2011年10月 5日
「キン肉マンII世 究極の超人タッグ編」完結
雑誌「プレイボーイ」からWEBの週プレNEWSに舞台を変えて連載されていた「キン肉マンII世 究極の超人タッグ編」が完結。
本シリーズの主人公と言ってもいい位置付けの超人・カオスが脱落した辺りから
「あれっ、これ、ストーリーおかしくなってきてないか……」という不安はあったのだが、結局どうにもならないまま急いでまとめに入った印象。
編集が悪いのか作者が悪いのかは難しいところだが、
ツッコミどころだらけだった前作「キン肉マン」でも、こんなあからさまな迷走はなかっただけに、ファンとしては後半は残念なデキだった。
振り返ってみると、作品中の大きな出来事としては……
・ネプチューンマンの調教により、優しい超人・セイウチンは凶暴な超人に変貌。
万太郎たちから引き剥がし、自身のパートナーとする。
・ネプチューンマンとセイウチンのコンビ、クロスボンバーで万太郎の仲間たちの顔の皮を剥ぎまくる。
・ウォーズマンが体を張って、多少痛い目に遭わせながら、洗脳状態だったセイウチンを正気に戻す。
・しかしウォーズマン、パートナーのマンモスマンをネプチューンマンに奪われる。
・ネプチューンマン、元のパートナーであるセイウチンを見限り、マンモスマンと新タッグ結成。
・マンモスマン、ネプチューンマンのやり方に疑問を感じ、パートナー棄権、戦線離脱。
・ネプチューンマン、マンモスマンに逃げられて敵タッグに蹂躙される。
・そんなネプチューンマンを助けるためにカオスが命を賭して救出。
・それが原因でカオスが死ぬ。
・万太郎のパートナーだったカオスが死んだことにより、万太郎の新パートナーにケビンマスク抜擢。
・万太郎はあくまで自分のパートナーはカオスだと言い張り、ケビンを認めず、
ひとりで決勝に挑もうとするが、ケビンの土下座により承諾。
・戦いの中、傷つきながらも2人は徐々に心を通わせ、最終的にはカオス以上のタッグコンビネーションを見せて見事、優勝する。
こうして見ると完全に寝取られもののプロットだよ、これ。流行りのNTRだよ。
その美貌と恵まれた肉体を使い、男を取っかえ引っかえしていた女、A子。
しかし、ようやく巡り会えた生涯のパートナーだと思っていた男に多大な借金を背負わされ、逃げられてしまう。
「これも、いろんな男をだまして奪ってきた報いね」と思っていたA子だったが、
A子の唯一の親友であるB子の夫が、A子を救うために生命保険の受け取り人をA子にして、死んでしまう。
夫を失い、悲しみにくれるB子だったが、それ以上に衝撃を受けたのはA子だった。
A子とB子は子供の頃からの親友で、ルックスに恵まれたA子に対し、B子はA子の引き立て役となることが多かった。
しかしB子はA子を親友だと思っていたし、A子もまた、B子を心の底から信頼していた。
B子が結婚したとき、誰よりも喜び、祝ったのもA子だったし、B子の夫は正直かなりA子の好みだったが、
彼にだけは手を出さないと心に決めていた。
そんなB子を一番悲しませることをしてしまった。
B子の夫までも狂わせた自分を呪い、自分のしてきたことを悔やみながら、A子はB子の前から姿を消す。
一方、B子は夫を亡くした上、唯一の親友までも姿を消してしまい、完全に塞ぎこんでしまっていた。
そんなとき、若い男がB子を訪ねて来た。
男は、B子の高校の頃のクラスメイトで、新聞で喪主の名前を見て「もしや」と思い、来てみたという。
それがキッカケで、男は時々会いに来るようになり、ある日、B子に想いを告げる。
実は男は高校の頃にB子の事が好きだったのだが、A子に告られたため、ルックスの良いA子と付き合ってしまったのだった。
結局A子とは続かず、すぐに別れてしまったのだが、少し前に街で会い、よりを戻そうとしたところ、
「アンタ、ホントはB子のことが好きだったでしょ。女の勘をバカにしないほうがいいわよ」
A子と続かなかったのは、男の、B子への想いを見抜いていたからだったのだ。
「今、あの子、すごく落ち込んでるからさ。まだアンタがあの子のこと、好きなら……行ってあげてよ」
A子はそう言って、どこかへ行ってしまったのだという。
「あの頃の勇気がなかった自分を殴りとばしてやりたい。
こんなときに言うのは卑怯だと分かってるけど……俺と、付き合ってくれないか」
B子はそう言われて嬉しい気持ちはあったが、夫を亡くしたばかりで、そんなにすぐに気持ちの切り替えはできない、と断った。
男はいつまでも待つと言い、時には大雨の中、玄関の前で土下座していたこともあった。
「風邪ひくじゃない。何してるの!」
B子は慌てて、男の頭上に傘をさした。
「俺は別にどうなろうと構わない。
俺の気持ちを分かってもらいたいのと……今までの自分がどうしても許せないんだ」
「そんなこと言われても、風邪こじらせて大変なことになられても困るわ」
「俺は、この気持ちを受け止めてくれないなら……別に死んでもいいと思ってるんだ。
首を縦に振ってくれるまで……俺は続けるよ」
「夫を亡くして、親友が消えて、久しぶりに現れた高校の頃のクラスメイトにまで死なれたら、
私、どうすればいいの?」
かすれた声に男がハッと見上げると、雨で濡れたB子の頬には、雨ではないものが混じっていた。
「ごめん、死んでもいいなんて言って……。わかった、今日は帰るよ。」
立ち上がり、踵を返す男の服の裾を、B子の手が引き止めた。
「そんなズブ濡れのまま帰るつもり? 家に着く頃には風邪ひいてるよ」
「あ、ああ……でも死ぬほどひどくはならないよ。
風邪ひいたとしても、それは、君の気持ちを考えなかった俺への罰ということで……」
不意に、B子が傘をたたんだ。無慈悲な雨の槍が、B子にも降り注ぐ。
「ちょっ、何を……」
「これで、私も風邪ひいちゃうかもね」
男は慌てて傘を奪い取り、もう一度さした。
「もう……俺が悪かったよ。
だからホラ、本当に風邪ひかないうちに、早く中に入って熱いシャワー浴びてきてくれ」
「貴方は……暖めてくれないんだ」
蚊の泣くような声だったが、それが勇気を振り絞ったひと言だというのは男にも分かった。
開いたままの傘が足元に転がり、2つのシルエットが1つになった。
A子が居なければ、夫は死ぬことはなかった。
だが、A子が居なければ、この人と会うこともなかった。
B子は運命というものを、このとき、初めて意識した。
それが良かったことなのかどうかは分からない。
ただ、ひとりでなく、ふたりで居られるということは、きっと幸せだ。
この人が居たから、夫を失って抜け殻のようになっていた私は持ちこたえることができたし、
些細な喜びも、この人が居たから大きな喜びに変わったように思う。
「ふたりというのは、いいものだ。楽しいことは2倍になるし、苦しみは半分で済む」
どこかで聞いた言葉だが、B子は今、その言葉を噛み締めていた。
もし今、私が悲しいとすれば……きっとそれはA子が居ないことだと、B子は思った。
以上が「キン肉マンII世 究極の超人タッグ編」のストーリーです。
そんな一昔前の昼ドラみたいな話は置いとくとして、何が言いたかったのかというと……
最終回ということでかなりのご都合主義が横行していたのだが、その中でも、病院に搬送されていた重傷の超人の傷が回復するシーン。
「バ…バッファローマンの角が再生していきます!」
「おお~~っ ブロッケンJr.の右腕も」
「ジェロニモさんの腹部の巨大な傷も跡形もなく消え去っていくーっ」
読んでない人はどういうことなのかサッパリだと思うけど、まあ、よく超人が死んだり生き返ったりするマンガなので、別にそれはいいんだ。
問題は「ジェロニモさんの腹部の巨大な傷」。
腹部に穴が開いていたのはブロッケンJr.とウルフマンであって、ジェロニモじゃないよ……。
ジェロニモはそんなケガしてないよ……。
インディアン、ウソつかないよ……。
2011年10月 4日
三条 陸/稲田 浩司「ドラゴンクエストIV外伝 地獄の迷宮」
ドラクエ25周年記念BOOKの記事のときにチョロッと触れたマンガ「ドラゴンクエストIV 地獄の迷宮」。
復刻版のほうがいつまで経っても品切れなので、近所の古本屋で昔のやつを買ってきた。
昔に読んだ覚えがあるようなないような気がしていたのだが、
今回改めて読んだ後も、やっぱり読んだことがあるようなないような感じだった。
多分、古本屋で立ち読みか何かで見たのだろう。
ベテランの女冒険者「プラナ」と、Lv11のくせに戦闘センスがケタ外れの少年「ギィン」の、アッテムト炭鉱での冒険を描く話。
アッテムトという地名と、タイトルの「地獄の迷宮」と聞けば「絶対エスターク出てくるだろ」というのは予想できてしまうのだが、
予想されることを予想して、最後の最後にもうひとつ仕掛けを張っているのは見事。おいしいところを少々かっさらいすぎな気もするが、
このおかげで、『4』をプレイ済みの読者の記憶の中にある「『4』の世界」のイメージを崩さずに、上手いこと拡張できている感じもする。
多くのプレイヤーの記憶の中の『4』の世界はそのままに、世界の片隅にこういう冒険者が居てもいいじゃない、っていう。
そういう意味で、「ドラゴンクエストIV外伝 -地獄の迷宮-」というタイトルのつけ方は上手い。
完全に思考を「アッテムト、地獄の迷宮」→「エスターク」という点だけに操られてしまう。
真に注目すべきは「ドラゴンクエストIV外伝」のほうだった。
ちなみにこの本の後半3分の1は「ドラゴンクエストI 秘伝 竜王バリバリ隊」という短編なのだが、
いかにも少年マンガ的な展開は今読むと逆に新鮮で、マンガとしてはこっちのほうが好感が持てた。
ドラクエそのものへの愛と、モンスターに対する愛がまぶしすぎる。
2話以降は描かれていないらしいのだが、まだまだ続きが読みたくなる作品。
でも、腹八分目と言うし、「まだ読みたい」くらいがちょうどいいところなのかもしれない。
あと「主人公・ギィンのLvは、なぜ11なんだろう?」と思っていたら、あとがきで
「『4』に登場する全モンスターを1匹ずつ倒しても、Lv12にはならない」ということを調べた上での事と知って、脱帽した。
実は次号ニジマガのコラム用に資料として読んだ1冊だったのだが、この姿勢だけは参考にさせてもらった。
……内容がエロだから、そういうとこくらいしか参考にできなかったんじゃないぞ。
2011年10月 2日
阿佐田哲也/原 恵一郎『凌ぎの哲 バクチ麻雀地獄寺!』上・下巻
「麻雀バクチ列車編」に続いて、権々会編こと「バクチ麻雀地獄寺編」も、いつの間にかコンビニ本で刊行されていた。
「バクチ列車編」の前の話なので刊行順が前後しているが、なんでこんな順なんだ。
試しに「バクチ列車編」出してみたら評判良かったとか、そういうことなんだろうか。
何にせよ、これで『凌ぎの哲』の単行本未収録分をすべて読むことができた。
未収録部分ではないのだが、やはり見所は中盤のタンクロウの戦い。
イカサマ技を含めた実力で言うならトップクラスで、最後まで残ってもおかしくないキャラでありながら、麻雀外の反則攻撃により、敗退を余儀なくされる。
しかしタンクロウの退場シーンは、このマンガでも屈指の名場面だ。
途中、何があろうと、どんな卑怯な手を使われようと、負けたという結果に殉じる。
麻雀ではイカサマも使うのに、結果にはゴネない。
奇妙な男らしさとでも言うのか、負けて退場していくキャラなのに、鮮烈に記憶に残る。
これは漫画ではなく劇画だと思い出させてくれる。
それはそうと、飛び甚の息子・ゲンは開始当初と終盤で顔つきも性格も違いすぎるのだが、もしかして、あの展開は当初は予定していなかったんだろうか。
いくら本性を隠している役どころとはいえ、ジャイアンとキレイなジャイアンくらいの差があるので、改めて最初から読んでみると気になった。

