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2003年9月10日

伝説の剣豪

 かつて巌流島で決闘したと言われている二人の剣豪、宮本武蔵と佐々木小次郎。
 両者ともに実在の人物であるということと、「二天一流」……いわゆる「二刀流」の使い手・武蔵と、「物干竿」と呼ばれる長刀を操り、恐ろしく素早い動きで刀を斬り返す技「燕返し(別名・虎切)」を得意とする小次郎。この2人は非常に「絵」になるわけで、今までに様々なマンガ・小説で題材にされています。

 有名な巌流島での決闘の真実は、実は結構あやふやなものだったりするのですが、大抵は武蔵が勝ち、小次郎が負けたということになってます。そして、武蔵は老け顔(または骨太な体格、ヒゲなど)、小次郎は ほぼ確実に美形で描かれるのもまた面白いところです。

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上は、青山剛晶の『Y∀IBA』より、武蔵と小次郎。こういった風貌で描かれることが最も多いです。

 さて、武蔵と小次郎といえば、最近のマンガでは、井上雄彦『バガボンド』が有名ですが、ここであえてこれを紹介したい!

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 作:鍋島雅治 画:檜垣憲朗 『真説 佐々木小次郎伝!! 大江戸ジゴロ』(日本文芸社)。
ハッキリ言って本屋で見かけてタイトル買いしたんですが、読んでみたところ、ちょっとアレな感じでしたので、是非、御紹介してみたく。

 大まかなストーリーとしては「巌流島での決闘は、実は小次郎の方が勝っていた」って観点で進むんですが、宮本武蔵がスゴい悪役。

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 これ。これ宮本武蔵。もう、武蔵ファン卒倒。『バガボンド』でも武蔵は野性的な男として描かれていますが、こっちはもう獣。ヤバイ。吉原に乗り込んで嫌がる遊女を押し倒したり、敵をあざむくために自分の部下を平気で真っ二つに斬ったりと、やりたい放題。最近は悪役キャラも好まれるよう、悪役にも悪役なりの背景が描かれたりするもんですが、この武蔵は超わかりやすい悪役。

 小次郎は女好きという設定で描かれることが多いことと、一応、掲載誌が掲載誌だけに、ちょっとやらしいシーンもあります。ナニについてはPC-98時代のエルフばりに消しが入ってますけど。

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そっちかよ。

 現在2巻まで出てますが、小次郎がドラゴンの聖剣手に入れたり、魔王みたいな人が出てきたりで、微妙に先が気になる展開。なんつーか、このマンガ読んでると『痛快!! マイホーム』思い出すんですけど……。


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