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2011年10月10日

ICO公式ガイドブック

表紙

 PS2 の『ワンダと巨像』の本と判型が似ていたので、こっちも中身は PS2 版の本の焼き直しかと思っていたのだが、よくよく考えたら、PS2 の頃に出ていた攻略本はソフトバンクのみだったので、エンターブレインからは初単行本となる。Amazon ではしばらく品切れが続いていたが、今はもう普通に在庫があるようだ。「わざわざ本屋に探しに行ったけど質問ある?」状態。

 144 ページと薄めだが、判型の大きさもあって、画面写真の見応えはある。PS2 版のソフトバンク本は 96 ページで判型も小さかったが、価格は同じ 1,400 円(税別)。最近の攻略本事情を考えると、結構がんばっている感じは受ける。今の相場でこのサイズとページなら、余裕で 2,000 円コース。

『ICO』は特にそうだが、攻略本を必要とするほど難解なゲームでもなく、仮に詰まったとしてもネットで調べればクリアまではラクラクなので、そういう意味では完全にファンアイテム。巻末のインタビュー6ページと設定資料 15 ページに、どれだけ価値を見い出せるかだろう。

 インタビューでは、やはりリマスターとは言ってもそのままではなく、結構手を入れていたことが分かったり、元のムービー部分は低画質すぎて使えなかったため、同じ動きを撮影し直して、見た目が同じのムービーを作ったなどの興味深い話も。そ、そうだったのか……。

 インタビューは6ページながら技術的な部分にも迫る濃い内容で、個人的には満足。でも今は、ゲームの攻略本に 1,400 円出す層って絶滅危惧種なんだろうなと思うと、「ああ、俺はあと何冊、好きなゲームの攻略本を手に取ることができるのだろう」と「少年期」の歌詞っぽく思ったり。

 とりあえず今は、新品の攻略本の紙のニオイと手触りを思うさま堪能することにしよう。
 みんなも普通クンカクンカするよね?

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