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2009年4月 8日

THE LAST REMNANT

1000
ゴゴゴゴゴ

 発売から5か月。
 痛恨とも言える2周目のミスと、HDDの導入が遅かったことで随分時間がかかってしまいましたが、ようやく3周目で『ラストレムナント』の実績が1000になり申した! お美事! お美事にござりまする!

 どうやら世間一般では『ラストレムナント』は、あんまり良いゲームとは評価されなかったようですが、個人的には久々にRPGの楽しさを感じさせてくれた1本でした。サガチームの作品だけあって、システム面は説明不足にも程がありましたが、『アンリミテッド・サガ』の「マップ上の移動方法がわからない」とか「HPの回復方法がわからない」というほどではないので安心して!

 ひとつ、『ラストレムナント』というゲームを通じて感じたことは、まずネットがなければ投げ出していたんじゃないだろうかということ。情報なしで始めると戸惑う要素が満載で、ネットで調べてみると「ああ、やっぱりみんなも同じような部分に悩んでるのか」ということが分かる。そんな中、誰かが突破口を開いてくれて、それをキッカケに他の人が別の要素の突破口を開いていく。そんな、手探りもいいとこの攻略をしているうちに「このゲーム、ある程度システムを理解すると超面白くね?」ということにポツポツ気付き始める。

 もちろん、これは「ユーザーが挫折せずに検証を続けた結果」なので、ゲームの作りとしてはほめられた部分ではないのですが、昨今ヌルくなったと言われるRPGで久々のサガテイストを感じるほどの不親切っぷりで、往年のファンはヘヴン状態だったと思います。多分。

 もうひとつはネット上の攻略wikiと攻略本は共存できるということ。
「ネット上の攻略まとめwikiが充実しすぎてて、攻略本を買う意義が薄れ、攻略本が売れなくなっている……」というのが最近の攻略本事情ですが、上で書いたように、『ラストレムナント』はネットでのユーザー同士の情報交換、攻略wikiの充実といったことは他のゲーム以上に激しく行われていたにも関わらず、攻略本の発売日を待ち望む人がかなり居ました。そう、本の定価が3,000円近くしても……です。

 クリアするだけなら、わざわざ本は要りません。割と適当にやってても多分クリアはできます。しかしクエスト制覇や実績1000を目指しつつ、RPGの楽しみ方のひとつである「俺のこだわりパーティ」作りとかし始めると、情報が全く足りませんでした。画面上に出ない隠しパラメータの類が多いこともありますが、単に何でもかんでも隠したら面白くなるのかと言われるとそれは絶対NOで、その隠れた部分をプレイヤーが「すっげぇ気になるー!」ことが大事。そのへんの作り方が絶妙だったのではないかと思います。やや旧世代の作り方で、今だと「不親切」と言われても文句が言えないレベルですが……。

 もちろん、隠しパラメータだけでなく、アイテムや仲間、ダンジョンマップとレアモンスターの出現場所など、データ量が膨大なため、「まとまった本が手元に欲しい!」と思うんですよね。読んでるうちに結構誤植も見つけちゃいましたけど……。重要な誤植については公式にお詫びが出てるので、本買った人は要チェキ。

OCG
もはや戦友……数々の付箋が戦いを物語っている


 おそらく最大の不満点に挙げる人も多いであろう、「キャラクターひとりひとりへの細かい指示ができない」点は、やってるうちに「これは、このゲーム最大の個性だ」と思いました。最大で18人居るので、5-5-4-4とか4-4-4-3-3とかのパーティに分けて戦うことになるのですが、18人ひとりひとりに指示出してたら1ターンごとのコマンド入力が大変だし、パーティごとに「大まかな指示」しか出せないのは正解だと思います。この「ある程度、仲間の判断に任せることの危うさ・面白さ」っていうのはファミコン版『ドラクエ4』のAI戦闘的な感じかな……? あ、クリフトは別な。

 指示コマンドを理解するまでは「回復したいのに、思い通りに回復の指示が出せない!」ってことや、1ターンに5つ出現するコマンドの中から選ばなければいけないため「運ゲー」と言われることもありましたが、実は「○○の状況の時にHPが○%以下」とか、コマンドはほとんど出現条件が決まっているので、よく使うコマンドだけ把握してしまえば、ほぼ思い通りに指示できます。

 とりあえず覚えておかないとイカンのは……

・「回復系のアーツを覚えているはずなのに、この状況でなぜ回復コマンドが出ない!」という場合……薬草系アーツは、使用するアイテムの数が底を尽きている可能性がある。回復魔法系アーツは、サイレス状態のため魔法が使えない状態にある可能性がある。

・「HP回復にまわれ」「急いでHPを回復だ!」は、自分のパーティだけの場合と他のパーティも回復できるのと2パターンある。画面上部に出るコマンド説明文で判断。

・「救助しろ」は、壊滅したパーティを蘇生した後、自パーティのHPが減っていたら自パーティも回復する場合がある。つまり自分のパーティも危ない時は、自分のとこを回復してから蘇生に向かうより、イチかバチか危険な状態のまま救助に向かったほうが良い場合が多い。

 なお、「救助しろ」自体をインターセプトで邪魔される場合があるが、すでに敵とロックアップしている自パーティがロックアップを解除して救助に向かう場合、100%成功する。

・「魅了から無理やり解放!」のコマンドは、蘇生できるキャラがいないと出現しない。

・1ターン目に必ずカーズを使ってくる敵に対しては、1ターン目に全パーティ極力待機して、被害を最小限に食い止める。

 ってことくらいでしょうか……。

 一手のミスが大惨事に繋がる重要なボス戦とかで、たまーに「回復はいいけど、そっちよりこっちの回復が先だろ常識的に考えてー!」というようなこともありましたが、この「ままならなさ」も、「だが、それがいい」とか思うようになっている自分がいるんですが、これもう調教済みですかね?

 他にも、陣形ひとつでこんなにも変わるのかってことがありますので、勝てない場合は陣形揃えるのに奔走したほうがいいかもしれません。罠としては、チート並の攻撃力アップを誇る「龍撃陣」は物理防御と魔法防御がゼロになってしまうため、最大ダメージに挑戦する時とか以外はやめといた方が吉です。

 あと、攻略本はダウンロードコンテンツに関しては全くサポートしていないため、ダウンロードコンテンツで取れる陣形などは載っていないのですが、そんな、載ってない陣形「ゾディアックフォール」がオススメ。全体のバランスが取れているというか。しかもこの陣形、なぜか1人にすると全ステータスがやたらアップするので、バトルランク上げまくってHPだけは有り余ってる人なんかは、1人パーティ×5という斬新な戦法も。実際、これでラスボス撃破した人もいるとか。どんだけフリーダムなんだこのゲーム。

 システム面はかなり荒削りだったため、細かくチューニングしていけば、まだまだ面白いゲームになる可能性は秘めています。結構な酷評も聞くので、もう難しいかもしれませんが……俺は続編待ってるよ!


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