« 北米版『キャサリン』は別実績? | メイン | 『Dark Souls』アジア版発売決定 »

2011年6月17日

『アリス マッドネス リターンズ』超手抜きインプレッション

 日本では7月 21 日発売だが、海外では先日発売。日本語版が発売される以上、わざわざ海外版に手を出す理由はないのだが、アジア版が妙に安かったので買ってみた。

01
FF にありそうな景色

 海外版で英語なのでストーリーを完全に把握とは言いがたいけれど、現代風の街並みに住む現実世界と、狂った世界「ワンダーランド」を行ったり来たりするようだ。よくわからん人に説明すると、

虎みたいなチェシャ猫「このイカレた世界へようこそ」
アリス「まともな奴ほど Feel so bad」
虎「ゆっくりしていってね!」

 だいたい、こんな感じ。


■残虐ゲームかと思いきや、実は割と普通な 3D アクション

「ゲームの感覚として、何に一番似ているか?」と聞かれたとしたら、意外にも『ゼルダ』に近い。左トリガー押しっぱなしで敵を注視してターゲットが外れないようにして攻撃したり、遠くにあるスイッチを飛び道具で狙ったり、爆弾セットして道を通れるようにしたり、小人化して小さい穴を通ったり。『ゼルダ』ほど考えて解いてる感はないのだが、サクサク進むのでテンポは良い。

05
近接攻撃は包丁。
日本語版だとどういうネーミングになるのかは知らないが、
この海外版ではボーパルブレードになっている。
敵を倒すとお金じゃなくてを落とすのだが、これを集めると武器を強化できる。


04
大きい胡椒瓶だけど、手元でグルグルまわすとガトリングガンに。
主に包丁とこれで戦っていく。
回避行動をとると、アリスの体が大量の蝶に変化して飛び散ってまた戻る。カコイイ。


 最初から二段ジャンプが可能なことと、落下速度を緩めるホバー着地のようなものも使えるので、序盤からステージを飛びまわれる気持ち良さがある。前作『アリス イン ナイトメア』同様、原作である「アリス イン ワンダーランド」のストーリーやキャラ・世界観は相当ダークにアレンジされており、精神を病んだ人間が見る夢みたいな状態になっているのだが、そんな「ハイセンスに悪趣味」な狂ったステージ景観も、飽きさせない一因になっている。


■ボリュームはある……のか?

 区切りがつけにくいのでズルズルとプレイしていたのだが、とりあえず第1章はスゲェ長い。「なんか、えらい長いな……章の区切りっぽいのもないし、さっきから実績も全然解除されないけど、難易度ノーマルだから章ごとのクリア実績はないのかな。そろそろ3章が終わったあたりだと思うんだが……」とか考えてた時に「ワンダーランド第1章をクリア」の実績が解除されるくらい長い。実績リスト調べてみたら、少なくとも5章まではあるようだ。2章以降が短い可能性も捨てきれないが……。


現在配信中の、ドレス&武器パック DLC の中身紹介動画。
そんなにエロいというほどのものはないが、いろいろと特殊な性能が付加されているらしい。
武器にがあるのが気になる。
160 MSP と安いので、これは買ってしまいそうだ……。


■おまけの前作

 前作『アリス イン ナイトメア』がそのまま遊べる DL コードが付いているのだが、これは日本語版でも中身は英語らしいので、ストーリーをちゃんと知りたい人は日本語の PC 版を買ったほうがいいだろう。

 変な薬でアリスが覚醒モードに入ったあたりまでやってみたのだが、顔がすごいことになっていた。

04

 こ、これは確かにナイトメアだわ……。ちょっとマイケル・ジャクソンに似てなくもない。

04


 こっちはタイトル画面の、今作のほうのアリス。エプロンの血が気になるけどマジ天使。前作も同じく血のついたエプロンだったのだが、もしかしてこれ血じゃなくて、こういうデザインなのか?

■男の礼儀

01


 暗黒空間確認。中は作られておらず、残念なことになっている。

01


 ステージが進むと衣装が変わったりするので念のため覗いておいたのだが、何か……黒タイツの向こう側に……白きエデンが……見えないか? 次の衣装替えという燃料を胸に、俺のアリスは再び狂った世界に旅立つ……第2章へ。

 しかし「俺のアリス」とか言うとアレだな。

adbar
adbar
adbar
adbar