© 原 恵一郎
左が登場時のゲン、右が完結間際のゲン。
ちなみに左から右になるまで、作中では3日経ったかどうかという……
あと、昔、雑誌をチラ見した時に、二度と牌を握れなくなった先代・飛び甚がラーメン屋をやっているシーンがあったような気がするのだが、
雑誌掲載時から色々とカットされていたりするのだろうか。
バクチ列車で完結していたと思っていたが、まだ未収録分があるのか……?
2011年6月12日
巧葉狂介/原 恵一郎『麻雀漂流伝』
雀荘でアルバイトをする樹(いつき)は、バイトの休日に忘れ物を取りに、窓からコッソリ雀荘に入る。
しかし、誰も居ないはずの雀荘で見たものは、水槽に顔を突っ込まれている男と、その側に立つ店長の姿だった……。
近代麻雀に連載されていた時は確か『麻雀漂流伝 樹海』というタイトルだったと思うのだが、何かマズかったのか、「樹海」が取っ払われた。
これも『凌ぎの哲』同様、単行本化されておらず、雑誌で序盤しか読んでいなかったので先が気になっていたところ、コンビニ本として刊行されていたので買ってみた。
コンビニ本とはいえ全1巻という時点でイヤな予感はしていたが、これは完全な打ち切りだろう。
しかも残念なことに駄作だ。これがサウンドノベルなら、エンディングに近いバッドエンド。確実にトゥルーエンドが別にあるレベル。
序盤の展開が良かっただけに、中盤以降の停滞感がキツかった。
最初からこう予定していたのか、それとも打ち切り決定から急いでまとめに入ろうとしたのかは分からないが、結果的に『凌ぎの哲』とは対照的な作品となった。
『凌ぎの哲』は、言わばプロを越えた麻雀打ちとしてのある種の頂点を描きつつも、その危険に見合った金も名誉も何もなく、明日生きているかどうかも分からないという空しさも描いている。
それに対してこの作品は、中途半端な人間がそういう裏世界に足を突っ込もうとすると肩肘張ってロクなことにならないから、肩の力を抜いて、真っ当に生きて普通に麻雀を楽しもうぜ! という、「わざわざマンガで言うことか」といった展開になってしまっている。
「今があるからこそ、明日がオマケでついてくる」というのが『凌ぎの哲』だとすると、この作品は「明日があるから、今は無茶しないでおこう」とでも言えばいいのだろうか。
現実として当たり前なのは後者だが、マンガの世界はそうじゃないだろう的な不満感のようなものがまとわりついてくる。
劇中に「樹海」という単語が何度か出てくるが、麻雀好きが借金から逃れるために入った樹海で彷徨い、そのまま出られなくなって息絶え、その死体が見ている夢でも描いたかのような────そんなマンガだった。
2011年6月 7日
アカギ ざわ…ざわ…増刊
■「アカギ ざわ…ざわ…増刊」公式サイト(6/3発売)
7月27日発売のアカギ ざわ・・ざわ・・アンソロジーとは別物らしい。
以前に、アカギと鷲巣があまりにも長年麻雀勝負し続けてるから、アカギがついに結婚指輪取り出して、それを見たワシズが「ワシも同じ待ちだったわっ……!」とかいうBL(?)同人があった気がするんだが、もはやノリはそれに近い。
いろんな作家の競演が見れる増刊だが、甲斐谷 忍のは読んでみたい。野球マンガらしいけど、おもむろに「この野球には必勝法がある」とか言い出してほしい。Amazonでは取り扱ってなさそうなので、探しに行くしかなさそうだ。近くに本屋ないんだよなァ……。
そういえば、こち亀とかブラックジャックのアンソロジー企画もあったな。長寿マンガに対するお祭り企画ということで、定番化していくのだろうか。なんだかんだで反響は大きそうだから、この調子で「彼岸島 ハァ ハァ アンソロジー」とか出してほしい。なかなか決着が着かない、似たもの同士。
『キン肉マンII世』がWebへ
週刊プレイボーイで連載していた『キン肉マンII世』がWeb「週プレNEWS」に移行し、なんと無料で読めるように。って、すでに1か月くらい前の事なんだけど。肉ファンもそうでない人もゼヒ。毎週火曜更新。なお、「ウルトラジャンプエッグ」で小川雅史氏の描く『キン肉マンレディー』も読める。
そういや、グレートマスクの下の正体はケビンマスクだったーってのは誰もが予想してたからいいんだけど、布製のマスクの下にあの鉄仮面はムリがあるよな。形的に。もはや誰も突っ込まないけど。
ケビンマスクだったーと思わせて実は鉄仮面の下はカオスだったーという二重の仕掛けを期待してたけど、どうも普通にケビンぽくて無念。
2011年6月 6日
阿佐田哲也/原 恵一郎『凌ぎの哲 麻雀バクチ列車!』上・下巻
この『凌ぎの哲』は数年前に「近代麻雀」で連載されていた麻雀漫画なのだが、7巻を最後に、未収録分があるどころか、最後となる「バクチ列車」編が丸々単行本化されないまま放置という事態だった。当時「いやいや、さすがにそんなわけないだろう……」と調べまくったものだ。
打ち切りをくらったマンガが単行本化もされないままフェードアウトというのは珍しくないことだが、『凌ぎの哲』は打ち切りではなかったはずだ。少なくとも最後の最後まで熱を持った、他に連載されているマンガと比べても明らかに面白い作品だった。それだけに、単行本化が途中で止まるというのは謎だったのだが……今回、いわゆる「コンビニ本」で初単行本化となった。表紙に得意気に「初単行本化!!」って書いてるけど、何かどうしても出せない事情があったのだと信じたい。単純に、『アカギ』のスピンオフ『ワシズ -閻魔の闘牌-』が売れてるぽいから、この機会に同じ作者の過去作品を売り込みまくるぜ~とかだったら怒るぞ。どんだけ見る目ないんだ。
そういえば、福本伸行のアシによる『博打流雲ナグモ』も単行本化されていない。隠しきれないカイジ臭も相まって、面白い作品だったのだが……。近代麻雀は宝を眠らせすぎじゃないか。ジャンプの『ファイアスノーの風』が単行本になって『凌ぎの哲』がならない世の中なんて……。ガンガンの『密竜の門』は、しょうがないけど。
で、近代麻雀コミックスとして刊行されていた7冊も絶版になってるので、これを機会に『凌ぎの哲』全部コンビニ本で復活かと思いきや「バクチ列車」編だけという。オイオイ、ここは売り込み時だろ。なぜ、まとめて復活しない……。そもそも、ひとつ前の「権々会」編の終盤も単行本未収録のままじゃねぇか……。
そんな単行本事情は置いといて……
『凌ぎの哲』の魅力は、麻雀でのトリッキーな駆け引きとイカサマ技、迫力ある劇画、個性豊かすぎるキャラクター……と色々あるが、やはり一番は麻雀という遊戯の持つ "負の面" の描写だ。麻雀を生業とするアウトローな男たちの血生臭い麻雀バトルを通じて、博打の魔力と非生産性、博打で生きていこうなんて、それこそとんでもなく分の悪い博打なんだということをイヤというほど思い知らせてくれる。
普通、マンガの主人公からは勇気やら希望やら正しい道を歩むことの大切さを得たりするものだが、このマンガの場合、全て正反対と言ってもいい。逆に、破滅の道を紙一重で歩んでいる主人公を見せ付けることで、反面教師にするべきというメッセージすら感じる。
だが、男が生きていく上で大切なことは、このマンガに全て入っている。
良く言えば、生き様の美徳、だろうか。
自分の考えと心中できなかった時の後悔は、一生消えないほどの傷跡を残す。
そういう思いを一度でもした人には耳が痛いほどの教訓が詰まっているが、全く説教臭くなく、あくまで劇中のキャラクターの麻雀での戦いを描くことで伝えきっている。
面白い麻雀マンガを読んだ時に、いつも思う。
ルールは知ってるけど、俺はリアルでは麻雀はやめておこう。絶対に食い物にされる側だから。
麻雀はスーパーリアル麻雀だけにしておこう、と────。
2010年2月 9日
フィギュア化……だと……
ちょうど1年前……昨年2月くらいにも少し書いた電撃PlayStation付録の4コマ「放課後プレイ」のキャラ「彼女」がフィギュア化されててビビッた。ここで見て知ったんだけど、単行本、発売から1か月半で5版いってたのか……パネェ。
フィギュアは3月発売予定らしく、まだ予約段階なのだが、すでにどこも予約不可能ぽくて、これまたパネェ。雑誌の付録の4コマのキャラなのに……。なお「放課後ぷれい」というエロマンガが存在しますので、お間違えのないように。そっちのほうが7年早く出てるんだけども。
ちなみに公式に抱き枕は作られてるわドラマCDも作られてるわ、エロ同人化もされてるわ、同じサークルから足の裏マウスパッドも作られてるわで何事だよ。エロ同人の絵がまた、本家に似せる技術が高くて、本人が描いてるんですか状態なのがスゲエ。コミックマスターJが居るとしか思えない。ふと気付いたけど、この絵柄、平野耕太テイストだな……。目の描き方とか、ちょっとデッサン崩れてる感じが。つまりゲーオタにウケるには、これ系の絵柄だ!
電撃でこの4コマ見てない人にはサッパリな話だと思うけど、ログインで例えるなら「WIZでござるよ」が単行本化された途端に重版かかりまくって、忍者増田がフィギュア化されるようなものだろうか。
……違うな。ファンに殺されるな。
2009年2月 7日
放課後プレイ

