2010年9月21日

コールドプレイ

パッケージ



スノーボードを楽しむため、人気のない雪山を訪れた5人の若者たち。
大自然の中でパウダースノーを楽しんでいたが、仲間の1人が足を骨折してしまう。
救助を呼びたくとも周りには人影すらなく、携帯電話も圏外で通じない。
救助を呼ぼうと歩いていると、古びた山荘を見つける。

そこは昔、ホテルとして使用されていたようだが、
火事に見舞われ、今は使用されておらず、誰も居なかった。

彼らは寒さをしのぐべく、ホテルに留まる事にするのだが、
自分たち以外の誰かが住んでいるような気配を感じるようになる。
そして、仲間が1人ずつ消えていくのだった……。


絶対ダメだろうなー」と思いながらも「極寒のサバイバルスリラー!」みたいなアオリ文句に「だまされてみようじゃないか」と借りてみた。
 "吹雪の山荘"に弱いんよ……。


 とにかく怖がらせることが目的の不条理系パニックホラー。
 幽霊などのオカルト系は一切出てこないけど、容赦ない殺人鬼みたいなのが「別にこいつら何も悪いことしてないけど、ここに入って来たからにはとにかく全員殺しますよ」みたいな感じ。

 こう書くと「何のヒネリもない、埋もれて当然のB級映画」に聞こえるし、実際、序盤から中盤にかけての恋愛感情描写シーンの退屈さは結構なものなんだけど、
 後半、残り3人になってから緊迫感が増した。
 純粋に、演出やカメラワーク、俳優・女優の演技力によるものだろう。

「どうもこの山荘おかしい」と分かってから、助けを呼びに下山するため、仲間の1人が吹雪の中に踏み出す辺りは、なんか『かまいたちの夜』を思い出してしまった。

 こういう、吹雪の山荘と殺人鬼を扱ったゲームって、もっとあってもいい気がする。
 リアルタイムに時間流れてて、最初は殺されまくるけど、何周もするうちに殺人鬼の行動パターンが分かってきて、最終的にはノーダメージで先回りして倒せる、とか。
 山荘のあちこちに真相にまつわる情報の断片が落ちてて、それを集める収集要素があったり。
 あー、そういうゲームやりてぇ~。2~3時間でコンプできるくらいのカンタンな作りでもいいから、やりてぇ~。


 最後の最後で、どんでん返しというほどではないけど、とある真相が明らかになる。
「どうせ謎の殺人鬼に殺されまくって、最後の1人は奮闘するけど、勝ったと思ったところで油断して殺されて終わりとかなんだろうなー」と思ってたら、ちゃんと伏線回収しに来て逆に驚いた。
 雪山の殺人鬼モノにしては珍しく、もうちょい練り込んだら良質のミステリーになりそうだったので、「なんか惜しい!」と感じてしまった。

 最後の1人になるまでの各人の殺され方も割と平凡で、上手く抵抗できてない感じ。
 たとえ殺されたとしても、残った仲間に何かしらのヒント残すとか、あと一歩で殺人鬼を倒せたのに……みたいなところまでいってから殺されてほしかった。


 観終わってから気付いたのだが、タイトルの「コールドプレイ」の「プレイ」は「PREY」。
 PLAYではなかった。

 クソ寒いのに女の人が拘束されて裸に近い格好させられて、寒さと恐怖でガタガタ震えながら涙声で「プ、プリーズ……」とか懇願するも、
 殺人鬼にエロいいたぶられかたでもするんじゃないかという期待を胸に借りたわけではないぞ。

 パッケージにも載ってる女の人は劇中では可愛いんだけど、目と目が離れた作りの顔した人なので、知念里奈を思い出してしょうがなかった。
 目と髪の毛黒くしたら完全に知念だよこれ。

 というわけで知念ファン必見。最初に殺されるけど。



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