2018年8月 4日

『サガ スカーレットグレイス 公式設定資料+攻略ガイド 緋の天啓 「緋色の野望」対応 増補版』レビュー

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 『オクトパストラベラー』の興奮も冷めやらぬところへ、『サガ スカーレットグレイス 緋色の野望』が発売。
 PS Vita 版はレオナルドの終盤で止まっていたので、今回は主人公をウルピナにチェンジしてプレイ中。
 すでに結構な時間を費やしたはずだが、いまだにパーティーの平均HPが300台。先は長い。

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 PS Vita 版と比べると、プレイ時間に対してHPの上昇具合が遅い気がしていたのだが、攻略本によると、
 「戦闘終了後のHP上昇量は以前より上がったが、HPが上がる確率自体は下がっている」らしい。

 というわけで、そんな攻略本も同時発売されたので、当然のように購入。

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 「増補版」とあるように、PS Vita 版のときに発売された本とだいたい同じなのだが、
 『緋色の野望』は追加要素・変更点がかなり多く、この本ではそれらが網羅されている。
 PS Vita 版の本も持っていたが、今回も買うしかない。
 できれば、差分だけを Kindle などで売ってくれるとありがたかったのだが、
 前の本も未だに電子書籍化されていないのを見ると、電子書籍版を出せない事情でもあるのかもしれない。


 ※以下、PS Vita 版の本を「白本」、増補版を「赤本」と表記する。

 白本は224ページ、赤本は256ページ。価格は同じ、税抜2,200円。
 増えたページは「追加・変更点リスト」や、新たに仲間になるキャラや新イベントの紹介・攻略で、
 『緋色の野望』になってからの多数の変更点を約30ページに渡ってまとめている。
 つまり、白本の内容は赤本にも載っているので、PS Vita 版をプレイする場合でも赤本で問題ないと思われる。
 ただ、開発者インタビューは新規の物に差し替えられており、
 PS Vita 版発売時のインタビューは白本でしか読めない。


 そういえば、オプション画面にある「バトル高速再生」が気になって仕方なかったのだが、
 これは1度クリアすると解放されるらしい。

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カギ穴アイコンがついていて、最初は選ぶことができない……。

 ほかにも、技・術・ロールなどの引き継ぎ要素もあるようなので、じっくりやり込む予定の人も、
 まずは主人公1人クリア、次に主人公4人クリアを達成してからのほうが、何かと効率が良さそうだ。


 ・ ・ ・

 ちなみに、「設定資料+攻略ガイド」という名称ではあるが、設定資料は約90ページほどで、
 残りの約160ページは攻略情報が占める。
 白本の頃から質は高く、各種計算式なども詳しく掲載されている。
 「攻略本」として求める人も満足できる本だと思うので、買って損はない1冊。

 このテの本は最近、部数を抑えている印象が強く、しかも白本の在庫が Amazon で切れていない。
 つまり白本の売上から「税抜2,200円出してでも本を買う層」の、だいたいの数が把握できてしまったわけで、
 今回、スマホも含めてさまざまなハードで展開されたとはいえ、赤本は更に部数を抑えたのではと思われる。
 売り切れ後の増刷はそれなりの数が見込めないとやらないので、
 「いつか買おう」と思っている人は、早めに確保しておいたほうがいいかもしれない……。







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2018年7月 6日

『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン 世界最速クリアガイド』レビュー


 なんて長いタイトルの本なんだ……。

 明日発売の『ニンテンドークラシックミニ以下略』に備えて……といった感じの本。
 120ページで1,080円と聞くと少々お高い印象を受けるかもしれないが、
 フルカラーであることと、何より各ゲームに関する情報が想像以上に充実しているので、
 むしろ1,080円でこれは、お得感すらある。
 『ニンテンドークラシックミニ以下略』の品切れ感もスゴいけど、
 もし電子書籍版が出ないのであれば、この本も品切れになるんじゃなかろうか。

 「最速クリアガイド」と銘打つだけあって、ただの紹介に留まらず、各ゲームの攻略法を詳しく掲載。
 序盤~中盤程度の軽めの攻略ではなく、結構ガチにクリアまでの手順を載せていたりするので、
 全20タイトルの簡易攻略本として、充分に機能する内容。
 各ゲームの裏技や、実用度の高いパスワードも載っている。
 自力でスイスイ進めるような内容ではないゲームが多いので、この本はかなり助けになるはず。
 『北斗の拳3』のバグ地帯についても言及しているのは驚いた。

 Vジャンプ増刊、しかも対象のゲームの前日に発売……と聞くと “最速攻略本” の印象が強く、
 攻略本マニア的には良い予感などまったくしないのだが、予想外に良質の本でビックリした。
 今回、どこでもセーブ機能を駆使してそれなりにちゃんと遊ぶ予定の人で、
 でもネットで各タイトルの攻略法をいちいち検索して調べたくなんかないなぁ……という人には、
 うってつけの本。

 『ニンテンドークラシックミニ以下略』を予約していて、明日店頭で受け取る予定……という人も、
 「うるせぇ、転売屋のせいで買えそうもねぇよ」という人も、
 「レトロフリークにファミコンカセット挿してやります」という人も、
 もしこの本を見かけたら、買っておいて損はないと思う。







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2017年2月28日

『仁王 公式ガイド』レビュー……と『仁王』進捗状況


 2月27日発売だった『仁王 公式ガイド』。
 コーエーの攻略本ということと、税別1,800円という価格もあって、何の疑いもなくAmazonで予約していたのだが、
 届いて見てビックリ。薄い。税別1,800円でこれは嘘だろ? と思い、最初のページを開いてみると……


 


 Oh……。Nioh……。
 最速攻略本だ、これ……。


 このトラップに引っかかった原因としては3つ。

 ●このご時勢に、まだ「最速→完全攻略本」の流れをやっていること自体が珍しい
 ●税別1,800円
 ●最速攻略本にしては、ゲームの発売から1か月経っている

 最近は攻略本が出ること自体が珍しいが、ゲームの発売から約1か月経過後の攻略本は、大抵、完全攻略本のほうである。
 このタイミングで、コンプリートじゃないほうの攻略本を出してくること自体がまずありえないので、
 攻略本を買い慣れた人間ほど引っかかりやすい、高度なトラップ。
 最速攻略本の価格が税別1,800円ってのも、なかなかない。

 コーエーの攻略本での過去の前例にしても、「マスターガイド」と「コンプリートガイド」に分けての同日発売や、
 上下巻に分かれているものはあったが、「公式ガイド」という微妙なネーミングで単巻であることと、
 この公式ガイドがAmazonに掲載されたときは、まだコンプリートガイドの存在は明らかになっていなかったというのも巧妙。
 計画的犯行臭がスゴい。せめて店頭で実物を見ることができていれば、薄さで回避できたのだが、Amazonではそうもいかない。

 あと、以前の『零』のときに「コーエーの攻略本は売り切れやすい」ということを身をもって知ったので、
 買うなら早めのほうがいい、と 急いだのも裏目に出た。
 『零』シリーズの攻略本は、零 ~眞紅の蝶~ 攻略&設定資料集 くれなゐの杜といい、零 ~濡鴉ノ巫女~ コンプリートガイドといい、
 ことごとく売り切れ&プレミア価格になる傾向があるからな……。


 そして、残念無念なことに、内容も微妙だ。
 かろうじてステージのマップは役立つかも……程度で、肝心要のボス攻略法がページの4分の1スペースで、
 たった4行の解説に留まっているのは、さすがにどうかと思う。


 
 もっと詳しく教えてくれよ!


