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2001年1月22日

夢崎先生のホームルーム

「『なんで勉強しなきゃいけないの?』と質問する子供が増えています。」

 最近、メシ食べてる時にテレビつけたら8割方このニュースやってて、「何、これ最近流行り?」とか思いながらも最後まで見てしまうんですが。大人の中には「子供はそんなこと考えてないでおとなしく授業受けていい点取ってりゃ良いんだよ」とか言う人もいそうですが、俺としては「何故しなきゃいけないか」と考えること自体は積極的で良い事だと思うんですよ。何の疑問も持たずにロボットみたいに勉強してる奴よりは。

 でも残念なことに、テレビで小学生がほざいてたのはこんなこと。

「漢字を勉強しなくても ひらがなだけでも意味通じるからいいじゃん?」

 ダメだよそんなこと言っちゃ! バカ丸出しだよ! そんじゃテメェ、「きしゃのきしゃがきしゃできしゃした」って平仮名で書かれて意味わかるかオオー!? 「貴社の記者が汽車で帰社した」って漢字で書かないと分からんだろうがッ! 日本語ナメんな! 次ッ!

「電卓あるのになんで自分で計算しなきゃいけないの?」

 じゃあ君は常に電卓を携帯すること。次。

「パソコンとかあるのに、なんで漢字覚える必要があるの?」

 いい質問だと言いたいところだけど、どの漢字がどういう読みをするのかわかってないと、さすがのハイテクコンピュータでも勝手に変換してくれないんだ。顔洗って出直してきてねファッキンアス。

 と、そんな感じで、残念ながら問題外の奴らばっかりでした。その番組でやってた『なんで勉強しなきゃいけないの?』親の回答第1位は「あとで後悔するから」。……この回答の意味は、実際に大人にならないとわからないだろうなぁ。子供からしてみれば「なぜ後悔するのか、どういうレベルの後悔なのか」を納得できる説明がないと全然効果ないですな、この言葉は。それに対する子供の回答。

「後悔したと思わなければいい。後悔したらしたでその時になってから勉強すればいい」。

 ごもっともなんだけど、すでに大人の大半が後悔しており、自分と同じ道を歩ませたくないのが子供を思う親の気持ちなワケで……と春日恭介ばりの歯切れの悪さで答えるしかない。

 あと「60歳くらいになってから勉強しても遅くはない。今は遊んでいたい」って言ってた子もいたけど、その頃には記憶力が低下しまくってて勉強するのに苦労するぞ。若い頃ってのは円周率を覚えようとしたり、割と無駄に記憶力があるんで、その時にいろんなこと吸収して覚えた方が後々ラクなんだ! 遊びたいのはヤマヤマだし、友達と遊ぶことでしか学べないこともいっぱいあるから、遊びも大切だけどな! ていうか60歳まで生き延びるのに勉強が必要なんだっつーの!

『なんで勉強しなきゃいけないの?』
 実はこれ、俺が小学生の頃に、しきりに思ってた事なんスよ。いや大抵の人が思ったことかもしんないけど。俺は相当しつこかったようです。親に言わせると。具体的には「勉強」ではなくて「ある特定の科目」だったんですけどね。

 それは数学。小学生の頃は「算数」ですね。マサオ君がヒロシ君より5分遅れて家を出ようが、マサオ君は時速20km、ヒロシ君は時速10kmだろうが、マサオ君がいつヒロシ君に追いつこうが、そんなのどうでもいいわけで。サインコサインラブサインだのルート16ターボだの「将来まず使わないものは勉強する必要なし」という考えを持ってたわけですな。これは基本的に今と変わっておりません。

 ……正確には、「役に立たない知識も覚えてて損はないけど、そんなことより先に覚える必要がある事がいっぱいある」って感じでしょうか。その割には漢字はやたら好きで、真っ先に「薔薇」だの「醤油」だの必死で覚えてたんですが。

 実際社会に出てみて、必要だと感じたのは漢字と瞬間暗算力。それと、何よりも「人と接するときの人あたりの良さ」が最も勉強するべき事のように思います。領収書を書く時、名前を言われてすぐに漢字で書けるか。レジを打ちミスった時、瞬時に間違った分だけを訂正してすぐに復帰できるか。そして何より、言葉遣いは正しいか。相手に不快感を与えていないか。……まあこれはサービス業に限ったことかもしれませんけど。あと、字がキレイだとやっぱり印象良いですね。