ゲーム雑誌の売上低迷は何処の雑誌も似たような状態かと思いますが、そういった対策として始められたのかどうかはともかく、いつ頃からか電撃PlayStationには4コマが付録になっております。最初はホントに「時々ついてることがある」程度の付録だったのですが、最近は毎号つくように。なんだかんだで160ページ近い小冊子が毎回ついてくるわけで、590円の雑誌としてはオトク感はあるのではないかと思われます。
で、これも結構続いてるので、連載している4コマの単行本化も始まってるのですが、中でも「電脳青少年攻略法」と「放課後プレイ」はオススメ。「電脳青少年攻略法」は、女性ゲーマー視点から見た学園ラブコメみたいなカンジなんですが、ギャグが冴えてて、おそらく男女分け隔てなく朗らかに楽しめます。公式サイトで少しだけ立ち読みできるよ!
で、「放課後プレイ」のほうなんですが……最初は常に登場人物二人だけの会話で進む地味極まりない4コマだったんですが、途中からなぜか方向性がエロにシフトし、少年誌ならぬゲーム誌で、しかも付録の4コマでこの表現はセーフなんだろうかという変わった挑戦を見せ続けてくれる、別の意味でオモロイ4コマだったので、一時期、この作品の行く末を見届けるためだけに電撃買ってたくらいです。もうゲーム誌のほうがオマケだ。
ちなみに、最近ではいきすぎたのか、キャラを変えて第二章的なものを展開してたんですが、今回の電撃では久々に以前の二人を出して、なおかつ、ついに編集側にモザイクまでかけられてました。これはフイタ どんだけエロやりたいんだ!
ちなみにエロといってもエロマンガと比べるとそりゃあ全然だし、少年ジャンプにおける「電影少女」や「いちご100%」のようなものではなく、「さっきまで普通にゲームの会話してた二人がいきなりエロくなる展開」をニヤニヤ楽しむマンガです。これぞまさにツンエロ。
んで、その「放課後プレイ」がようやく単行本化されるらしいので発売を待ってたんですが……発売と同時に売り切れ続出らしく、Amazon様も売り切れ、ボッタクリ業者が3,000円オーバーの値をつけて出品中という、予想もしなかった流れに。みんな実はこのマンガ好きだったんだね!?
この出版不況のご時世に売り切れとか……やっぱりエロは偉大だね! というわけで探し回ったけど見つからなくて疲弊しきった御報告でした。い、一体、初回発行部数いくつだよ……。
2006年10月23日
『月館の殺人』下巻

