2010年3月 9日
HIKKOSHI
ちょっと引っ越しすることになったので、準備やら何やらでおそらく最長で1~2週間ほど更新が途絶える……かも。元々そんなに更新頻度高くないブログなので影響は少ないと思いますが、もし、何かしらのメールを送っても反応がない! とかの場合は、しばしのお待ちを。
しかし、俺が幼稚園の頃から数えると9回目。母曰く、父が存命中の頃から数えると我が家は今回で18回目の引っ越しになるそうだ。スゲェ。引っ越しすぎ。頭おかしい。
引っ越しの度に大量に本を処分しているのだが、引っ越しから引っ越しまでの間に、まるで失ったものを取り戻すかのように本が補充されており、結局、毎回毎回、相当な量の本を処分することになる。今回もすでに300冊以上は処分したが、それでも段ボールはおそらく30箱は本だけで埋まる計算。昔と違って、マンガの類はもうゼロに近づきつつあるのに、この状態。8割、ゲーム関連・攻略本だな……。
ちょっとした古本屋を凌駕する程度の量を誇るゲーム攻略本の中、1割は推理小説、残り1割を占めるのは「あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度」とか「スマートモテリーマン講座」とか冷静に考えるとホントどうでもいい部類の本なんだけど、す、捨てられねェ……。しかも、中途半端に読みふけって荷造りを鈍らせる悪魔のバイブル。荷造り全然進んでねー! あと、エロマンガBOXの整理してたら見つけた安森然の「Release Zero」も捨てられん。フタナリスキー必携。
エロ整理してて気付いたが、何冊かあったフランス書院の文庫が見当たらない。前の引っ越しの時に捨てたような気もする。エロ本というものは、こうして少しずつ「いつの間にか」手元から消え、少しずつ記憶からも消えていくものなんだろうなァと遠い目をしていたら、吉原有紀の「そうかもしんない」を発掘。ヤベーナツカシー
妙にポップでエロスな表紙が印象的だった1冊。
この本も元々そうだったのかもしれないけど、今の時代だったらコレ、オビで尻のところを隠すだろうなー。『レッスルエンジェルス サバイバー』の攻略本みたいによ!
これはもしかすると、子供の頃に「文で読むエロス」の扉を初めて叩いた本だったかもしれん。内容としては、少年が銃を手に入れたのをキッカケに、数々のレイプ事件を起こしていくという物騒な話。特に文章が優れているというわけではないのだけど、被害者側の女の子視点による語りがメインなのがポイント。Libidoの『女の子の仕組み』が好きな人なら多分、大好物。元は「くりいむれもん」シリーズのひとつで、アニメもあったので、多分そのノベライズ……だろう。
今読むと、文中に「やだァ!」とか「なにやってんのよッ!」とか「~でサ」とか、妙にカタカナを多用しているのが湾岸ミッドナイトっぽく見えてきて、「やっぱこの表現古いよな……」と思った直後、自分自身も結構カタカナ使うほうだと気付いてショックを受けたり。カタカナって便利だよナ、アキオーッ!
……荷造り全然進んでねー!
2010年2月 7日
幻想世界の職業FILE

最近コンビニで「伝説の武器防具辞典」とか「幻獣辞典」とか「クトゥルー神話の本」とかが500~600円程度で売ってて、こーいうのが好きな俺は見事に出版社の策略にハマッて、ついつい買ってしまったりしている。このテの本が一番欲しかった中学生の頃は新紀元社くらいしか出しておらず、1冊2000円前後したので手が出なかったものだけど、そういう意味ではいい時代になったものだ。しかも出版社、学研だコレ。手広いなァ……。
この本の特徴は、単なる「ジョブ辞典」で終わらず、幻想世界での就職本みたいな作りになってるところ。例えば「聖騎士」は「聖剣の入手が就職の分かれ目に」とかマジメに書いてある。いや無理だろ。どんだけ狭き門だよ。
職業ごとの説明文に関しては、ゲーム的に一般的なジョブ設定を無難にまとめあげた感じなのだが、ところどころ「戦争時は売り手市場で求人難、それ以外は買い手市場で就職難」とか妙に現実的な書き方をしているのが面白い。