 『仁王』において攻略本が欲しくなる要素の大半が「ボスの攻略」だと思うので、ここは最低半ページ、
 できれば丸々1ページ使って「ここの地形を使って、こうするとラクだぞ」的な紹介などを、写真を交えて紹介するべきだろう。

 ボスの写真も、妙に暗い。↑の画像でも分かると思うが、実際の誌面をなるべく明るく撮ってみたのが、これ。


 


 多分これ、ゲーム内で見れる「妖怪図説」からのキャプチャだと思うが、こんなに暗くなる理由が分からん。
 ゲーム内の設定で、画面の輝度を一切上げてないんじゃないだろうか。
 紙への印刷は暗くなりがちなので、むしろ明るめに撮ってちょうどくらいなのだが……。

 元々、ややザラつく感じの紙質なので、普通以上に画面が暗く見えてイカン紙質ではあるのだが、それにしても……という感じ。
 ちなみに、同じ画面をキャプチャして、縮小してみたのが、これ。↓


 
 うーん、これをどう縮小しても、あの暗さにはならないと思うんだが……。


 ステージ攻略にしても、載っているのは関ケ原編までで、アイテムや武器防具データのページにはアイコン表示もなく、単純に見づらい。
 守護霊のページの写真も、これまた暗く、しかも今度は写真に謎の斜線が入っている。


 


 よく見ると、写真や文の下地に斜線が入っているので、それが写真にも写ってしまっているような感じ。
 どういう処理をしたらこうなるのか知らんが、ただでさえ内容が薄いんだから、ホント勘弁してくれ。


 
 ちなみにゲーム中の画面では、こんな感じ。


 ・ ・ ・

 ゲームのほうは、ちょっと忙しくてまだクリアーまではプレイできていないのだが、今のところ、イイ感じ。
 難しすぎずカンタンすぎず、ボスで苦戦して「あー、こりゃ、しばらくここで詰まるな」と感じても、
 しばらくリトライしていたら「あ、いけた」となることが多い。今のところ、『ダークソウル』シリーズよりリトライ率は低い。
 最終体験版は正直かなりキツかったが、あれよりは遥かにマシになっているように見える。
 最終体験版のステージとボスは中盤くらいにあるモノらしいので、
 そこに到達したら結局同じ苦労をすることになるかもしれないけど……。

 しかし、ただでさえ攻略本が死滅しかかってるんだから、良質な本だけを出していってくれよ……とガックリくる1冊だった。
 ステージマップにしても、大判の本にしたほうが見やすかっただろうし、
 せめて設定資料やインタビューでも入っていれば存在価値も生まれたのだが、
 この様子だと、コンプリートガイド発売後はまったく不要な本になりそうで、残念感が加速する。

 今の世代がこんな本を税別1,800円で掴んだ日には、攻略本不信になって、二度と攻略本なんか買わなくなるぞ。
 ていうか切実に返品させてくれ。最速攻略本と知っていたら買わなかったぜ。

 この質を見ると、3月30日発売の仁王 コンプリートガイドを予約する手にもブレーキがかかるのであった……。


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『仁王』が思いのほか『ダークソウル』だった件







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2016年12月28日

『ファイナルファンタジーXV アルティマニア』レビュー

 


 本日28日はFF15のアルティマニアの発売日。
 予告通り、早速買ってきたぞ。

 とりあえず、目に留まった情報をいくつか……。


レガリアは当初、飛ぶ予定がなかった。ファンの要望に応えたもの
(『シナリオSIDE』595ページのインタビュー発言より)

 そうだったのか……。
 しかも、要望があった当初は実現可能かどうかも定かではなかったらしく、
 たしかに、それなら飛行型レガリアが本編にまったく関わりがないのは頷ける。


「少なくともコルとイリスとアラネア、可能ならばルナフレーナまで使えるようにしたいですね」
(『シナリオSIDE』596ページのインタビュー発言より)

 DLCに関するインタビューでの発言。
 あれ? シドニーはないの? 武器種「マシンナリィ」はシドニーのためにあるような気がしたけど……。

 とりあえずコルとイリスとアラネアはストーリー上でゲスト参戦しているので、大した労力ではないはず。データはあるわけだし。
 ルナフレーナはバトルデータ一切なさそうだから、1から作ることになると思うが、
 開発にそんな労力割いてもらってまで、皆、ルナフレーナを使いたいだろうか。
 自分の体に他人の病を移して癒すヒーラーみたいなもんだし、戦闘で傷ついた者を無制限に癒せるのかって問題と、
 癒せたとして、癒すごとに自分にダメージが来るのでは。
 自分で作ったルナフレーナの設定、ちゃんと把握しての発言なんだろうか。

 「その能力とは別で、単なるケアル使いです」っていう話だとしたら、ますますルナフレーナである意味はない気もするが、
 よくよく考えたらFF15の世界にケアルないんじゃね? ということに気付き、
 物理的回復薬のポーション以外での回復魔法って実はスゴい貴重な役回りなんじゃね?
 しかも回復必須の超強敵追加と同時にルナフレーナ使用可能なら、むしろ大歓迎なんじゃね?
 と考えていくとアリな気もしてきたが、そういうイメージ全部吹っ飛ばして物理攻撃キャラだったらどうしよう。
 「本編ではよくもあんな役回りにしてくれたなオラァ!」とか叫びながら殴りかかるキャラだったら使います。


アラネアの年齢は30歳
(『シナリオSIDE』30ページ「キャラクター&ワールド」より)

 あんな、特撮モノの女幹部みたいな恰好で飛び跳ねまくって攻撃するのに、三十路だったとは。
 いや、年齢聞いたらますます特撮モノの女幹部っぽくて、なんか興奮してきた。

 あと、『バトル+マップSIDE』のほうに設定資料が少しだけ載っているのだが、そこにアラネアのイラストも。小さいけど。
 アラネアは白くてデカい前垂れみたいなのを着けていて、下半身は前も後ろも見えにくいのだが、
 イラストによるとFF11でいうところのコレであることを確認。
 全国四千万の竜騎士ファン感涙。

 リアルにツッコむと、なんで何の仕掛けもないのにあんな異常な高さまで飛べるのかとか、
 戦闘を生業とする傭兵のコスチュームに、あの高さのヒールはちょっとありえなくないかとか色々出てくるけど、
 そんなのどうでもいいから、早くアラネアが使用可能になるDLC出してくれ。
 最初に予定されている仲間3人分のDLCなんて後回しでいいから。