2ヶ月くらい前の話で恐縮なんですけど、ちょうど1年ほど前に御紹介した『月館の殺人』の下巻が出てたので、その感想など。
実際に買う前にAmazonのカスタマーレビューを見ていたのですが、これが結構散々な評価だったんですね。で「ダメだったのかー?」と思いつつ買ってみたんですが、これまでに ひどいミステリも散々読んできたせいか、意外と普通に感じました。事前の期待は最大の敵!
とは言え、上巻の方が完成度が高く、上巻の最初の犠牲者のインパクト、上巻ラストのどんでん返しのインパクトに勝るものが下巻では無かったようにも思います。特に下巻の冒頭の回想シーンで、子供の素顔を出してしまったのはマズイ。その容貌から必然的に犯人の予想がついてしまうので、ここはコナンみたいに、黒いシルエットに留めるべきだったかなと。
作品全体としては、佐々木倫子さんのコミカルな作風の方が強く出てます。あと「つきだて」で変換すると「月館」と「月舘」の二種類が出るんですが、前者です(後者は地名)。綾辻氏といえば「館」シリーズなので、館シリーズ番外編、といったところでしょうか。そういえば綾辻氏の最新作「暗黒館の殺人」も、かなり前に上下巻買ってあるんですが、なんかスゴい酷評されてて、読むのを躊躇う今日この頃。京極さん並に分厚いんだもの、この上下巻……。
『月館の殺人』は月刊イッキに連載されている作品でしたが、カスタマーレビューで「犯人が早く知りたくて上下巻イッキ読みしてしまいました!」とか書いてる人がいて、クッ、上手いこと言いやがって……。
2005年9月13日
『月館の殺人』上巻
原作:綾辻行人 漫画:佐々木倫子『月館の殺人(上)』(小学館)。
ミステリ好きなら知らぬ者は居ない綾辻行人氏と、少女漫画好き……でなくとも知っている、昨今ドラマ化もされた『動物のお医者さん』の作者・佐々木倫子氏のコラボレーションによる、鉄道ミステリマンガ。月刊イッキという雑誌に連載されてるらしいんですが、この雑誌、店頭で見たことねぇー!
『動物のお医者さん』では獣医、『おたんこナース』では看護婦、『Heaven?』ではレストラン、と毎回その作品に関わる職業への緻密な取材と筆致で迫る氏ですが、今回は鉄道マニア。元々、佐々木マンガには「結末はホッとする、日常の ちょっとしたミステリ」要素が多く登場するので、鉄道関連に興味は無くとも、佐々木ファンは肩の力を抜いて、楽しんで読めます。
カンタンな あらすじとしては、
生まれて一度も電車に乗ったことがない主人公が、祖父の招きで初めて乗ることになった列車には、同じく祖父に招かれたという6人の鉄道マニアが乗っていた。雪の北海道を行く「幻夜」号で起こる殺人。外との連絡も途絶えたことにより、一行は緊急下車することになる。しかし、そこで主人公が見たものは―――。
というのが、上巻までの内容。この巻だけでは完結しないのですが、それでも、そこまで読んだ者の根底をひっくり返す、ちょっとしたドンデン返しが結末に用意されています。
次巻は、ここから殺人事件の真相に迫っていくのだと思いますが、ファミコン探偵倶楽部じゃないですけど、非常に先が気になって下巻が待ち遠しいので、下巻まで出てからまとめて買って読んだ方がいいのでは……って、これでは微妙にオススメになっていない―――!
2003年9月10日
伝説の剣豪
かつて巌流島で決闘したと言われている二人の剣豪、宮本武蔵と佐々木小次郎。
両者ともに実在の人物であるということと、「二天一流」……いわゆる「二刀流」の使い手・武蔵と、「物干竿」と呼ばれる長刀を操り、恐ろしく素早い動きで刀を斬り返す技「燕返し(別名・虎切)」を得意とする小次郎。この2人は非常に「絵」になるわけで、今までに様々なマンガ・小説で題材にされています。
有名な巌流島での決闘の真実は、実は結構あやふやなものだったりするのですが、大抵は武蔵が勝ち、小次郎が負けたということになってます。そして、武蔵は老け顔(または骨太な体格、ヒゲなど)、小次郎は ほぼ確実に美形で描かれるのもまた面白いところです。


© 青山剛晶
上は、青山剛晶の『Y∀IBA』より、武蔵と小次郎。こういった風貌で描かれることが最も多いです。
さて、武蔵と小次郎といえば、最近のマンガでは、井上雄彦『バガボンド』が有名ですが、ここであえてこれを紹介したい!

