
 今こそ、全バーチャルコンソールを統合するときだろう。

 Wii U は、とにかく起動とメニューが重すぎて、バーチャルコンソールを遊びたいときも、始まるまで結構待たされるのがネックだったが、
 今回は、そんなこともなさそう。期待してまっせ。

 ダウンロードソフトの分野では、アーケードアーカイブス略してアケアカシリーズの展開が開始されているが、
 ラインナップとしては『ザ・キング・オブ・ファイターズ '98』『わくわく7』『ショックトルーパーズ』
 『ワールドヒーローズ パーフェクト』『メタルスラッグ3』と、正直、微妙。
 ソフトの数がない現状を考えると、発売日に間に合わせたのは商売的にはグッジョブ。ただ、音ズレは直してね。

 俺はとりあえず『わくわく7』だけ購入。何が悲しくて2017年の新ハード発売日という超絶わくわく日和に
 『わくわく7』やらなきゃイカンのだという気もしてくるが、ないよりは遥かにマシだし、
 実はアーケード→ネオジオ→サターンに移植後は、PS2で『ギャラクシーファイト』とセット移植されたのみだから、
 HD機へは初の移植となる。Wiiのバーチャルコンソールにも一応あったけどね……。
 せめてオンライン対戦でもあればと思わなくもないが、アケアカシリーズは基本的にローカル対戦のみの仕様。
 まあ、オンよりオフのローカル対戦というのはNS自体のコンセプトがそうなので、ハードに合ってはいるのだが……。


 アケアカシリーズは、先日Xbox Oneにもリリースされ始めたのだが、実績1000がカンタンに取れるので、全力で買っている。
 PS4でも多数のタイトルが展開されているが、トロフィー/実績内容に関しては手抜きとしか言いようがないくらいにカンタン&テケトーで、
 「Xbox Oneに来るのかー、でもさすがに実績1000はなさそうだな」と思っていたら普通に1000あったので、
 ラクに実績増やせるという不純な動機で食いついた。いいぞいいぞ、どんどん出してくれ。

 というわけで、アケアカにしろミニファミコンにしろ、昔のゲームであっても、ちょっとの工夫で収益を上げるコンテンツに化けると思うので、
 各社、面倒臭がらずに、いろんなものをどんどん復刻してほしい。


 バーチャルコンソールと、スクリーンショット撮影機能に高画質で保存可能にする設定を付けてくれるだけで、個人的には神ハード。
 将来的には録画機能も予定されているらしいので、そこにも期待したい。
 ふと思ったけど、これ、Joy-Conを付けずに画面をタテ向きにすれば、DSや3DSの移植もいけるんじゃないかな……。
 どうかな……無理かな……。

 ウワサではゲームキューブのバーチャルコンソールも準備されているらしいが、
 性能的にはおそらくこれまでの任天堂ハードほぼすべてのバーチャルコンソール化が可能な気がする。バーチャルボーイ除く。
 これまでの、据え置き型と携帯型に分かれて別の土壌を開拓していた2つのルートを収束させることができる、唯一のハード。
 とにかく今は深刻なソフト不足だが、今年中にはいろいろと発売されてエンジンもかかってくると思うので、
 買えるときに買っておいて損はないハードだと思う。『スプラトゥーン2』需要がスゴいと思うので、夏頃にまた品薄になりそうだし……。


 あと、『ゼルダ』とProコン、早く届いて……。




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