 これは非常に稀ですが、時には英語も必要です。日本にいても。お店に外人さんが来るんですな。堂々と。向こうの言葉で。そんな時、英語で喋って対応できたらカッコEじゃん? 俺が書店で働いてた時の出来事なんですが、恥ずかしながら身振り手振りを加えつつ、思いっきりカタコト英語でした。

 外人さん、何か「バトリー、バトリー」と言っているのですが、店員誰もが何を言っているのか分からなく、(バ、バトル? 殴り込みか? やんのか?)とか思いを巡らせたものの、その外人さん、困った風な苦笑だったので「それは無いな」と消去、ふと俺が「もしかしてバッテリー?」と言いながらジェスチャー加えると、どうやらそうだった様子で、その場所から電池が置いてあるレジ前に向かって

「あー……ス、ストレート。ディスロード、ゴー、ストレート」

とかワケのわからないことを言っていたわけで。「この通路をまっすぐ行ったところですよ」と言うのがこんなに難しいなんて。バカバカ俺のバカ! でも本屋に電池買いに来んなよ。売ってるけど。

「学校の勉強は必要だが、部分的に不必要なものもある」というのが俺の結論。あと、これからは授業でインターネットの事を勉強させるべきです校長。それこそサイト巡回に始まって、自分のホームページ制作、JAVA、そしてアングラ。「先生! なんかウィンドウがいっぱい開き始めたよ! 先生! ああっ!」とかいう生徒を丸めた教科書でポカリと叩き、「バカだな、マサシ。あれほど言っただろ、勝手に開くウインドウを自動的に閉じていってくれるツール使え、って……。」理想的な授業風景。

 それでは突然だが学校で習う主な教科をランキング形式で批評していきたい!

 第8位、美術・音楽。
 これらの芸術面教科は「習う」というよりも基礎的なルールを教えてもらうだけで、あとは本人の持つセンスがものを言うため、学校の授業はあまり役には立たない。将来、それ方面を目指す人たちにとっては「自主的に」最も力を入れるべき教科。

 第7位、理科。
 研究者志望でも無い限りは、中学前半くらいまでの基礎知識で事足りる。元素記号、マジで使わんなぁ。でも無人島でサバイバル生活したい人は必修科目。あと、前にバカボンの歌の影響で本気で太陽は西から昇るものだと思っていた人がいた。

 第6位、数学。
 本当に必要なのはやはり中学前半くらいまでの数学で、それ以外は頭の体操にはいいかもしれないが、実際に社会で使うことは皆無と言ってもよい。3ケタの計算を全て瞬時に暗算できるとか、そういう技能の方が役に立つ。

 第5位、社会。
 日本史と世界史があるが、これは交互、もしくは同時に勉強すべき。○○年、日本ではこんなことがあったが、その頃、世界では……といったザッピング授業希望。その方が頭に入ると思うぞ。マニアックな出来事はどうでもいいが、誰でも知ってるレベルの事は確実に覚えておくことと、今現在の社会情勢にも気を配ること。「現在」も歴史のひとつなのだ。

 第4位、体育。
 ある程度体を動かす事は絶対必要。「文武両道」という言葉があるが、実際、両方バランス良くやってる人のほうが成績も伸びるらしいぞ。体作りのためにも、成長期には疲れ切るほど体を動かして御飯をバクバク食べるのが良い。体の基礎は成長期に大体決まってしまう。

 第3位、英語。
 昔は「自国の漢字や言葉遣い、文章の読み取り以前に他国の言葉を勉強しだすとは何事か」とか思ってたものだが、こうも時代が変わってくるとさすがに必要。海外サイトは蜜の味ですものホホホ。むしろ国語と同時進行で覚えるべき。ただし「俺は将来、田舎でトマトを作りたい」という人は免除。

 第2位、国語。
 どうにもこうにも、ダントツで必要。人との会話に始まり、書類関係では漢字の使用を余儀なくされる。社会に出て最も早く必要になる分野。謙譲語とか、あのへんは一番大事かもしれん。

 最近はワープロ等の漢字変換に頼る人が多いためネット上で誤字をよく見かけるのだが、コンピュータを扱うのはあくまでも人間であって、コンピュータが発達して人間があまりしなくてよくなったのは文字を「書く」ことくらい。漢字を「覚える」ことは依然として必要なまま。頼むから「以外」を「意外」、「確率」を「確立」と誤変換するのはやめてくれ。ネット上でよく見る誤字の1位・2位。

 しかし古文と漢文は必要性薄いかも。今から楔形文字を勉強するようなものだし。俺は漢文のひねくれた読ませ方が大嫌いなんだッ! 素直に上から下に読もうぜ。途中で戻ったりせんで。

 第1位、保健体育! 以上!






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