 というわけで、アラネアファンのために、ゲーム中に録っておいた動画を置いておく。
 PS4の録画機能で撮影したものなので、解像度が自動的に1280×720にされていたり、
 エンコードの過程で映像がちょっと粗くなっている気も。


 


 このダンジョンは暗いことや、このボス敵が大きい&飛んでるということもあって、
 敵に激突する瞬間のアラネアの様子がよく分からないのが難点。
 もっと良い環境で撮りたかったが、ストーリー上ではこのダンジョンでだけの共闘で、
 その後は屋外戦闘のときに稀に手助けしてくれるのだが、それを狙いつつ時間帯が日中・晴れを狙って撮るってのは
 なかなか時間がかかるので、そのうち撮れたら撮りたい。

 あと、攻略本によると、アラネアの技「エア・スペリオリティ」は回転落下式のクリティカル版があるらしい。
 初登場時のアレだろうなァ。というわけで初登場シーンも録っておいたのでドウゾ。


 


結局よく分からなかったこと

 ……ほぼ全部。
 過去のアルティマニアで時折見られた、「このとき、このキャラクターは何を思っていたのか」などは
 ストーリー解説の中でベニー松山がやってくれると思っていたが、
 あくまでゲーム中のセリフと画面写真だけを使ったダイジェストに留まっていた。
 さすがのベニー松山も攻めきれなかったか……。


 あと、インタビューのページで気になった箇所をいくつか。
 誌面はQ&A方式ではないけど、分かりやすくするためにインタビュアーはQ、開発の返答はAで書いている。


Q.エンディングでノクトとルナフレーナが映るシーンには、どんな意味が込められているのでしょうか?

■A.そこはプレイヤーのご想像におまかせします。

 で、出たー、プレイヤーのご想像におまかせしちゃうパティーン
 あのな、これ「答えません」って言ってるのと同じだからな。この言葉を使うときは、失礼を覚悟で使ってほしい。

 しかし、便利な言葉だよなぁ。これで通るなら、日常でも皆こればっかり使うと思うぞ。

 教師「オイ、今、何時だと思ってる。なぜ遅刻した?」
 生徒「先生のご想像におまかせします」

 社長「どういうことかね! 予算はオーバー、予想収益も大幅に下回っているじゃないか! 説明したまえ!」
 部下「社長のご想像におまかせします」

 どっちも、ブン殴られて終わりだよな……。


■Q.少し話はそれますが、エンディング直前の玉座のシーンで、天井から何体も吊り下がっている人形は何だったのでしょう?

 よくぞ聞いた! 意味ありげだったけど何だったんだアレ。
 誰かの死体だと思ってたけど、誰の死体かも明かされないから、ひたすら「?」だった。

■A.あれは、アーデンが玉座の間でノクティスたちを長いあいだ待っていた、という描写です。
  アーデンは、一般の感覚とかけ離れた趣向を持つ猟奇的な性格なので、
  ノクティスを待つ10年間にあんな風景を作り、王の空間を汚して遊んでいた、というニュアンスですね。


 えー……。そういうことを表現したいなら、もっと分かりやすい描写あると思うけど……。
 結局、死体なのか人形なのかも分からないまま。

 好意的に解釈するなら、あんまり残酷なことをするとCERO的にマズかったり、発売に支障が出たりするから、
 やりたい表現ができなかった可能性はある。
 あの王の間にはクレイラス(グラディオラスの父親)の死体もあったはずだし、少し地下に行けばレギスの死体もある。
 猟奇的、と言うなら、それこそ首を切って並べてノクティスたちをブチギレさせる程度のことはやらないと
 今の時代、衝撃は与えられないと思うが、死体損壊や首切りは時代的にどんどん表現できなくなってきてるからなァ。
 ましてや、FFという健全ブランドでそんなリスクは冒しそうもない。

 というか、単純に飲み物や食べ物のゴミを玉座付近に撒き散らして、ゴミ屋敷みたいな惨状にするだけで、
 長い間待っていたことの表現や、王の空間を汚す表現、ノクティスたちへの挑発など、全部一気に可能になると思う。
 なんでそこで謎の人形を吊るすという表現になるのか。
 この発想をしたヤツが一番猟奇的だよ。意味不明で怖いわ。


 ・ ・ ・

 ゲームが3D主体になってきた頃、紙媒体で見る3Dのダンジョンマップの見づらさに、攻略本の限界を感じたことがあった。
 そもそも現在ではその辺りを飛び越えて攻略本そのものが死滅しかかっているし、
 ネットのWikiに加えて、素人が動画を投稿するのが当たり前の時代になったことで、攻略動画の恩恵もスゴいことになってきている。

 そんな中、紙媒体の意地とでも言うべきか、隠しダンジョン・プティウォス遺跡の解説は執念を感じた。
 敵が一切出て来ず、ひたすらジャンプだけを駆使して進む、マリオみたいな変わり種のダンジョンなのだが、
 方向感覚なんて一瞬で消し飛ぶ鬼の立体構造であり、紙媒体という平面で解説することを全力で拒むかのような、
 まさに攻略本殺しのダンジョン。特にキツい終盤はページがほぼ画面写真オンリーで、写真に矢印を描いていくことで
 「ここは、こう! 次はこっち!」という力技で対応。「まあ、こうするしかないよね」とは思うが、
 残念なことに、動画を観たほうが遥かに分かりやすい。
 そろそろアルティマニアも書籍という形態から、攻略Webサイトやアプリなどのデジタルに移行する必要性を感じてしまった。
 このダンジョンの攻略手順にしてもそうだが、キャラクターの各技や名シーンなども動画で観れたら、
 攻略本としての存在価値は現状よりかなり上がるだろう。

 以前にも書いた気がするが、いつ頃からかアルティマニアは一定以上の分厚さであることが義務付けられてでもいるかのような、
 「本当にこの分厚さが必要か?」という気がしてならない。
 読み応えはあるが、欲しい情報に対する検索性は恐ろしいほど低い。
 この辺りも、デジタル化することでだいぶ解消されるだろう。

 ただ、アルティマニアは『FF9』のときに「オンラインアルティマニア」として、一度デジタル化に挑戦している。
 FF9のオンラインアルティマニアは比較的短期で公開停止になってしまったことから、何か問題があったか、
 あまり評判がよろしくなかったのかなという気がするが、回線速度の上昇や動画の普及など、今では事情がだいぶ異なる。
 あの頃はとにかく重すぎて何か調べる気にもならなかったが、今ならいけるんじゃないだろうか。


 『シナリオSIDE』は608ページ、『バトル+マップSIDE』は750ページあるので、
 まだ全部じっくりと読めていないが、結論としては、FF15の不明だった点を解明するための情報はほとんどなく、
 攻略に関してはネットで事足りてしまう今の時代、価格相応の何かが得られるとは言い難い。

