2011年1月 8日

『サガ3 時空の覇者 Shadow or Light』サントラ試聴

 正月明けの発売だったこともあってか、世間的にも「いつの間にか発売されてた」感が拭えない、DS『サガ3 時空の覇者 Shadow or Light』。
 そのサントラが12日に発売されるということで、試聴可能な公式サイトがオープンされている。(※ヘッドホンかイヤホンで聴くことをオススメ)

『2』リメイクの時にも全曲試聴できる公式サイトが作られていたのだが、マイフェイバリットゲーム作曲家である伊藤賢治氏(以下、イトケン)の手によるアレンジだったにも関わらず、
「やはりあれはゲームボーイの音色ゆえの感動だったのかなあ」と、正直ちょっとガッカリした覚えがあった。

 今回はゲームボーイ版の『3』のほとんどの曲を手がけた笹井隆司氏と、『3』には関わっていなかったイトケンによる新曲をプラス(他曲のアレンジも担当)という体制らしいのだが、
 全体的に、ゲームボーイ時代に表現しにくかったドラムの音を前面に出している印象を受けた。
 ところどころ『ルドラの秘宝』テイストが漂うドラムがあるので、明らかに笹井氏の仕業と思われる箇所も分かって感慨深いものも。
 その一方で「09. パイルアップ・スタック」「13. 狂気」の、妙にヒーローものっぽい音の使い方を聴くと「絶対イトケンだろこれ……」って感じで楽しめる。

 以下、気になった曲の、試聴で聴ける部分だけの簡易レビュー。


 03. 戦!

 元々は地味で冴えない印象だった通常戦闘曲だが、ドラムの力を借りてスピード感アップ。
 試聴で聴けない部分では新規追加フレーズもあるようで、一気に評価が変わりそうな予感。
 もう、かなり『ルドラ』臭いけど、笹井ファンにとっては望むところ。


 04. Eat the meat

 戦闘終了後のファンファーレ曲。
 ちょっとドラムが1人で興奮しすぎている印象も受け、「ドラマー目立ちすぎ」の動画を思い出した。
 どう聴いても、戦闘後に肉を拾って「誰に食わせて変身させるかな~」という雰囲気じゃない。
 途中に合いの手で「レツゴー!」とか聴こえてきそう。


 06. 未来への旅立ち

 個人的にFF3の「悠久の風」と並んでRPG最強クラスと思っているフィールド音楽。
 昔はメインメロディーと思っていた部分が裏メロディーに振り分けられていて、「あー、そうか、こうだったんだ」と戸惑った。
 GBAの『新約 聖剣伝説』のサントラ聴いた時も思ったけど、当時の曲は音数が少なすぎたことと、音色自体も似ていたため、
 本来は伴奏やベースにあたる部分のメロディーのはっちゃけ具合もメインメロディーの一部に聴こえて、それが一層名曲に感じさせていたんだなあと気付いた。


 16. 異次元のテーマ
 20. ステスロス

 サガファンなら最も気になるであろう、『3』における名曲ツートップ。
 ステスロスは順当な感じなのだが、「異次元のテーマ」の方はメインメロディー部分の音色が弱く感じた。
 ゲームボーイ音色の、あの低音が耳に来る滲んだ感じがないというか。


 22. 神戦

 ラスボス戦の曲。ギターも入ってきて、パワー的な迫力に欠けていた原曲越えを果たした印象。
 でも「23. 真・神戦」ってのがあるから「あれ? こんなのあったっけ……」と思って聴いてみたら、YOSHIKIが覚醒したみたいになっててフイタ。
 このサントラ視聴サイト自体、この23曲目を聴かせたいためだけに作っただろと疑うレベル。
 この曲フルで聴いてみたいがためにこのサントラ買ってしまいそうだ。


「真・神戦ってことは、リメイク版ではラスボスが原作に無かった変身とかするんかなぁ……」と、
どうせすぐに爆安になるだろうと思って気に留めていなかったゲームのほうまでやりたくなってくる。見事だ。たった1曲で、この宣伝効果……!

 それはそうと、1月1日にサ・ガ バトル楽曲集という、シリーズのバトル曲だけを集めたCDもヒッソリと発売されている。
 シリーズファンには鉄板の名曲ばかりなので今更感に満ちているが、シリーズ未経験者にとっては良い入門CDだろう。
 Amazonレビューにもあるように、アンリミテッドサガの通常戦闘曲が入ってないのは不思議でしょうがないけど。

 あー、これを機に笹井サウンドの評価が高まって『ルドラの秘宝』リメイクの動きとか出てくれないかなー チラッ チラッ



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