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2018年11月28日

ドリームキャスト コンプリート ガイドブック

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 今年はドリームキャスト20周年らしい。
 なんかもう最近はゲーム関連だけでもいろいろな物が「○周年」とか言われてて、どれが何周年なのか全然ついていけなくなってきているが、改めて考えてみると、ドリームキャスト20周年……えっ、20年!? ドリキャスのあの頃から!? と焦る。

 ドリキャスは当時コンビニでも販売されていて、あんまり行かないコンビニのレジの奥に1台だけ飾るようにして置かれていて、それを買った。レジの応対をした店長らしき人が「やっと売れてくれた」という感じで安堵の表情を浮かべていたのが印象的だった。あれから、もう20年だなんて……。

 というわけで、そんな20周年に狙いをつけての発売か、「ドリームキャスト コンプリート ガイドブック」。A5 判、208 ページ、税別 2,000 円。1ページ4タイトル構成で、1タイトルにつき画面写真が4枚用意されているのは珍しい。

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 全タイトル、パッケージ画像はもちろん、ディスク盤面の画像まで掲載されていたのは驚いた。
 さらに、「ん……!?」と、よく見ると、パッケージ画像はすべてオビ付きの状態であることに気付く。このテの本はコレクターの協力あってこそ成立するものではあるが、よほどのコレクターを見つけたらしい。

 さらに読み進めていくと、周辺機器はもちろん、かなりの種類が存在した本体のバリエーションや、見たことのないレベルのビジュアルメモリ、当時の広告なども掲載。そして各ソフトの限定版、廉価版までもがパッケージ画像と共に掲載されている。本体バリエーションのページに「コンビニ販売版」も載っていてニヤッとしてしまった。

 特に、廉価版のページはビビッた。当時「ドリコレ」という名称でいろいろなソフトの廉価版が発売されていて、初期はパッケージ画像(説明書)自体がドリコレ仕様として通常版とは違う物になっていたが、後期はコストダウンのためか、通常版のシュリンクの上から「ドリコレ」と書かれたシールを貼るだけになっていた。この本、この「通常版のシュリンクの上からドリコレシールを貼られた物」もすべて掲載している。つまりこのコレクター、廉価版を未開封状態でコンプリートしていることになる。久々に本物のコレクター魂を見た思いだ。

 カタログ系における各ソフトの説明文は本当に最低限のことしか書かれていないことが多いが、この本は、そのソフトにある程度詳しくないと書けなさそうな情報が散りばめられていて、全タイトルの説明文をチェックしていきたくなる。ドリコレ版『ロードス島戦記 -邪神降臨-』はバグが修正されているとか、『インタールード』には、パッケージ絵のキャラが手にイチゴ牛乳を持っているバージョンが限定 2,000 本でランダムに混入されたとか、初めて知ったネタも多かった。

 ドリキャス後期はエロゲーからのエロ抜き移植が多かったが、それらの作品についても、エロ部分以外に PC 版とどこが違うのかを細かく言及していて驚く。「ドリキャスに移植された元 PC ゲー」に特化したマニアみたいな人が参加していないと書けなさそうな内容。


 ・ ・ ・

 最近、ハード別のオールソフトカタログが少しずつ出てきているが、その中でも出色のデキ。
 ドリキャス好きは買わない選択肢はないし、さほど好きでもない人も、持っていて損はない。
 一部、説明文の中で「の」「を」といった助詞や、句読点が抜けている箇所も見受けられたが、このクオリティの前には些細な問題だろう。


 ……あ、最後に。
 ドリキャスと全然関係ない話で申し訳ないけど、このサイトも実は今年で20周年なのです。
 更新頻度の低さと休止期間もあったため、20年分のパワーはないサイトですが、ちょこちょこ改良して、ついつい覗いてしまうサイトにしていければと思いますので、コンゴトモヨロシク……。






[ゲーム関連書籍] | コメント (8)

コメント

何年前からか、もうさっぱりわかりませんが、もうずいぶんと長いこと拝見しております。
ついつい覗いてしまうサイト。これからも愉しみにしています。


投稿者 hidden : 2018年11月28日 22:33

どういう理由でここにたどり着いたか最早さっぱり思い出せないけれど
とりあえず思い出せる古い記憶が痛快マイホームの記事な自分
そのちょっと前のFF10レビューあたりが当時、検索で引っ掛かったんだろうか
ここでヘンなゲームの知識がついた気がしなくもなく(ゲーム関連コンテンツの下のほうを見つつ)
しかしブランディッシュみたいな良作を知ったのもここのお陰なワケで
これからもオレサマ、ナバゴイス、ツイツイノゾク