 FF15はクリアーするだけなら攻略Wikiすら不要なくらいのゲームなので、いくら詳細でクオリティが高かろうとも、
 税別で1,600円と1,800円と考えたとき、その名の通り、もはやマニアしか買わない一品になりつつある気もする。
 ……マニアだから買うけど。

 FFのアルティマニアはバトル編とシナリオ編の2冊に分かれるのがスタンダードだが、
 ゲームとしてやり込む際はバトル編だけ手元にあればいい……という今までのアルティマニア定説を覆し、
 写真付きの全食事データや全サブクエストデータ、全釣り具データなどがシナリオSIDEに掲載されているので、
 バトル+マップSIDEよりも今回はむしろシナリオSIDEのほうがページを繰る機会は多いかもしれない。
 とはいえ、クリア後の隠しダンジョンの詳細な攻略や、全討伐依頼データ、全敵データなどはバトル編に収録なので、
 しゃぶり尽くそうとしたら、どっちも必要なのだが……。

 現時点のFF15で必要と思われるデータは十二分に詰め込まれているので、年末年始に攻略本を読みながら
 チマチマ進めたい人は買って損なし。特に、入手できるアイテムがランダムのキラキラポイントでの
 各アイテムの入手確率(50%-25%-25%で3種のアイテム等)の情報は攻略Wikiでも網羅しきれないので、地味に助かるはず。
 各敵も細かく弱点が設定されているゲームだが、どの敵はどの武器種がダメージ倍率いくつだとかも完璧に載っている。
 個人的には釣りをやりたかったのだが、どこで何が釣れるのかの情報を調べようとすると結構メンドイので、
 この本のまとまった情報はありがたかった。

 単にクリアーだけしたいライトユーザーには不要。知り尽くしたい人や攻略本スキーは必携。
 今までのアルティマニア以上でも以下でもない、ある意味では無難な作りではあるが、
 今の日本における最強の攻略本制作集団が創り出した百科事典みたいなこの2冊、畏怖と畏敬の念をもって読み漁りたい。


 しかし……ダメだったか、ベニー……。








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2011年10月11日

Wii「ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III 公式ガイドブック」レビュー

表紙


 オールカラー、320ページ。
 完全に新規で作り直した本で、過去の『1』~『3』の公式ガイドブックからの流用などは一切なし。

 あくまで「『1』~『3』の攻略本」というスタンスで、ファミコン版とスーパーファミコン版を別作品としては扱っていない。
 掲載されている画面写真は基本的にスーパーファミコン版のものに統一され、ファミコン版と内容が異なる部分については、その都度、注意書きがされている感じ。

 特徴としては、ゾーマの容姿や神竜の存在といった、今までの公式ガイドではタブーとされていたものも堂々と掲載されている。
 さすがに昔のゲームなので「もういいだろう」と時効を迎えた感じなのだろうか。ネットでちょっと探せばボロボロと出てくる情報を、
 いつまでも「キミの目で確かめてくれ!」とか「このシルエットは……!?」とかやってる場合じゃないということに気付いたのかもしれない。

 バラモスの最大HPや素早さなども載っており、バラモスやゾーマが1ターンに100HPずつ回復しているということにも、ちゃんと触れている。
 今までのドラクエ攻略本では最もそういう部分に迫った本。

 ただ、ラスボスであるシドーやゾーマ・神竜については、行動の特徴に留め、HPなどは未掲載。
「この期に及んで、まだ隠すかっ……!」と、脱ぎそうで脱がない元アイドル的な往生際の悪さを感じないでもないが、
 せめてラスボス級の奴らのHPだけはベールに包んでいてあげようよということだろうか。

 データ以外の部分では、やはり昔の本と比べるとイラスト成分が圧倒的に少ない。
 町で起こる、ちょっとしたイベント紹介などにも小さくイラストが入っていると嬉しかったものだが、武器・防具に関しても、実際にキャラクターが着た状態のイラストはなし。
 プレイヤーの想像力を刺激するという部分においては、過去の攻略本より劣る。
 特にドラクエシリーズは、ほとんど知られていないような公式イラストが多いので、そのあたりを完全収録してほしかった。

 ビッグタイトルゆえに、今や攻略本を必要とすることもないであろうゲームなので、本を買う人は相当少なそうだが、
「懐かしさはあるけど、もうドラクエ1~3をやり直す時間も気力もないわ」という人が、寝る前にフトンに潜り込みながらパラパラと読んで冒険した気になる分にはいい……かもしれない。
 全ダンジョンマップが載っているので、迷路感覚で

「えーと、ここからスタートして……このへんでエンカウント! ちょっとダメージ受けたけど、この程度ならホイミはまだ要らんかな……。
 ここと、ここの宝箱回収して……よし、そろそろボスだな。
 全員にホイミ1回ずつ、戦士と勇者はベホイミも1回ずつ……あー早くベホマラー覚えてぇー。
 そして祈りの指輪を何回か……まあ、まだ割れないだろ。
 よし、戦闘突入……まずルカニかけて……多分失敗するから次のターンもルカニ……
 バイキルトかけてフバーハかけて……ハイハイ、いてつく波動、いてつく波動。
 もうメンドイから、あとはこのままゴリ押しで2~3ターンすれば……よし、倒したー!」

 ……というようなことを、みんなも攻略本眺めながら脳内シミュレーションしたりするよね?
 え、しない? しない……の?







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2011年8月27日

「電撃ガンパレード・マーチ」復刻

電撃ガンパレードマーチ


 何気なくPlaystation Storeを見ていたら、プレミア攻略本「電撃ガンパレード・マーチ」の電子書籍版が配信されていて驚いた。
 セーブデータもついているらしい。
 なぜ今頃、という気もするが、『ガンパレード・マーチ』はゲームアーカイブスで配信されているので、そのダウンロード数が好調だったのかな。

「Play View」という、PS3・PSP用の電子書籍ビューワーがあることは知っていたが、今ひとつ活用されていない印象がある。
 実際、「それは本当に便利なのか?」という気もするし、iPad等での電子書籍の普及が爆発的に進んでいるかと言われるとそうでもない現状では、まだまだ試験運用段階というところだろう。

「電撃ガンパレード・マーチ」は元々、電撃の通販サイトでしか売らなかった少部数の特殊な本なので必然的にプレミアがついてしまったが、
 この本に限らず、プレミア本の入手手段が増えるのはありがたい。
 今までは要望があって復刻しようにも印刷費がネックになり、欲しがる人の数と再発行コストを天秤にかけると元が取れずに実現しないケースが大半だったが、
 これなら元手もリスクも極めて低くいけるはず。PS陣営に限らず、全ハードで実現してほしい。
 何が言いたいかというと『ロマサガ3』の練磨の書、高すぎ。