作:鍋島雅治 画:檜垣憲朗 『真説 佐々木小次郎伝!! 大江戸ジゴロ』(日本文芸社)。
ハッキリ言って本屋で見かけてタイトル買いしたんですが、読んでみたところ、ちょっとアレな感じでしたので、是非、御紹介してみたく。
大まかなストーリーとしては「巌流島での決闘は、実は小次郎の方が勝っていた」って観点で進むんですが、宮本武蔵がスゴい悪役。

これ。これ宮本武蔵。もう、武蔵ファン卒倒。『バガボンド』でも武蔵は野性的な男として描かれていますが、こっちはもう獣。ヤバイ。吉原に乗り込んで嫌がる遊女を押し倒したり、敵をあざむくために自分の部下を平気で真っ二つに斬ったりと、やりたい放題。最近は悪役キャラも好まれるよう、悪役にも悪役なりの背景が描かれたりするもんですが、この武蔵は超わかりやすい悪役。
小次郎は女好きという設定で描かれることが多いことと、一応、掲載誌が掲載誌だけに、ちょっとやらしいシーンもあります。ナニについてはPC-98時代のエルフばりに消しが入ってますけど。

そっちかよ。
現在2巻まで出てますが、小次郎がドラゴンの聖剣手に入れたり、魔王みたいな人が出てきたりで、微妙に先が気になる展開。なんつーか、このマンガ読んでると『痛快!! マイホーム』思い出すんですけど……。
画像:© 檜垣憲朗
2002年6月11日
帰ってきたロッキー
先日、掲示板の方で『あのファミコンロッキーが復活している、しかもゲーム改造雑誌で』という、色んな意味でショッキングな情報を教えて頂いたので、早速、掲載誌である「アクションリプレイ」を買ってきました。
タイトルはアクションロッキー。ファミコン時代と違い、あの頃のように常軌を逸した連打でどうこうできるゲームは ほぼ皆無になっていると思うのですが、初回、題材になっているのは対戦格闘ゲーム。なるほど、ギリギリ連打が通用しそうなゲームではあります。でも多分それってハメですが。なお、この点については堂々と敵キャラのセリフで指摘されています。

© あさいもとゆき
しかもさりげなく、マンガ内時間では3年しか経っていないことに。さすがに実際と同じ15年経ったことにしてしまうとロッキーたちの歳がいい大人になってしまうので、このへんはマンガということで。
しかし、あさいもとゆき先生の絵柄が大幅に変わったことにより、むしろ若返った感すらあるロッキーたち。ちなみに遊一郎を例にすると……

「ファミコンロッキー」最終回の遊一郎 © あさいもとゆき

「アクションロッキー」第1回の遊一郎 © あさいもとゆき
デッサン方面の問題もあるような気がしますが、もはや別人が描いているとしか思えないほどの絵の変わり様で、最後に見たあさい先生の絵が「ファミコンロッキー」、という方は、凄まじいギャップを感じると思われます。
「ファミコンロッキー」終了後、あさい先生はエロ方面に転向され、単行本も何冊か出されています。絵柄の変更はエロ転向の際に意図的に行われたようで、徐々に少年マンガの面影を消していく形に。現在はパチスロ漫画を描かれているそうです。
とは言え「ファミコンロッキー」の頃から、かおると舞子の過度なパンチラと小学生では有り得ない巨乳でコロコロコミック内でも元々エロくはあったんですが、今回「アクションロッキー」でも、第1回目から16ページマンガでありながら1ページまるごと、かおるのお風呂シーン。しかも今回の16ページの中で最も描き込まれているのがかおるの下着。そして胸はもはや爆乳の域に達しています。今回、舞子は登場していませんが、出てきたとしても爆乳なのは間違いないでしょう。今後に期待です。
というわけで「アクションロッキー」連載中の雑誌「アクションリプレイ」は、ブレイン・ストーム社より隔月刊、1,050円で発売中です。

次号の発売が6/24なので、今号を購入しようと思っている方はお早めに。ちなみに、雑誌の中で「アクションロッキー」だけが異常に浮いてます。元々がゲーム改造雑誌であり、内容の9割が改造コードの掲載という雑誌のカラーを考えると当然なのですが、個人的には非常に続きを読みたいので、巻末のアンケートハガキの「今号の中で良かったコーナー」に「アクションロッキー」と書いて送ろうかと思います。そう簡単には打ち切らせないぞ。
「ファミコンロッキー」では、最後、ロッキーがアメリカに行くことになりますが、その期間は「短くて5年」と書かれていたにも関わらず3年で帰国している点や、少なくとも今回登場したロッキー、遊一郎、かおるの3人は3年前から服装が変わっていない点などツッコミどころは色々あるのですが、とにかく個人的には対戦格闘ゲームでの勝負が終わった後、どんなゲームで勝負していくのかが非常に楽しみです。
とりあえず、タイピングゲームは間違い無く出ると睨んでいます。
追記:
本当にタイピングゲームが出てきた。
2002年3月14日
ありがとう!『痛快!! マイホーム』
いつの間にか発売しており、店頭で俺をビックリさせた『痛快!! マイホーム』第2巻。コミックバンチのオフィシャルサイトによると、8日に発売していた様子。なお、やはりその本屋にも1冊しかありませんでした。

第1話で小雪センセが言っていた一国一城の「欠点」も何だったのか分からないまま終焉を迎えてしまう「痛快!! マイホーム」。最終話を読めば誰もが「あ、打ち切りだ」と確信する終わり方なのですが、以前この日記でも紹介した最終話直前のプレゼンは見物。「異常なまでにクルマが好きなお客さんの、クルマを中心にした家」という元々クルマ大好きの池沢先生ならではの題材だっただけに、「俺だったらッ……こんな家が欲しいッ……!!」という気持ちがスパークしてしまったのか、ものすごい家をデザイン。注文主であるクルマ好きのお客さんの言葉は全て池沢先生自身のセリフと思ってもいいくらい、アツすぎる情熱がほとばしってしまっております。
後半は、勢い余って1ページまるごとフェラーリを描いたり(史上最大の「ドーン」つき)、2ページ使ってフェラーリの起動法を素人置いてけぼりで解説してしまったりと、それまでの「痛快!! マイホーム」とは完全に毛色の違った中身が濃すぎる展開ですが、「現実にはそんな注文客はいないだろう、でも、もし、いたら……」という部分を掘り下げた、「マンガだからこそ」の面白さがあったように思うのです。
たとえば面白い野球マンガというのは、「野球」というルールに沿っていながらも反則ギリギリの奇想天外なアイディアがあるもので、これがいきなり「主人公が魔法を使って敵チーム全員を金縛り」とかしてしまうと「なんだそりゃ」ということになります。そこで考えられたのがいわゆる「魔球」であり、「ピッチャーがボールを投げ、そのボールがキャッチャーミットにおさまる」という最低限の「ルール」を守っているからこそ面白いわけです。でもまあ、最近は「魔球」も時代遅れの感があり、大抵の野球マンガでは避けてますが。要するに、ルールという「リアル」と、ある種、非常識な奇抜なアイディアという「アンリアル」によってマンガの面白さは成り立っていると思うのです。
「痛快!! マイホーム」が最後に見せた「面白さ」は、奇抜ながらも、そういう家を作ろうと思えば作れるという点と、真にクルマ好きな人間ならそう考えるだろう、というか作者が実際にクルマ狂という「リアル」、「でもやっぱりその家はおかしいよ」という「アンリアル」が生み出したものだと思います。そして、もし、この連載後半に見せた異様なパッションを連載当初から放つことが出来ていたら打ち切りも無かっただろう、と確信するのです。個人的主観ですが、第1話は別にして、2話以降が池沢マンガにしては平凡で、退屈であったように思います。
なお池沢先生の代名詞とも言える「サーキットの狼」では、とあるレースの最終コーナーで主人公が「このままじゃ負ける」と他のクルマが3速に落とす中、ひとり、四速全開で突っ込み、コーナーを回り切れずカベに激突。しかしスピードがのっていたため、激突した時の衝撃でクルマが逆さまになったままゴールへ滑っていき、結果、トップという展開があるのですが、これも池沢先生ならではの、「無茶なマンガ的展開でありながらも、有り得なくは無い」という、リアルとアンリアルの絶妙のせめぎ合いで、追い詰められた池沢先生の発想は常人のそれを遥かに越えることの証明でもあります。
俺は池沢先生の次回作を待っています!
2002年3月11日
スゲェ確率
今日、「貴重品」というラベルが貼られたダンボールの箱が届きまして。「?」と思いながら、オモテに貼ってある送り状を見てみますと。
「バンチスペシャルお年玉」
うっ……! まさか……まさか! 当たったのか!? アレが! 急いで箱を開ける!