投稿者 nanase : 2018年11月28日 23:58

DCは持病?らしき読み込み不調を起こしてからずっとオブジェだなぁ……。
パーツ取りしたい人にでも譲った方が良いのかな。
元気な頃はACのフロム繋がりで延々とフレームグライドばかりやってました。

自分の初見は確か今年の2~3月辺りかな? まだ一年経ってないご新規さんですねぇ。
切欠は前にも申したとおり、かまいたち。輪廻彩声のレビューを見たくて検索かけたんですよね。
ネットスラングに染まってなく一般的な言葉で書かれており、必要以上の茶化しや勢い任せの部分が無い上に、
今までずっと見てきたファンだからこその不満点をきっちり且つ丁寧に書かれている所に惚れ込んだ次第です。
サウンド編・ビジュアル編・「ここは変じゃないか?」編は本当に細かく指摘されていて理解しやすく、読みやすかったです。
伸びないピンポン音や印象が変わりすぎた"サバイバル・ゲーム" 時の可奈子、「鍵をはずして眠りに……」の扉を映し続けない事への指摘が特に好みです。
こういう表現・演出方法の機微を理解できる上にしっかり解りやすく書いてる人って、自分が見てきた中ではホント見かけなかったので、真面目に感動すらしました。

普段はくだけていても、真面目な時にはちゃんとした文章をきっちりとした視点で書いてくれる人、と言う個人的に非常に厚い信用を勝手に感じてちょこちょこ覗くようになった次第であります。
こちらこそ、コンゴトモ ヨロシク…(一応、初代の小説からのメガテニスト)。


投稿者 avoN : 2018年11月29日 03:04

自分はずいぶん前にブランディッシュの攻略目当てに来たおぼえがありますね。
今読んでも楽しい読み物ですあの攻略は


投稿者 Anonymous : 2018年11月29日 14:51

このHPきっかけでGBAのかまいたちの夜買いました。
現役のDSliteで遊んでます。


投稿者 atatata : 2018年11月30日 00:57

> 皆さん

ありがとうございます。
特に、今でも『ブランディッシュ』はマイベストゲームなので、
1人でもこのゲームの良さを広められたのなら恐悦至極です。
ファルコムよ、軌跡軌跡言ってないで、目を覚ましてくれ……。


> 痛快マイホーム

懐かしいですね。ああいう勢いを持ったマンガが今の時代には足りない……。
……ああいうマンガばっかりになったら、それはそれで危険なんですけど。


> 輪廻彩声のレビュー

ありがとうございます。
そこまで言って頂ける人が1人でも居たならば、書いた甲斐があったなぁと思います。

最近は、たとえ内容が事実であっても、「否定的なことが書いてあるレビュー」というだけで不快感を示す人が多いようなので、
ゲームのレビューも難しい時代になってしまったなと感じます。


>GBAのかまいたちの夜買いました

シブいチョイス!
ハードスペックを考えると、GBA 版『かまいたち』はホントよくがんばってると思います。


投稿者 夢崎(管理人) : 2018年11月30日 02:31

こんにちは

はじめましてです。
RSSリーダに登録し、更新があるたびにたのしく読ませていただいております。
私はファミ通の【『マインクラフトXbox360 edition』珍物件探訪】
https://www.famitsu.com/news/201206/29017109.html
を読ませていただいて、とてもおもしろい記事を連載していただいていて、
興味をもたせていただきました。

私はマインクラフトはやったことないのに、この連載があまりにもおもしろくて、
筆者を検索しちゃいました。

これからもおもしろい記事を書いてください。


投稿者 pop : 2018年12月 1日 14:52

> pop さん

コメントありがとうございます。

「珍物件探訪」は、書くだけでなく、事前に何らかのネタ(建築物)を作らないといけなかったので、
労力がスゴすぎた仕事ではありました。友人の協力あってこその物でしたね……。
わざわざ検索までして来てコメントして頂いて、ありがとうございます。
好意的に見てくれている人がいるというだけで励みになります。

あと、この記事に限ったことではありませんが、笑わせようとする系の文章は
pop さんのように「おもしろかった」と言ってくれる人がいる反面、
人によっては、笑えない、ウザい、幼稚、余計、不快、などと感じられてしまう場合もあり、本当にサジ加減が難しいなぁと感じています。
あらゆる年齢層にまんべんなくウケつつ、誰も不快にしない笑いを常に文章に落とし込める力が欲しいなァ……。


投稿者 夢崎(管理人) : 2018年12月 1日 22:39

コメントしてくれるのかい?


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