 ゲーム中に即読めて、知りたい情報の検索が素早くできることが絶対条件になるが、ゲーム機上で読める電子書籍は攻略本革命の可能性を秘めている。
 誤植があってもパッチで修正が可能だし、印刷費が浮くことや在庫を抱えずに済むことから、価格を大幅に安くできる。
 そして、閲覧をゲーム機上に絞ることで、コピーによる不法な拡散も防げる。
 ファイルをHDDから抜き出して、展開する手段を解析されてしまったらどうしようもないが……。
 さらに、作る手間を考えるとあまり想像したくはないが、技紹介のページなどは写真ではなく動画にしたり、マップも立体的に表示・閲覧が可能だろう。

 過去に、『FF9』の攻略本がオンラインで無料配信されていたことがあった。
 ダウンロードするのではなく、読むたびにデータを読み込んでいるから仕方ないと言えば仕方ないのだが、とにかく重かった。
 後に配信が終了し、紙媒体で販売していたが、今思えば、あれは迫り来る攻略本氷河期に向けた、早すぎた実験だったのかもしれない。

 攻略本衰退の一因でもある攻略wikiは、便利ではあるが、それがいつまでも残っているという保証はない。情報が間違っていることもある。
 以前、infoseekの無料ホームページサービスが終了したことにより、多くの有用なゲーム攻略関連サイトが消滅してしまった。
 ネット上のあらゆるサイトは、いつ消えるか分からない、非常に危うい状態で残っているものなのだということを肝に銘じておかなければいけない。

 速報性を求めるなら攻略wiki。
 正確な情報や設定資料、永久保存版としての電子攻略本。
 価格を抑えることができれば、両者は棲み分けできるのではないかと思う。


 先日、PS3とXbox360で『スト3』が配信され、ただでさえ未熟な俺は色々知りたかったのでALL ABOUT ストリートファイター3 THE FIGHTING BIBLEを注文したのだが、
 今見てみたら売り切れていた。旧作のリメイクに合わせて電子書籍版攻略本も販売すれば、それなりに需要はあるんじゃないかなァと感じる。

 古いゲームの攻略情報は貴重。
 今はググれば攻略サイトが出てきたとしても、そのサイトがずっとあるとは限らない。
 過去作品の復刻・リメイクは小遣い稼ぎだと叩かれることも多いが、もし、こういった攻略本の復活チャンスにもなるのだとしたら、個人的には大歓迎だ。







[PS3] [PSP] [ゲーム攻略本] | コメント (0)

2011年2月 9日

DS「エルミナージュI&II DS REMIX コンプリートガイド」レビュー

 PSPで『エルミナージュ3』が発売されるという話を掲示板で教えてもらうという、ファンにあるまじき情報の遅さを見せている俺ですが、PSPに『1』も移植されるらしい。4月28日発売とか。

 どんだけDS←→PSP間をウロウロしてユーザーを弄べば気が済むんだよ! という気がしないでもないけど、あくまでDS版の移植で、追加要素はないのが救いか。
 DS持ってないPSPユーザーにとっては嬉しいのかもしれん。
 でもそれなら、DS版の『2』で追加された要素をPSP版にも適用できるダウンロードコンテンツ的なものを配信してくれんものか……。

 PSP版が出るとしても追加要素がないのなら、わざわざ新たにそれ用の攻略本は出ないだろう。
 出るとしても表紙に「PSP版にも対応!」とか「改訂版」とか書いて刷り直すだけじゃないだろうか……
 ……というわけで今のうちに、DS版『1』と『2』両方を1冊で攻略する「エルミナージュI&II DS REMIX コンプリートガイド」のレビューを。書きそびれてたんだコレ。
 気付けば半年経っちまった……。


表紙


 価格は2,200円(税抜)、全304ページ。
 PSP版『2』の本がそこそこ売れたのか、今回はオールカラーページに。

 PSP版『2』の本が256ページなので、「48ページ増やしただけで『1』と『2』両方全部入るのか?」と思ってしまうが、クエストリストに使われていた画面写真を一部カットして詰めたり、
 1職業につき1ページ使っていた箇所を、3職業1ページくらいに圧縮してページを作っている。
 そのせいで職業ごとの全身図が見えなくなったり、絵が小さくなったりはしているが、よほどの設定資料マニアでない限りは大して気にならないだろう。

『2』の攻略部分は基本的に使い回し。
 だが、画面写真を全てDS版に差し替えていることや、DS版とPSP版の画面比率の違いから、以前のレイアウトのままでは通用せずに微妙な苦労が発生したのが垣間見える。
 モンスターページは『1』『2』の共通となっており、片方の作品にしか登場しないものには「I」「II」と記載されている。

 PSP版『2』の本にあったコラム「エルミナージュの舞台裏」は消滅。
 その代わりに今回は開発ディレクターである小宮山大介氏のインタビューが8ページ掲載。
 相当過酷な環境で作られたことが分かったり、イラストレーターへはどういう方法で発注を行っているのか……などが明かされていて、面白い。


インタビュー
インタビューを受けるディレクターも大変だ


ラフ
イラストレーターも大変だ


 PSP版『2』の本で言われていた不満点はほぼ解消し、攻略本としては完璧な部類。
 定価の高さは出版事情的に現在どうしようもないし、純粋に「クリアできればそれでいい」人にとってはwikiで事足りる点も変わらない。
 ただ、今回は『1』『2』両方載ってるので、1作あたり1,100円と考えればコストパフォーマンスはイイ。
 でも今は、たとえ1,100円でも攻略本を買う人のほうが珍しいんだろうなぁ……。

 とにかく『1』の攻略データが欲しくてたまらなかった人にとっては念願の本。
 PS2版発売の頃は本が出ることすら絶望的なマイナーゲームだったが……というかまだマイナーではあると思うが、シリーズが確実に成長しているのは嬉しい。

『世界樹の迷宮』以降、ウィズ系に独自のアレンジを加えたものが復権・乱立してきているので、どこを保持してどこを変えるか、他作品との差別化をどうするかが
 今後の生き残り戦争の明暗を分けそうだが、とりあえずPSP版では「パーティメンバーの画像をいじれる」というのが一番の特徴になるんだろうか。
 今度の『3』はステータス画面で表示される全身画像もいじれるようなので、発売までに江頭2:50と柳沢慎吾の全身画像を探してトリミングしておかないと……。







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2010年7月22日

灼熱地獄で抱きしめて

 もう22日って嘘だろ……?
 それはそうと暑すぎてもうダメ。おかしい。熊本より明らかに暑い。太陽の攻撃力高い。

 あと、6月末くらいから完全に夏バテ。
 よく「夏バテ対策にはスタミナつく食事だよ!」とか言って肉とかウナギとかオススメしてるけど、先日、珍しく肉食べたら数時間で吐いた。
 胃腸が両手でペケ作って首を横にブンブン振ってる。ポカリスエットと豆腐が栄養源。明らかに病人。

 そもそも今月はアタマから『エルミナージュII DS REMIX』について書こうと思ったのに、まるっきり進んでねぇ。
 前作からパスワードでキャラ転生的なことができるから、これまた中途半端なとこで止まってる『1』を先にやるべきじゃないのか……とか思ってたら、なぜか久々にドラクエ9起動。
 半年以上空けると、これがまた新鮮で。でも宝の地図の巡り合わせが悪くて、いまだにスーパースターが作れません。

 ・スーパースター転職条件:火ふき芸でクラウンヘッドにとどめをさす

 そのクラウンヘッドという敵が全然出てこねぇんだよ! なんとかしてくれよ堀井雄二!
 メタルキングも出てこないから、はぐれメタルだけで全員もうLv70になってるんだよこっちは!


