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2011年10月 2日
阿佐田哲也/原 恵一郎『凌ぎの哲 バクチ麻雀地獄寺!』上・下巻
「麻雀バクチ列車編」に続いて、権々会編こと「バクチ麻雀地獄寺編」も、いつの間にかコンビニ本で刊行されていた。
「バクチ列車編」の前の話なので刊行順が前後しているが、なんでこんな順なんだ。
試しに「バクチ列車編」出してみたら評判良かったとか、そういうことなんだろうか。
何にせよ、これで『凌ぎの哲』の単行本未収録分をすべて読むことができた。
未収録部分ではないのだが、やはり見所は中盤のタンクロウの戦い。
イカサマ技を含めた実力で言うならトップクラスで、最後まで残ってもおかしくないキャラでありながら、麻雀外の反則攻撃により、敗退を余儀なくされる。
しかしタンクロウの退場シーンは、このマンガでも屈指の名場面だ。
途中、何があろうと、どんな卑怯な手を使われようと、負けたという結果に殉じる。
麻雀ではイカサマも使うのに、結果にはゴネない。
奇妙な男らしさとでも言うのか、負けて退場していくキャラなのに、鮮烈に記憶に残る。
これは漫画ではなく劇画だと思い出させてくれる。
それはそうと、飛び甚の息子・ゲンは開始当初と終盤で顔つきも性格も違いすぎるのだが、もしかして、あの展開は当初は予定していなかったんだろうか。
いくら本性を隠している役どころとはいえ、ジャイアンとキレイなジャイアンくらいの差があるので、改めて最初から読んでみると気になった。

© 原 恵一郎
左が登場時のゲン、右が完結間際のゲン。
ちなみに左から右になるまで、作中では3日経ったかどうかという……
あと、昔、雑誌をチラ見した時に、二度と牌を握れなくなった先代・飛び甚がラーメン屋をやっているシーンがあったような気がするのだが、
雑誌掲載時から色々とカットされていたりするのだろうか。
バクチ列車で完結していたと思っていたが、まだ未収録分があるのか……?




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