(※スキャナーに入りきらなかったので長方形になってますが、実際は正方形です。)
あ……ああっ……! あ、当たりやがった……! 池沢さとし先生直筆『痛快!! マイホーム』サイン色紙が! 嘘! 夢みたい! ハガキって出してみるもんだなオイ! ありがとうバンチ編集部! 家宝にします!
……で、まあ、冷静になって見てみると、なんで髪はベタ塗ってないのかなとか「痛快!! マイホーム」の文字がやけに適当(特に「痛快!!」の部分)だとか あまつさえところどころ鉛筆での下書きの線が見えているとか色々ありますが、そんなのどうでもいい! もう抱いて! メチャクチャにして!
ただ、以前のヘッドホンといい、去年出した懸賞にことごとく当たってしまったので、運の使いすぎで今年、痛い目を見ないかどうか非常に心配です。しかもこのサイン色紙、雑誌を読み返してみたら1人の作家につき5名にしか当たらないらしく、なんだか運の消費量もスゴい気がしてなりません。多分PSYCHO+だったら水の森ちゃんの命を助けるくらいのレベルですよ。
それはそうと2巻は、まだ出ないんですか?
2002年1月16日
そして伝説は幕を閉じる
今週号のコミックバンチで「痛快!! マイホーム」が最終回を迎えてしまいました。既存のマンガ雑誌における「読者アンケート至上主義」ではなく、「ある程度、作者の好きなように描ける」というスタイルをウリとして打ち出していた雑誌だけに、残念な結果です。
ていうか納得いかねー!! 面白さで言うなら、にわのまことファンの方々には悪いですが「ターキージャンキー」の方が……あ。

© にわのまこと
…閑話休題。
いや、たしかに! たしかに「痛快!! マイホーム」、ちょっとアレなところもありましたけども! 間違いなく、これから本当に面白くなる方向へ向かいつつあったはず。何より、今時のマンガのような洗練されたウケそうな絵では無いし、第1話を見た時はホントにビックリしましたが、逆に、それだけのインパクトがあったからこそ、キャラたちは非常に記憶に残っているし、似たりよったりの絵で中身が薄く、ほとんど絵の可愛さ、綺麗さだけでもっていくマンガが多い昨今、強烈な個性を放っていたと思うのです。マンガは、絵じゃない。変な例えですが、「絵が綺麗なだけのエロマンガに何の価値があるか?」みたいなもので。
どれだけ読者を惹きつけられるか。ドキドキワクワクさせるか。そのためには手段は問わない。それがマンガ。その点、「痛快!! マイホーム」は、まさに「これから」が期待できる作品でした。ただでさえ他には類を見ない「住宅セールス」というジャンルに加え、このマンガ独自の見所となりつつあったプレゼン対決。そして後半、家の設計に対する異常ともいえる発想が実にマンガ的で面白く、正直な話、1つのマンガとして見ても、バンチの中で一番面白かったですよ。
そりゃあバンチには「蒼天の拳」「Angel Heart」「山下たろー」といった看板作品はありますが、基本的には前のマンガを知ってるからこそ面白く感じる要素が大きく、レースマンガの巨匠でありながら、全然畑違いのジャンルの、全くのオリジナルで新世紀に挑んだ「痛快!! マイホーム」は、昨今の「二代目マンガ」ブームに核弾頭をブチ込んだと言えます。いや、あの第1話は読者にも核弾頭ブチ込みましたけど。とにかく、バンチは現時点で最もフレッシュかつアンビリーバブルな作品を自ら絶ってしまったわけで。ええい、編集者の目はフシアナか!!
たしかに前号から始まった「報復のムフロン」は今風の面白さで、読者にもウケがいいだろうし、実際、先が気になる。「リプレイJ」も気になる。そして「痛快!! マイホーム」亡き今、俺の中で筆頭に立った「男たちの好日」も気になる。しかし。なんだろう……この、胸にポッカリ穴が空いたような気分は……。毎週火曜(熊本では水曜ですが)が、もう、楽しみじゃない……。
全話数がちょうど20、1巻は10話掲載されていたことから、あと1冊はコミックスが出ると思われますが、2巻が発売され次第、追悼企画を行いたいと思います。……最後の望みは、あくまで「第1部完」であること。
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俺は、第2部を本気で待っている!
2002年1月11日
痛快!! マイホーム 第1巻 発売記念特集
こちら熊本では、コミックス関係は発売が3日遅れます。というわけで1/9発売予定だった「痛快!! マイホーム」第1巻も、明日あたりかナーと思っていたらコンビニで「蒼天の拳」第2巻を発見。これはたしか「痛快!! マイホーム」と同じ発売日のはず。どうやらもう発売されているようだ……と思ったものの、そのコンビニには無く、その次に見たコンビニには これまた同じ発売日の「レストアガレージ251」第2巻はあるけど「痛快!! マイホーム」は無し。畜生! 飛ぶように売れているのか、そもそも入荷してないのか、どっちだ!
そんなこんなで、夜遅くバイトの帰りだというのに普段行かないような本屋にまで足をのばして来ました。結果、見つかったことは見つかったんですけど、その本屋にも1冊しか無くて、なんだか発売当初の「エイケン」ばりの品薄状態。初回発行部数をかなり抑えている感じがします。理由は……なんとなく……分かりますけど。

というわけで池沢さとし「痛快!! マイホーム」第1巻(新潮社・バンチコミックス)!
雑誌初掲載時に衝撃だった、あの見開きカラーページも余すところなく掲載。早くもナウなヤングのマストアイテム必至。……とは言え、俺の場合、初掲載されてからのバンチそのものを全て保管しているので、特に新鮮なものは無いんですが。本当に俄然面白くなってくるのは第15話「オーダー決定の巻」あたりからなので、この1巻の最大の見所は、やはり第1話。何度読んでも釘付け。それでは第1巻の個人的なオススメ部分をダイジェストでどうぞ。