 そんな愚痴は置いといて、『エルミナージュII DS REMIX』について書こうじゃないか。


el2ds


 ハッキリ言って1か月遅い記事だけど、無事、特典つきゲ~ット(クリムゾン風に)。
 Amazonでの現在の販売分はもう特典なしになってて、しかも在庫なしっぽい。売れてるのか?
 特典つきは転売業者が1万近い価格で売ってるみたいだけど、当ブログでは5月から告知してたので、このサイト見てるエルミナージャー(語呂悪い)の皆様は無事に確保できたかと思われます。


冊子


 小冊子のほうは全15ページで、大ボス級モンスターをショートストーリー仕立てで紹介する内容。このゲームの世界観に興味ある人にとっては嬉しいブツかも。
 1モンスター1ページなので、個人的にはもっと濃く読みたい。
 モンスターによっては、ほとんどがカギカッコの会話文の応酬になってるのもあって、赤川次郎状態。ベニー松山を呼べ!

 CDのほうは全8曲で、あくまでオマケといったカンジ。
 タイトル曲や訓練所の曲、戦闘曲など『1』とカブッてるので、初代PS2版についてたサントラ持ってる人には有難味は薄いかも……と言っても、そっちも非売品だし、さらに入手困難だけど。
 作曲は何気に崎元 仁。そろそろ『1』と『2』まとめて正式にサントラ作ったら売れるんじゃないの!

 で、2日前にエルミナージュ I&II DS REMIX コンプリートガイドが発売になってる模様。
 以前に「DS版の『1』と『2』を一緒にした攻略本出ないかなァ」とか言ってたらホントに出やがった! グッジョブ! でも、お値段2,520えん! たけえ! PSP版の攻略本よりたけえ!
 PSP版が256ページに対してこっちは304ページ……てことは、まあ仕方ないのか。そもそもこれ、PS2版の発売から初めての『1』の攻略本でもあるわけで。畜生、これは買わざるを得ない。入手したらレビューします……。







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2010年2月13日

PSP「エルミナージュII 双生の女神と運命の大地 コンプリートガイド」レビュー


表紙


 前作が地味に評価高かったとはいえ、今作もそこまで売れまくったわけではないだろうし、そんな事情を考慮すると、攻略本が発売されたことすら賞賛を送りたいくらい。
 てことは多分、部数も少ない→よっぽどの事がないと増刷はない→入手困難→わたるが死んじゃう! といった流れを憂慮して、とりあえず買っておいた。
 でも俺がこう考えた本は意外と品切れにならないので、そんなに慌てなくていいと思う……と書いていたら、今現在、Amazonで品切れ中のようだ。
 うーむ、もしかして2刷いったのかしら。

 というわけで攻略本レビュー。
 価格は2,200円(税抜)。昨今の攻略本事情を見るに、この値段で薄い本でも仕方ないだろうなーと思っていたが、256ページで、しっかりした作り。
 アイテム・マップ・攻略・モンスターといった、攻略本に求められているデータは一通り揃っている。

 特筆すべきは2色ページの使い方の上手さ。
 職業やモンスターの公式イラストはカラーページで掲載し、間に特色印刷の攻略とデータを挟むことで、フルカラーではないデメリットを乗り越えつつ、
 パラパラ読んだ際に「なんとなくオールカラー感」の演出に一役買っている。コストダウンうめぇ!
 仮にこれオールカラーにしたら多分3,000円くらいになってしまう気がするので、「なんでオールカラーじゃないの? バカなの? 死ぬの?」といった方は、お察し下さい。

 基本的な攻略データ以外のものとしては、開発の小宮山氏による「エルミナージュの舞台裏」というミニコラムが見どころだろうか。
 モンスターページの12ヶ所に渡って掲載されており、前作のモンスターについても少し言及している。
 舞台裏というよりは敵モンスターに関するコラムだが、開発側からの貴重な言葉なので、ファンは要チェキ。

 世界観の説明や年表なんかも載ってたので個人的には満足だが、普段あんまり攻略本を買わない人や「クリアできりゃそれでいい」タイプの人にとっては2,000円越えの価値はないかも。
 攻略スレッドでは「wikiなど、ネット上で得られる情報以上のものは載っていない」という意味で評価低めだった本だが、攻略本としては十分なデキ。
 開発者インタビューや未公開イラスト、詳細な裏設定……などが網羅されていればもっと高評価だったのかもしれないが、上にも書いたように、攻略本が出ただけで御の字だろう……。







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2009年12月16日

攻略本の読み方

表紙

 俺は攻略本スキーなので「持ってないけど興味のあるゲーム」の本もたまに買うんですが、『Demon's Souls 独占公式パーフェクトガイド』(エンターブレイン刊)読んでみて、久々に攻略本でフイタ。

データページ2

 いわゆるアイテムデータなどを表組みで掲載しているデータページで、表組みの右と下の両方に大胆な謎の空白。これは神経質なデザイナーが見たら発狂するレベル。スゲェ。せめて下地に絵があれば雰囲気的にやわらいだのに。もうこれ、余白に「攻略ワンポイント☆」とか自分でコラム書き込むしかない。さらに他のページでは……

データページ

 前ページから続いてるデータ表がこのページの上部で終わってしまい、そのままこのページはこれで終わりという投げっぱなしジャーマンがこれ以上ない角度で炸裂。ページの半分以上が空白のままという、絵もコラムも用意できなかった大人の事情をビリビリ感じさせるページ。こういう本が存在するということは、制作段階でこれでOKを出した人間がいたというわけで。一体どんなスケジュールだったのか背筋が凍る。しかもデータページの一番終わりならまだしも、この次のページも、まだまだデータページは続くし、これ以外にも似たような空白がそこかしこに。な、なぜ詰めなかった……。しかもこの本、192ページ中、128ページがデータページという。ウイイレの攻略本かお前は。

 Amazonのカスタマーレビュー見てみると、なるほどフルボッコ。このゲームやってないから内容の良し悪しについてはワカランけど、一件だけ、☆5をつけてるレビューが。一部、引用。

不足分をペンで直接書き込んで、オリジナル・ノートの様に愛用しています。
で、マップの空白部分もアイデア一つのカキコミでどのサイトよりも見やすくなりますし、
基本的なデータも数値もアイテムも全部載っていますよ。
このゲーム自体がゲーマーを突き放した挑戦的な作品ですから、
その雰囲気と作業?を壊す事無く作られたこの攻略本は
まさしくデモンズソウルらしくて良いんではないかと。

