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2002年1月16日

そして伝説は幕を閉じる

 今週号のコミックバンチで「痛快!! マイホーム」が最終回を迎えてしまいました。既存のマンガ雑誌における「読者アンケート至上主義」ではなく、「ある程度、作者の好きなように描ける」というスタイルをウリとして打ち出していた雑誌だけに、残念な結果です。

 ていうか納得いかねー!! 面白さで言うなら、にわのまことファンの方々には悪いですが「ターキージャンキー」の方が……あ。

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…閑話休題。

 いや、たしかに! たしかに「痛快!! マイホーム」、ちょっとアレなところもありましたけども! 間違いなく、これから本当に面白くなる方向へ向かいつつあったはず。何より、今時のマンガのような洗練されたウケそうな絵では無いし、第1話を見た時はホントにビックリしましたが、逆に、それだけのインパクトがあったからこそ、キャラたちは非常に記憶に残っているし、似たりよったりの絵で中身が薄く、ほとんど絵の可愛さ、綺麗さだけでもっていくマンガが多い昨今、強烈な個性を放っていたと思うのです。マンガは、絵じゃない。変な例えですが、「絵が綺麗なだけのエロマンガに何の価値があるか?」みたいなもので。

 どれだけ読者を惹きつけられるか。ドキドキワクワクさせるか。そのためには手段は問わない。それがマンガ。その点、「痛快!! マイホーム」は、まさに「これから」が期待できる作品でした。ただでさえ他には類を見ない「住宅セールス」というジャンルに加え、このマンガ独自の見所となりつつあったプレゼン対決。そして後半、家の設計に対する異常ともいえる発想が実にマンガ的で面白く、正直な話、1つのマンガとして見ても、バンチの中で一番面白かったですよ。

 そりゃあバンチには「蒼天の拳」「Angel Heart」「山下たろー」といった看板作品はありますが、基本的には前のマンガを知ってるからこそ面白く感じる要素が大きく、レースマンガの巨匠でありながら、全然畑違いのジャンルの、全くのオリジナルで新世紀に挑んだ「痛快!! マイホーム」は、昨今の「二代目マンガ」ブームに核弾頭をブチ込んだと言えます。いや、あの第1話は読者にも核弾頭ブチ込みましたけど。とにかく、バンチは現時点で最もフレッシュかつアンビリーバブルな作品を自ら絶ってしまったわけで。ええい、編集者の目はフシアナか!!

 たしかに前号から始まった「報復のムフロン」は今風の面白さで、読者にもウケがいいだろうし、実際、先が気になる。「リプレイJ」も気になる。そして「痛快!! マイホーム」亡き今、俺の中で筆頭に立った「男たちの好日」も気になる。しかし。なんだろう……この、胸にポッカリ穴が空いたような気分は……。毎週火曜(熊本では水曜ですが)が、もう、楽しみじゃない……。

 全話数がちょうど20、1巻は10話掲載されていたことから、あと1冊はコミックスが出ると思われますが、2巻が発売され次第、追悼企画を行いたいと思います。……最後の望みは、あくまで「第1部完」であること。

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 俺は、第2部を本気で待っている!


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