それでは続いて、「痛快!! マイホーム」の代名詞とも言える効果音「ドーン」特集。第1巻では全部で5つの「ドーン」を見ることができます。





第1巻に収録されているのは1~10話なので、約2話に1回の割合で「ドーン」を拝むことができます。2巻以降も目が離せません。
……さて、この品薄状況じゃ、2冊目の入手が困難になってきたな……。
画像:© 池沢さとし
2002年1月 4日
池沢先生、最高です!
さて今日はコミックバンチの発売日です! 基本的には火曜発売ですが、今回は年末年始の関係か、発売日が少し違うようで、しかも熊本ではいつも発売が1日遅れるのですが、ちゃんと発売日に置いてありました。それにしても、前回が合併号だったので、随分待った気がします。「痛快!! マイホーム」を。
異様なまでのクルマ好きのお客さんの好みに合う家をデザインすべく、ライバル・三樹京一とプレゼン合戦をすることになった一国一城。……これは俺の個人的な意見ですが、一国一城の相棒となった設計士の片山というキャラが出てきてから、普通見ないような家のデザインが出始め、「住宅セールス」という退屈そうなジャンルを面白くし始めた気がします。
そして今回、三樹・一国、双方、独創的な家のデザインを披露するのですが、三樹京一のまるでクルマのショールームな家に対し、まるでクイズ番組のような家で対抗する一国一城。三樹側が「常にクルマを眺めながら生活できる、クルマ好きにはたまらない家」をメインに考えたのに対し、一国側はもはや病気としか思えないほどクルマが好きな人の、ちょっとアレな家。
風呂場のガラス壁からガレージが見える設計なので、入浴時もクルマを眺められたり、ガレージの2階にあたる寝室の床もガラス張りなので寝ながらにしてクルマを眺められたり、クルマが万が一の時にすぐ駆けつけられるよう、2階~1階には緊急時の消防署みたいな上下移動のバーつき。真のクルマ好きである池沢先生じゃないと考えつかないようなかなりヤバい家です。というか池沢先生は実際にこんな家が欲しいに違いありません。畜生、このマンガ、マジで面白くなってきた!
というわけでコミックバンチ誌上では異常な面白さを誇る「痛快!! マイホーム」。待望のコミックス第1巻は1月9日(水)発売です! 俺は別にバンチの回し者じゃないよ!
2001年12月19日
池沢先生が やっちゃった!
今週のコミックバンチ、池沢先生もそろそろ我慢の限界なのか、ちょっぴり暴走気味の『痛快!! マイホーム』。文庫版『サーキットの狼』も復刻発売され、この調子だと来年は池沢先生がクるぜ!!
2001年12月14日
『痛快!! マイホーム』続報
いつクルマの話になるかドキワクだった、週刊コミックバンチに好評連載中の『痛快!! マイホーム』ですが、遂に「家を買うお客さんがかなりのクルマ好きで、如何にクルマの話を合わせられるか」という、実に自然なカタチで侵入してきた池沢先生のサーキット魂。今週は堂々1ページ使ってフェラーリを描いておられます。もう一国一城がサーキットで走るのも時間の問題です。「よし! それじゃあ三樹君と一国君、レースして勝った方と契約させてもらうよ!」「ま、負けられねぇ……!!」みたいな。
そして『痛快!! マイホーム』第1巻が1/9に発売大決定の模様! とりあえず俺は2冊買うヨ!
2001年9月13日
ドラベース
去年からコロコロコミックに連載されている、ドラえもん野球マンガ『ドラベース』。1度だけコンビニで立ち読みする機会があり、その時から「コミックス化したら絶対買うゼ!」と思っていたのですが、何やらいつの間にか発売されていた模様で、早速、本屋を奔走。しかし全滅。その、あまりの置いてなさに「本当に発売されてるのか?」という疑問がよぎったものの、ネット本屋で調べると、出てるのは間違いないようで。仕方なくネットで注文。それ1冊だけ。
……で、今日、届きました。

むぎわらしんたろう/原案協力:藤子プロ『ドラベース ドラえもん超野球外伝』(小学館)。
「超野球」は「スーパーベースボール」と読みます。スーパーベースボール、と聞いてスーファミの「スーパーウルトラベースボール」を思い浮かべた方、おおむね正解です。1試合の中で、あらかじめ定められたひみつ道具を3つだけ使える、というのがドラベースのルール。タッチアウト寸前で「ドンブラ粉」使って地中に潜って回避、セーフとか、そういうのです。
で、第6話にして魔球が登場しました。主人公・クロえもんのライバル、シロえもんが放つ、魔球・W(ホワイト)ボールです。なんだかとりあえず「シロ」えもんだからホワイトボール? みたいなネーミングが気になるところですが。で、彼は、いきなりの魔球で、その差を見せつけます。

ホワイトボールにちなんでボールの軌跡がちゃんと「W」を描いているのかどうかは知りませんが、とにかくすごい魔球です。物理法則が無かった事になってます。ひみつ道具を未使用のこの魔球、原理も不明ですが、いずれこれを打つのであろうクロえもんが、どうやって打つのかも気になります。
というわけで今、最もアツい野球マンガ「ドラベース」。なんだか本屋さんであまり見かけないので、見かけたら即ゲットが吉。今から2巻が楽しみなマンガです。いやマジ楽しみ。
画像:© むぎわらしんたろう
2001年8月 8日
最強のマンガ登場
正直なところですね、「週刊コミックバンチ」も、そろそろ毎週買わなくてもいいかな、と思ってたんですよ。最初は「蒼天の拳」と「Angel Heart」目当て&応援の意味も込めて毎週買ってましたが、心配せずとも売れ行きはいいらしいですし、「蒼天の拳」は事あるごとに「朋友」と涙を流しながら男の友情を見せつける人情マンガになっちゃってるし、「Angel Heart」はとにかく話が進まないし。気がつけば、ほとんど『リプレイJ』の先が気になるがために毎週買ってる状態。今週号は「立ち読みでいいか……」と、特に買うつもりはありませんでした。しかし。
友人が買ってきた今週の「週刊コミックバンチ」をパラパラめくっていると、また何やら新連載が始まった様子。とりあえず読み飛ばそうとしたものの、このマンガ、並大抵ではないオーラを放っており、俺、しばらく釘付け。↓ その扉ページ。

その昔『サーキットの狼』で一世を風靡した巨匠、池沢さとし先生が描く住宅セールスマンガ、その名も『痛快!! マイホーム』。まず「それはないだろう」というタイトルと、痛々しいまでに荒ぶるフォント、主人公の謎の決めポーズ、そして2001年に新連載がスタートした作品とは思えない斬新な絵柄が、脳髄に軽くジャブ。池沢先生の時間は、あの頃のまま止まっているのを感じながら、ページをめくります。
ストーリーの流れをカンタンに説明すると、主人公・一国一城(いっこくいちじょう)は、あまりの素行の悪さから大家にアパートを追い出されてしまい、近所の住宅展示場の家を見上げます。「自分もいつかこんな家が欲しいッ」と思っていると、そこの住宅販売員が、中学の時の教育実習生だったことが発覚。