 ま、負けた……。そんな風に考えられるなんて。世界が君のような人ばかりなら平和なのに。

 ……ふと、画面写真やマップだけ載せて、肝心の攻略や宝箱の位置などを全部自分で書き込む「攻略ノート」みたいなのを作ったら面白いかもしれん、とか思ってしまった。魔王をにらみつけてる主人公の画面写真の下に「  」が書いてあって、自分で「がっぺむかつく!」とかセリフ書き込んだり。

 で、プロのイラストレーターや攻略本制作スタッフが挿絵とか攻略情報を書き込んだ本がヤフオクで高値つけたりすんの。まともに攻略本として通用する本もあれば、完全に笑わせるために作られたネタ満載の本とか。元が同じ本なのに、こうも違う! みたいな。攻略本の未来キタコレ! ただしこれが流行ると攻略本制作スタッフが軒並み職を失う諸刃の剣。まったくオススメできない。

 と、ここまで書いて、これは雑誌の付録レベルだなと気付いた。時期的に「FF13攻略ノート」とか、Vジャンプあたりについてそうじゃん?(偏見)

 あと全然話の流れに関係ないけどこのスレは大変面白いので、FF13に興味ある人もない人もオススメ。「この場所もなんとコクーン!」という、ジャンプに掲載されたFF13記事のアオリ文の響きが妙におかしくて生まれたスレで、「玄関開けたら2分でコクーン!」とか「このお弁当もなんと温めますか?」「姉ちゃん! コクーンってここさ!」とか、みんな言いたい放題。PS3持ってないからFF13は諦めてたのに、今から本体ごと欲しくなってくる。






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2009年4月30日

PSP「ブランディッシュ ~ダークレヴナント~ 公式攻略ガイドブック」レビュー


ブランディッシュ ~ダークレヴナント~ 公式攻略ガイドブック


 発売日に買ったのにもう2週間くらい経っててアレだけど、『ブランディッシュ ~ダークレヴナント~』の攻略本レビューなんぞを。
「買う人は誰かに言われずとも買ってるだろうし、買わない人は何と言われても買わないだろうから別にいっかー」と思っていたのだが、
 なんかAmazonのカスタマーレビューでフルボッコになってたので、擁護というわけではないけど、俺視点での感想と、攻略本事情について少し。


 まず、称号とその条件は網羅されてるっぽいこと、マップ攻略も、スイッチと扉の関連性まで詳しく載ってること、少しではあるが設定資料画も載ってるので、攻略本としては完璧な部類。
 96ページなので、本の厚さにしては1,500円(税別)という価格は高めに感じるかもしれないが、多分、発行部数は相当少なく、
 仮に売り切れたとして重版はまず無いので、ファンは早めに買ったほうがよいですぞ~(ムック風に)。

 ただ、Amazonレビューでフルボッコになっていた最大の理由である、96ページ中、開幕8ページ以降は全てモノクロ紙面という作りは、
 マップ攻略をパッと見た場合の分かりやすさという面では分が悪いと言わざるを得ない。
 データ的には詳しく書き込まれてるので、ちゃんと読めば、しっかりしてるとは思うのだが……。

 ページ下の欄外では、スタート地点で倒れてた男による独り言が毎ページ書かれているという小ネタが仕込まれているが、30ページ分、何も書かれてないページがあったので、
 全ページ、何でもいいから書いといて欲しかったなーという気はする。
 アレスとドーラのサイドビューの姿をキャプってパラパラマンガでも作っておけばいいのに……と思ったけど、そもそもサイドビューの姿が存在しないんだな、このゲーム……。


 で、96ページ中、88ページがモノクロという点について……。
 これは完全に、昨今の攻略本出版事情によるもの。
 仮にこれをオールカラーにすれば素晴らしい本になったのは間違いないが、そうするとおそらく採算分岐的に出版不可能になる。

 オールカラーで出すことも不可能ではないが、採算を考えると、価格がおそらく2,000円を越えてしまうはず。
 高いとやっぱり買わない人も出てくるわけで、96ページという薄さを考えると1,500円でも高いと感じる人が多いと思うが、
 価格とカラー・モノクロの比率のバランスを考えた場合、これが限界だったのではないだろうか。

 オールカラーにすることで売上が大きく変わる可能性があり、またその理由となる根拠を提示できれば、オールカラーも実現したのかもしれないが、このゲームの場合、おそらくそれはない。
 ただでさえマイナーな部類に入るゲームであり、冒頭で述べたように「買う人はモノクロだろうがカラーでも買うし、買わない人はオールカラーでも買わない」から。

 攻略本の制作・出版は、ゲームの販売本数の10分の1が最初の目安と言われている。
 本を出すことで出版社が利益を得られるギリギリのラインが約3000部、つまりゲームが3万本くらい売れていなければならないということになる。
 ゲーム買った人の、10人に1人くらいは本買ってくれるんじゃないの、という考え。

 FFなどは販売本数がハンパないため、クソ分厚い本でオールカラーにしても本の価格1,500円とかで出せたりするが、
 Xbox360の大作RPGの攻略本が2,000円を越えてるのは、ソフトが言われてるほど売れてないから。
 最も売れたであろう『テイルズ オブ ヴェスペリア』が確か10万本いったかどうか。
『ヴェスペリア』の本は完売して一時期プレミアついた上に重版までかかったけどね!

 もちろん、3万本も売れていなくても本を刊行する場合もあるが、それはゲームの購買層が恐ろしくコアで
「10人に1人どころか、3人に1人は買うんじゃねーの」という試算ができるようなゲームの場合。
 この辺りの事情を出版社内の企画会議プレゼンで周囲を説得できれば、出版も可能。
 以上、編集部在籍時代の受け売りデスケドネー

 『ブランディッシュ ~ダークレヴナント~』の場合だと、前述の「コアな購買層」で計算されているだろう。
 大好きなゲームだけど、正直これ、3万本どころか、1万本いってないんじゃないか。
 ただ、初回出荷は完売したらしいので、ファルコムの計算としてはほぼ完璧で、以降のリピート出荷を考えると最終的に15,000くらいは売れるのではないか、といったところだろうか。

 新紀元社は、これまでにもファルコムのゲームの本を多く出版しており、攻略本ラインナップの充実という面でも押さえておきたかったはずなので、
 多少のリスク(完売したとしても大して儲けにならない)を抱えてでも他社に先駆けて出しておきたかったというのがあるかもしれない。
 ファルコムのゲームといえば新紀元社、みたいな関係を築き上げてしまえば、以後、続々と発売されるファルコムゲーの攻略本制作を一手に引き受けることができ、
『イース7』あたりがヒットしてくれれば、その本の儲けで今回の赤字も余裕で拭えるだろう……
 ……と、言わば先行投資ですな。俺ならそう考える!