しかし「剣士」とかは数多くのファンタジーで見られるので、こういう本に載ってても納得だけど、「ペガサスナイト」ってファイアーエムブレムでしか見たことねーよ。「砲兵」の説明は「優遇されるが、つぶしは利かない」とか書いてあって、何気にファイアーエムブレム外伝のジェイクさんがディスられてる雰囲気だったり。ドラゴンナイト4のロザリンドも、移動力強化したら手に負えないバケモノになるというのに……。
俺の中学時代のバイブル、富士見文庫の「アイテム・コレクション」は、ひとりの男が闘技場の奴隷時代を生き抜いて冒険者となり、その冒険で得たアイテムを「物語」のエピソードとして紹介する作りが秀逸だった。最後まで読むと、主人公は実はロードス島戦記の「あの人」ということも分かったりして。この職業本も悪くはないのだが、物語風にすることができれば、もっと本としてのデキが良くなった気がする。
昔、ドラクエ世界のアイテムに限定した「アイテム物語」とかもあったけど、ああいう系統の本って、もう需要がなくなっちゃったのかしら。賢者の石が割れて、中から膨大な数のホイミスライムがワラワラ出てくる話とか好きだったんだけどなー。
そういうのは、まず元となるゲームのほうが、副読本が出せるくらい大きなシリーズにならないとムリか……。シリーズを維持するだけでも難しい昨今だと、それ以前の問題なのかもしれん。そもそも攻略本ですら売れてないしな……。
とりあえず俺にできるのは、この孤島ブログで「こういう本って面白いよ」運動でもして普及に努めるくらいだ。
ゲーム系副読本……買い手市場で就職難、と。
2001年3月 1日
この真珠のネックレスも、お前には似合わないんだよ!(by 継母)
『ハイスクール! 奇面組』のDVD-BOXが出ると聞いて、「DVD」という響きがここまで合わない作品も珍しいと思いました。
DVD発売予定表を見ていたら、劇場版のドラえもんもDVD化されるらしいことが発覚。まだ出てないようですが『のび太の宇宙小戦争』は何がなんでも即買い。全作品中、のび太・ドラえもん・ジャイアン・スネ夫・しずかちゃんの5人が、まんべんなく活躍する傑作です。特にスネ夫がここまで役に立っているのは珍しい。主題歌も最高。
話は変わりまして……

桐生 操『本当は恐ろしいグリム童話』(KKベストセラーズ・文庫版)。
まあ、怖いというか「残酷」なんですけど。1巻と2巻が出ているのですが、1巻は「シンデレラ」、2巻には「人魚姫」が収録されていたので結局両方買ってしまいました。両方とも童話の中では好きな話なので。特にシンデレラはかなり好き。「小公女セーラ」と通じるものがあるからでしょうか。
意地悪な継母に虐げられて屋根裏部屋で過ごすことになっても決してくじけず、「おはよう小鳥さん」と窓辺で笑顔で朝を迎えられるような、けなげなところに胸キュン。って、俺は不幸少女マニアですか。
解釈の仕方は人様々なんですが、俺は童話というものは基本的に親が子へ読み聞かせるもの、子はいろんな童話を聞き覚え、世の中の様々なことを学ぶ……いわば家庭版の教科書のようなものと思っています。
学校に教科書があるように、親が子にわかりやすく世の中の物事をやんわりと教えるための「教科書」。まだ善悪の区別すらついていない子供に読み聞かせることによって、ぼんやりとそれを伝える……誰もが覚えるべき事を、勉強という事を気付かせずに、子に学習させることができる……それが童話ではないか、と思ったりするのです。
学校で「算数」の勉強をする時、「5つのリンゴから2つのリンゴを取ったらいくつ残る?」というような形で「引き算」を覚えます。これは「○から×を引く」という事をリンゴに置き換えてわかりやすくしているわけです。「童話」も同じようなもので、童話が語りたいことは全て何かに置き換えられています。子供には理解し難いことを噛み砕いて噛み砕いて、何かに置き換えて置き換えて。結果、仕上がった物語が「シンデレラ」であり「人魚姫」という童話なのだと思います。童話の作者が真に語りたかったテーマを読み解くのも面白いかもしれません。……この本は、やたら深読みしてますけど。
で、この本には「魔法が解けてるのになんで魔法で出したガラスの靴は消滅しないのか」という俺の長年の疑問への、ひとつの解答がありました。童話の「置き換える」という性質を考えれば、なるほど納得です。置き換えられた結果が「魔法」であり、子供にとって、シンデレラがガラスの靴や豪華なドレスをどうやって手に入れたのか、なんて事は知らなくてよいことなのです。