↑双葉小雪(ふたばこゆき)先生。主人公のブッ飛んだ名前に反して普通の名前……かと思いきや、もしかして「ブタ箱行き」をもじったのでは……というのは考えすぎでしょうか。あと、やけに集中線がおざなり。

それぞれ今までどんな仕事をしてきたか、などを語り終えると、唐突に夕飯をタカる主人公。開始早々、クズっぷりを見せつけます。「ニコ」じゃねぇって。
とりあえず小雪先生は まだ仕事中なので、そんな主人公は置いといて、他のお客さんの接客。暇を持て余す主人公は展示住宅の中をうろつきます。しかしその一室で主人公が見つけたものは。

小雪先生が接客している横で、オモチャのF1カーに乗って遊ぶ主人公。知恵遅れ寸前の、はしゃぎように小雪先生も無視して接客を続けます。しかし主人公、この家は部屋間に段差が無いことを発見すると、

バリアフリーの説明に入るのかと思いきや、池沢さとし先生のサーキット魂が漏れてしまったのか、主人公、暴走。お客さんも「なんだね あの男は!?」と不審な顔をしますが、小雪先生は「あんなバカほっといてください」と一蹴。しかし小雪先生の逃げポーズは どうかと思います。
その2コマ後、お客さんがエロオヤジに急変、「独身のワシと一緒に住まんか。それならこの家買ってやるぞ」と説明的かつ、苦しい展開に。次のコマでは「ええ きれいなお姉ちゃんヨ どうだワシのオンナにならんか」と絶滅寸前のセリフを吐きますが、そこへ主人公登場。

ズバッと言ってやったのはいいのですが、2人とも、視線がズレてますよ? あと、友人は、お客さんの表情がショックを受けすぎててウケておりました。
主人公が蹴り飛ばして家の外へ追い出すと「なんでえ まるで暴力バーじゃないか バカヤロー」と捨て台詞を残してお客さん、退散。客に対してこの扱いはいかがなものかと思いますが、小雪先生は礼を言います。

だから2人とも、視線ズレてるって。
次に来た客は老夫婦。今度は主人公が接客します。小雪先生は不安そうに見守りながらも、主人公のトークの上手さに驚きを隠せません。なんだかんだで主人公はその家を見事、売ることに成功。小雪先生は お礼に食事をごちそうします。
家が売れたお礼として、しばらくは食事や寝泊まりする場所の面倒を見てあげることにした小雪先生。どんな仕事をしても長続きしないという主人公の話を聞いて、考え事するのはいいんですが、

先生、どこを見てるの?
……というわけでダイジェストでお送り致しましたが、まだまだツッコミどころ見所満載なので、是非、今週号の「週刊コミックバンチ」はお買い逃しの無いよう。合併号ですよー。……え? 次号ですか? もちろん買うに決まってるじゃないですか。このマンガが続く限り、買います。
で、個人的にこのマンガ大好きで、ホントに何度も何度も読み返したのですが、友人たちと話すと「痛快っていうか痛い」、「キャラクター全員斜視」、「どうせいずれサーキットで走ることになるって」、「きっとサーキットで稼いだ金で家を買うんだって」等、失礼千万な意見が飛び出しまくり。しかし後半の意見に関しては、このマンガの最初のページの一文が頭をよぎりました。


大爆走、か……。
画像:© 池沢さとし
2001年7月11日
死ぬのが怖くてファミコンできるか!

『ファミコンロッキー』復刻版(朝日ソノラマ)。中古では かなり入手困難になっていたので、嬉しい復刊です。コロコロ世代は間違いなく即ゲットしたと思われるのですが、やっぱりどうしても突っ込まざるを得ないシーンが。特に『ファミコンロッキー』の中でも1、2を争う『ゼビウス』の回。以下、ツッコミ画像を交えてカンタンに紹介したいと思います。
体育館に人だかりが出来ているので覗いてみると、新体操のエース、舞子さんが演技中。まわりの男共はみんな見惚れています。しかしそんな男たちもロッキーを見るなり、「あんたファミコンチャンピオンの轟勇気(ロッキーの本名)じゃないか!」と、みんな一斉に群がります。そんな様子を見た舞子さんが「たかがファミコンくらいであたしの人気をうばうなんて!!」と嫉妬。そこへ「何をそんなに怒ってるんだ?」と新体操のコーチ登場。舞子は このコーチに、ロッキーと『ゼビウス』で勝負することをお願いします。
そして放課後、コーチがロッキーの前に現れます。そこで、親友である芸夢遊一郎が彼を見て一言。「あ、あの男、かつて赤い稲妻とおそれられていた! 元空軍パイロットの撃墜王・死神ジョージだ!!」なんでそんな人が小学校の新体操の教師をやってるのか疑問ですが、とりあえず置いといて。しかしさすがロッキー、「それが、なんだってんだ。」と軽く流します。そんな死神ジョージ先生の説得力ある一言。

「ゼビウス」の操作法と空軍戦闘機の操作法ってコンパチなんスか? でも、そんな些細な疑問も霞んでしまう、この説得力。自信満々のポーズがそれを物語っています。男なら一生に一度はこのポーズを人前で使ってみたいものです。
一週間後、遂にロッキーと死神ジョージ先生の対決が始まります。
最初、ゼビウスはからっきしだったロッキーも、この一週間の特訓で死神ジョージ先生と対等に渡り合えるようになっていました。苦戦する死神ジョージ先生。くらいついてくるロッキーの執念を見て、死神ジョージ先生の一言。

背後に何か見えますが、死神ジョージ先生もそろそろ本領発揮です。あの頃の血が蘇ってきてるわけですから、ロッキーも、うかうかしてられません。頑張れロッキー!
しかし両者、スコアが一千万点を超えた時、突然、画面がスパーク。観客が「あれが一千万点を超えると起こるといわれている、まぼろしの閃光!」と叫びます。『ファミコンロッキー』のウソ技には定評がありますが、もちろんこれも実際には起こりません。そして、その閃光をまともに見てしまったロッキー、一時的な失明に陥ります。ロッキー、ピンチ!
しかしそこで画面に異変が起こり、突然、画面中が敵機で埋め尽くされてしまいます。ほとんどこのマンガの解説役になっている芸夢遊一郎が「こ、これがゼビウス 魔の二千機攻撃!!」。お前知っとったんかいというツッコミは置いとくとしてもちろんこれもウソ技です。そんな状況を見て死神ジョージ先生の一言。

さすがの死神ジョージ先生も実戦では有り得なかったであろう出来事にうろたえるばかり。まあ、よけるも何も、自機の大きさが入り込むスペース自体、無さそうですしね。死神ジョージ先生は悪くないです。しかしロッキーは得意の連打技でこの二千機を撃破。これでロッキーの勝利が確定します。
「ファミコンをガキのおもちゃだと思っていたおれがまちがっていたぜ。」
死神ジョージ先生は殊勝なセリフと共にロッキーとガッチリと握手。ちなみに、ついさっきまで憎しみすら感じた敵キャラがゲームが終わると急に改心するのはこのマンガのパターンなので気にしなくていいです。
この他にも、年に億の金を稼ぐと言われているファミプロや裏ファミコンの帝王なんかが出てきたりと実に楽しめますので、『ファミコンロッキー』を知らない人にもオススメの1冊です。
画像:© あさいもとゆき