 長々と書いたが、まあ読み手としては「なんでオールカラーじゃないの!」という気持ちはあると思う。
 作ってる人も多分カラーで出したかったと思う。でもムリなのさー!

 僭越ながら俺が作ったバレットウィッチ オフィシャルコンプリートガイドは、カラーとモノクロの比率に悩み抜いた挙句、112ページ中96ページカラー、16ページモノクロ。
 最大の理由はカラーでないと攻略ページの画面写真がイミフになってしまうこと(画面が暗いシーンが多々あったので)だったのだが、その分、必然的に価格が高くなるので、
 大型本にして高級感を出して回避した……と言うほど単純な問題でもないが、買って損はない本に仕上がってると思う。『バレットウィッチ』遊ぶ予定がある人はゼヒ!
 価格が2,000円(税別)と高く感じるかもしれないが、これ、出せただけで奇跡みたいな本なんだよ……。

 そういや関係ないけど『デススマイルズ』は、すでに3万を越えてリピート出荷中らしいことと、購買層がコアもコアなので、本出したら絶対売れる!
 多分もうどっかの出版社が動いてると思うけど! ていうか俺が欲しいからどっか出して!







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2008年12月31日

2,800円の攻略本

 年の瀬ここに極まれりという中、久々にドライブしてみることに。
 俺の車だとガソリン代が一回で4000円以下だったのが、例のガソリン値上げで約5,000円になってしまい「キッツー」と思っていたところ、今日入れてみたら値段が元に戻っていた。
 何、いつの間にか値下げが起きてたの? みんなクルマに見切りつけたの? エコ気取りなの?
 田舎でエコ気取ってたら移動できなくて死ぬ。


 スクエニ公式の『ラストレムナント』の攻略本が25日頃に発売され、定価が2,800円なので買うかどうかずーっと悩んでいたのだが、
「とりあえず、この目でブツを見てみたい!」という欲求から、ちょっくら探しに行ってみることに。
「探しに行く」なんて大げさな、と思われるかもしれないが、俺の住んでるところからまともな品揃えの本屋に行こうと思ったら車で30分はかかるんだよ!
 その他には、スーパーマーケットの片隅にある、買い物中のお母さんが子供を待たせておくためにあるような小さい本屋しかないんだよ!
 子供の甲高い声がBGM。

 というわけで、知ってる本屋に片っ端から入ってみたものの、どこにも売ってない。
 同日発売の、ファミ通が出してるほう(こっちも定価2,800円ほど)は見つかったが、Amazonのカスタマーレビューでメッタ切りにされてたことと、
 スクエニ公式のほうが開発インタビュー載ってるらしいので「買うならこっちだなー」と思っていたのだが、実はこの本、現在Amazonでも売り切れ。
 攻略本で売り切れて。聞いたことねぇ!

 結果的に、30分どころか1時間かかって到達できる、これまでにも数えるほどしか行ったことがない本屋で、ようやく発見。
 もう買うかどうか迷うというより、ここまで探し回ってようやく見つけたというこのシチュエーションで「買わない」なんて選択肢は考えられないのだった。
 ガソリン代が思ってたより安かったのは、きっとこのためだったんだと思い込むことにする。

 というわけで攻略本レビュー。
 このゲーム、データ量がハンパじゃないことはプレイしてても分かってたので、おそらくは結構な分厚さになるだろうなーとは思っていたものの、さすがに992ページは圧巻。
 そろそろ広辞苑倒せるな!


ラスレム本
こんなの


 ちなみに、俺が本屋で見かけた最高の分厚さを誇る攻略本は『スマブラX』の本。あの分厚さはヤバイ。
 製本的に限界にも程がある。京極夏彦の仕業かと思うくらいひどい。
 俺が本屋だったら、あまりの棚占領っぷりにキレて返本しかねない。
 でも調べてみたら800ページ前後らしく、紙の厚さの違いなのか、この『ラスレム』本のほうが厚いことが判明。
 うーむ、ということは俺がこれまでに買った攻略本の中では最「厚」なのかもしれん。

 内容のほうは、とりあえずザッと読んでみたところ、これといった不満はなし。
 強いて言えば、武器の掲載順が50音順になっており、エクスカリバーの後にロングソードが来てたりしてて、ちょっと妙だなと感じたくらい。「要するにどれが最強なんだよ!」みたいな。
 武器のカテゴリ数もやたら多いゲームなので仕方ないのかもしれんけど。

 あとは、やはり開発インタビューが見所だろうか。
「ああ、やっぱ主要女性キャラに41歳という設定を施したのは冒険というか萌えに対する挑戦だったんだな」みたいなのが読める。うん、エマはいいキャラだったよ……。
 個人的には、全ダンジョンのマップとモンスター・レアモンスターの配置、アイテムに関する全データが欲しかったので、満足。……値段高いけどネー。


 攻略本制作経験から言わせて頂くと、出版社は別に悪どく儲けようとしてるんじゃなく、単に採算の問題で、ゲームの販売本数によって攻略本の価格が決定されるため、
 Xbox360というハードで発売されるゲームの本という時点で、価格は高くならざるを得ない。
 たぶん作ってる人たちは1,200円くらいで売りたいと思うヨ!

 Xbox360のゲームの中でも、スクエニから発売された年末注目のRPGということで多少は価格抑えられるかなーと思ってたけど無理だったようだ。
 わかりやすい例として、上で触れた、同じくらい分厚いスマブラの本の価格は1,500円前後。
 スマブラは販売本数がケタ違いなため、これだけクソ分厚くしてもこの価格に抑えられるのだ……。


 それはそうと、本屋で見かけた「俺たちの愛したファミコン」というレトロゲー本の裏表紙に小さく「人妻熟女スパーク増刊号」とか書いてあって、
「一体この本どういう経緯で……」と別の意味で気になった、そんな大晦日。よいお年を!







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2003年5月31日

Xbox「デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレー ベスト・ショット」レビュー

『デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレー ベスト・ショット』(ソフトバンク刊)


 エロバレー発売から3か月あまりが過ぎたわけだが、ここにきてようやく2冊目の攻略本『デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレー ベスト・ショット』(ソフトバンク刊)の登場。
 5月2日発売だったけど。

 1冊目にあたるエンターブレイン刊「パーフェクトガイド」は刊行時期を考えると至極充実の内容で、ほぼ完璧ともいえる出来だったが、今回の『ベスト・ショット』は、それをさらに超える仕上がり。
 タイトルからして「写真集か?」と思いきや、攻略面でも納得の内容。
 全水着リストはエンターブレイン刊の方にもあったが、こちらは「全ての水着を実際にキャラが着ている姿」まで網羅した、パーフェクト全水着リスト。
 何度も発売延期を繰り返したのも頷ける。
 版型の大きさもあってか、お値段2,100円とやや高めだが、個人的には「買って損なし」の一品でございました。







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